山が近くて、海も近い。
山の緑と、海の青さが格別。
日頃疲れた心身を癒してくれる場所、それが花蓮。
何処までも広がる海岸線。水平線の向こう、110km先はもう日本(与那国島)。
こんなに日本に近い場所だけど、花蓮を訪れる日本人はまだまだ少ない。折角台湾まで来て、台湾最後の桃源郷と言われる花蓮に来ないのは本当にもったいないと思うなあ。
台北から列車で僅か2時間。飛行機なら45分で到着するのに。
この海の青さ、山の美しい緑を見て!
(花蓮・七星潭)
心癒される場所と言えば、鎌倉茶寮もそうだよなあ。
店内には耳触りの言いBGMが流れ、時間がゆっくりと過ぎていく感じはまるで花蓮と同じ。
そうそう、ここの焼きリンゴは最高に美味しいよ。ほのかな酸味とリンゴの甘さ、それにシナモンが最高にマッチングしている。
(焼きリンゴ)
シナモンと言えば、花蓮もシナモンの産地なんだよ。花蓮のシナモンは葉っぱから抽出するんだ。この製法は、台湾でも唯一、花蓮だけで行われているんだ。
この焼きリンゴのお供に合うのが、日本では鎌倉茶寮でしか飲むことの出来ない馬太鞍(マータイアン)コーヒー。
この馬太鞍コーヒーって不思議なんだけど、冷めても味が変わらない。普通のコーヒーって、冷めると酸味や苦みが増すよね。でも、馬太鞍コーヒーは一切味が変わらない。それどころか、冷めると、ほのかにフルーツの香りがするんだよ。オーナーさんによれば、まず、栽培土壌が他のコーヒー豆とは違うらしい。それと、コーヒー栽培の時に、周りにフルーツの樹を一緒に植えて、そのフルーツの実が天然の肥料になるらしい。だから、ほのかにフルーティーな香りがするんだって。
(馬太鞍コーヒー)
今日は、鎌倉茶寮で、焼きリンゴと馬太鞍コーヒーを飲みながら、読みかけの文庫本を読み終えてしまおう。