ヒーローの声 | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

「ヒーローの声」といえば誰(の声)ですか?
神谷明さん?緑川光さん、草尾毅さん、関智一さん、そして今ならやっぱり関俊彦さん…の声が浮かびます。
鬼籍に入られてしまいましたが、広川太一郎さん、市川治さんの声も「ヒーローの声」として特別な存在です。

そして、誰より何より森久保祥太郎こそ僕の一番の「ヒーロー」です。

前置きが長くなりましたが、声優古谷徹さんが書かれた「ヒーローの声」という本を(さっき)読み(終え)ました。

角川書店刊という事もあり、もはや「ジャンル」であるガンダム系芸能人の本…という側面もありますが、既に芸歴43年!とあって、単なる自叙伝でなく、歴史的価値ありで、「凄み」を感じます。
古谷さんナレーションの「カーグラTV」のような論調(?)で語り綴られる本文から、常に勝ち続け、頂点にいる人の揺るぎない自信を感じます。
アムロ、飛雄馬という二大代表作のイメージから「ヒーローの声」というタイトルがピンと来なかったんですが、「主人公=ヒーロー」と考えれば納得いくし、自分の生きざまが「ヒーローとしての」なんだとか。

勝ち続けるのがヒーローなら、古谷徹は確かに誰よりも「ヒーロー」ですね。

実は「時制官クロノス」役として、古谷さんに直接オファーしてもらってました。

古谷さんが同書巻末に「仕事を選ぶ基準」として“快感 プライド 金 コネ 義理”と書かれています。



…確かに…”全部“足らなかったかなぁ…

青二プロのKさんからは後日「次の機会には是非!」と言ってもらえましたが…。
読後感としては、上手く言えないのですが、「勇気をもらった」とか「感動した」という類いのものでなく、プロの「凄み」に戦慄した…という感じでした。

ヘンな例えかもですが、池田秀一さんの「シャアへの鎮魂歌」の方が人間らしい…というか、正直泣けました。

最近読んだノンフィクション系の本では、元アニメック編集長小牧雅伸さんによる「Animecの頃」が、抱腹絶倒の面白さでした。文字通り腹を抱えて笑いました。ちょっと変わった青春小説?としても読めました。

「本業」以外で何かを表現するのって難しいですね。

そんなに読者のいない(;_;)このブログでも、一応言葉を選んで何度か書き直しています。
ちゃんと伝えたい事は言葉を選んでられないんですが…。
これから「仕事」以外の事も書きます。…ご興味があれば読んでください。