
松本零士先生&牧美也子先生宅に新年のご挨拶に伺いました。
昨年から進めようとしている松本先生原作の某プロジェクトの方向性の再確認…に行ったのですが、その話はほんの10分、あとは延々3時間近く関係ないお話が続きます。時事ネタ(?)である映画「ヤマト復活篇」の話も。
やはり自分の原作でないとされたモノに佐渡酒造やアナライザーがそのままのデザインで出る事に対し、寂しい想いはあるものの恨みや憎しみはない、と仰ってました。西崎プロデューサーには(カネももらってないが)長年の夢であったアニメ製作に関わるキッカケとなったから今も感謝している」とも。
近年の松本先生に対する世間の風評は必ずしも好意的なものではないですが、先生は昔から今も変わらず”日本男児の鏡”であり”サムライ”であり…そして”夢の伝導師”であります。
またまた自分語りになりますが、15年ぐらい前、突然訪ねて来た名も無き貧乏な若者(今も名も無き貧乏な中年ですが)に対し、昨日と同じように3時間から時間を取って、いろいろ話してくださいました。「オタクである事を恥じるな、オレは元祖オタクだ」という言葉にムヤミに励まされたり、夭折した自分の恋人の話をしたら(思えば初対面の大先生に何を話してるんだ?)「遠く時の輪が接する処でまた必ず会える」という名言を頂きもしました。

数年後、先生には僕がプロデュースを担当した「カオスギア」というカードゲームのイラストを描いて頂きました。
「普通(こういうパート担当みたいな仕事はしないんだけど」と言いながら…。
その後もOVA「クィーンエメラルダス」(これも最初実写企画だった)等でお世話になったりするんですが、いつも、今も、お訪ねする度に何時間もお話を聞かせてくださいます。
話題は「もう何回も聞きました」(笑)という話から、まったく初めて聞く(書籍などでも読んだ事ない)話まで。
自分一人で聞くのは勿体ないんですが、ココでは書けない話なんかも。
「自分は自分、他人は他人、されど仲良し」
…という言葉が、改めて胸に染みました。「(この業界での)他人の成功を喜べ、羨むな」という言葉と共に…。
松本先生の話はまだまだあるのですが残念、文字数がつきました(^_^;)
今年中になんとか松本零士企画、実現させたいです!