ヴェッカー回帰線 「D-02からシグナへ」 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

昨日(今朝)仕事以外の事を書きます、と書いたばかりですが、今回はちょっと久しぶりに「ヴェッカー回帰線」。

今日は1日時間が空いたので、朝から「ヴェッカーD-02」の残り2話から「シグナ」全話を見直してました。

なんか後ろ向きな気がして、あまり自分の作品を自分で見直さないんですが…


通してみると、これがけっこう「面白かった!!」


俺、自分でやってなかったら絶対ファンになってます!!イベントとかにも行きまくってます。

俺らと皆さんの違い(?)ってこれ(作り手か否か)くらいなんですよ。


ついでにまだ時間があったので(昨日「声フリ」したばかりだし、「声優ドラマシリーズ DSE」も何本か見ました。

ウイウイしい宮崎羽衣さんと後藤沙緒里さん主演の(そしてひそかに「ライブマン」の森恵さんが出てる!)「硝子のファンタジア」、と森田成一さんが脚本から協力してくれた「GIFT」が(客観的に観て)印象深かったです。


畑澤作品好き(?)の方にお勧めはクライムアクション「ACSESS(アクセス)」。井ノ上奈々さんと稲村優奈さんが声優とは思えないアクションを繰り広げる快作!です。


まだネット上とかには売ってるかもなので、興味ある方は探してください。


話は戻って「ヴェッカーD-02」。いろいろつらかった事もあった筈ですが「楽しかった事しか思い出せない」です。

人間は、「都合のいい事だけ覚えていられる」ように出来ているそうですから。

いや、実際極寒の地方(伊勢戦国時代村)ロケも、広島県の離島(鷺島)…一日2便!しか船がない!)での「合宿」(風呂場が共同浴場しかない!)も、出演者ともども「ありえない!」と泣き、笑いつつ、本当に鍛えられました。テレビ局製作のドラマだったのに、学生の自主制作のようなノリの現場でした。

「D-02」ではスタッフ、キャストの絆も強く、後に「結婚!」しちゃった人たちもいます(誰かは言えませんが)。


市川由衣さんも「シグナ」開始直後「あたしも出たい!」と言ってくれてたんですが、「でも、もうあのミニスカはムリだな」と仰って(笑)ました。

今も元気に活躍中の森本さやかさんも、実は「D-02」では一番仲良し(?)だった小野愛さんも「ヴェッカーはわたしたちの青春そのものだった」と言ってくれてます。

「シグナ」のみんなは「青春だった」にするには早すぎるかもですが…。


しかし、今さら観てて気になっちゃったのは各作品ごとの整合性?でしょうか。作ってる時は、「まさかシリーズ化するなんて」と思ってますからね。


設定面で大きなとこを言うと「時空警察」の総称が「D-02」までは「DIX(ディックス)」「シグナ」以降は「SIG(エスアイジー」になっています。

タネを明かすと「ヴェッカー(初代)」の時にロケに使わせてもらった会社の名前がそのまま「mu-dix」だったから…ななんですよ。「シグナ」(を作った)頃には、関係がなくなっていたので、「SIGNA」というタイトルから「SIG」の「Na(ナビゲーター)」とした訳ですね。


公式設定(?)的には、2199年に起こったスヴェーリアがらみの大事件(「D-02」最後の事件)で、「DIX」の組織は無きが如しとなり、新たに2200年から「SIG」として再編成された、という事にしてあります。


これからは「ペンデル」の歴史も絡んでくるので、年表含めて公式設定を作り直さなきゃ、と焦る今日この頃です。(手伝ってくれる人募集中)

一応公式HPはほぼ完全版になりました。(「ペンデル」の設定も一応捕捉してあります。


来年はなんと「ヴェッカー(制作から)10周年」!…なんかやりたいですね。 ね!皆さん!!