…と思いつつ、僕も自分の「あの頃」について書きます。
あの頃、僕はもう東京に住んでいましたが、親兄弟や友人の多くは関西在住でした。
連日悲惨極まるニュースが届き、藤岡弘さんはヘリを飛ばして救援物資を運びました。
関西人であり神戸にも友人の多かった畑澤にも「何か出来る事はないか」と考え…その頃放映が終わったばかりの「ブルースワット」に出演されていた土門廣さんのチャリティトークショーを行いました。

土門さんとは「仮面ライダーZO」のイベント等でご一緒させて頂いていて、優しく、男らしい、役そのものの人柄の方で、この企画も快諾してくれました。
既に震災から2週間以上経っていましたが、まだまだ震災の傷跡は生々しく、会場に集まった皆さんを、声を枯らし、涙を浮かべて励ます土門さんの横顔を思い出します。


土門さんと一緒に、「ブルースワット」のヒロイン、サラを演じた白鳥由香さん、スミレ役の干潟智子さんも参加してくれました。
震災の事を思い出す度に土門廣さんを思い出します。
もう俳優を引退されたようですが…。
このイベントの関西の方の主催を買って出てくれた友人はこの数年後、若くして亡くなりました(震災が原因ではないですが)。
その友人もそうでしたが、苦しい時こそ笑っていようと、いつも、笑顔を絶やさないのが関西人ならではでした。
イベントも、終始笑い声が絶えない、楽しいものになりました。
東京直撃地震が来る来ると言われて久しいですが、あれからも各地で地震による被害は絶えず、今も不安を抱えて過ごしている方々もいらっしゃるでしょう。
今、こうして自身も親兄弟も家も無事で居られる…そんな「当たり前」に感謝!
しなきゃだよね。ホントに。