レジでの死闘 | 探偵の休憩時間 ameba

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探偵bit-Hです。




先日、買い物をしたときの話です。




合計金額は665円。


ひとつ前の客が少しもたついていたので、私は手元に1,165円を用意していました。

・・・そうです。狙いは他でもない、500円玉です。



私は今から支給される輝かしい500円玉に胸をときめかせながらも、

昨今の日本情勢に思いをはせていました。




そうこうしていると前の客が会計を済ませて、いざ私のターン!

私が出した紙幣と小銭達を手早く手慣れた様子で捌く店員さん。


878円の会計に対して、1,433円を出す高レベルなやり取りであれば、

店員「(ジャラジャラ)・・・ん?1,433円・・・でよろしいですか?クスクス」

というカウンターパンチを食らうこともありますが、

今回は665円vs1,165円という初級レベルのオフェンススタイルです。

もはやそこに争いも憎しみも生まれないと思っていました。


予想通り、店員さんは手早く受取金額を打ち込みました。

しかし・・・


ピッ(1)

ピッ(0)

ピッ(6)

ピッ(5)



店員「1065円のお預かりなので、400円のお返しで~す」


私「・・・!!(やられた!!!)」




私が500円玉欲しさに考えぬいて出した100円玉(以下、シルバーパンチとする)に対して、

その隙をつくようなカウンターパンチ。

シルバーパンチは確実に相手に届いたにもかかわらず、無効化されてしまったのです。




私「・・・グハッ!」




血を吐いて倒れた私は、



私「シルバーパンチ出してるので500円ください」


こう言うしかありませんでした。

(※実際は「100円」と言っています。)



最終的に500円玉を握って店を去りました。

もはや、665円で買った商品のことなど頭にありません。

私は試合に勝って勝負に負けたのです。


つづく

(次回はこの死闘を分析します)