こんばんは。

本日も新作紹介です。


岩牡蠣の前菜ですが、今までの状況の中からの進化系となりました。

クレソンと合わせてのご提供に変更です。


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御荘産岩牡蠣のポワレとクレソンのソテー

ソースヴァンルージュ(赤ワイン)ミモレット風味

カリカリに焼いた生ハム添え



殻付きの生や、ホワイトアスパラガスと合わせてのポワレなど、様々な形でお出ししてきた岩牡蠣ですが、

今回はこのような形でのご提供です。


赤ワインソースの風味、クレソンの軽い苦味、生ハムの塩気と旨味、ミモレットの風味とコクが折り重なり、素材一つで旨味たっぷりの岩牡蠣が、更に素敵な1皿へと変身します。


様々なテクスチャーと風味が織り成す、素材感のある料理仕立てとなっています。

この要素の組み合わせは、ブログをご覧のお客様には見覚えがあるかもしれません。


クレソンのソテーと赤ワインソースの組み合わせは、豚煮込みのオモニエール、

ミモレットのラペはホワイトアスパラと岩牡蠣の組み合わせの際に、

カリカリに焼いた生ハムは、空豆とグリーンピースの軽い煮込みの際に使われておりました。


過去に使った料理の要素を新しく組み直して、再構築して次の料理を生み出すというセオリーは、シェフの中ではお決まりらしいです。


「こうやって自分の中でネチネチと同じ手法を転がしながら、素材を変えながら転がしていくことによって、積み重ねていくことによって、進化していく場合がある。」とのことです。


ただ、マンネリズムに陥ることがあるので、多用は禁物なのだそうです。

そんな作り手のわけのわからない理由はさておき、試食で頂いた際、大変美味しかった一皿です。

いかがでしょうか。




続いては、Langue de chat初の扱いとなるスルメイカの料理です。


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瀬戸内産スルメイカの詰め物 リー・オ・サフラン(サフランライス)オーブン焼き


いつも頼まずともお勧めを持ってきて下さる魚屋さんから、今回はスルメイカを仕入れました。

どのように料理しようかとシェフが考えた結果、このような未知のイカ飯に変身致しました・・・!


下処理にて、生姜風味のコンソメで、決して煮込むのではなく、優しく火を通した後、コンソメからイカを取り出し、イカはイカで冷却、火を通したコンソメはコンソメで冷却、両方が冷めたところで、イカをコンソメの中に入れ、寝かせます。

そうすることにより、イカの食感をイカしたまま、コンソメの風味と旨味を加えることができます。

リー・オ・サフランは、このスルメイカのゲソをミンチにし、玉ネギのアッシェ(みじん切り)とバター、サフランと共に、ブイヨンで炊き上げました。

リー・オ・サフランだけでもかなり美味しく頂けます。

オーダーを頂いた後、コンソメで火を通したスルメイカに、このリー・オ・サフランを詰め、イカの表面にオリーブオイルを薄く塗り、香味パン粉を振りかけ、オーブンにて焼き上げます。



イカの下に敷いてあるのは、ピマンタードです。この写真のガルニチュールでは、フランス産アスパラソバージュと西条産キクラゲを添えております。


この料理の試食にて、感じたのですが、コンソメで火を通したスルメイカ、リー・オ・サフラン、ガルニチュールのピマンタード、どれもそれぞれ美味しいのですが、特にリー・オ・サフランとピマンタードを絡めて食べると、スルメイカの素材感をより一層感じ、美味しく頂けました!

この味わいなら、先日からブログでお勧めしているロゼワインにも合いそうだなーと、考えながら、あっと言う間に間食してしましました。


非常に美味しいです。

シェフ曰く、「洋食版イカ飯だ!まずいわけねえ!」と言った後、ドヤ顔でした。

しつこいようですが、本当に美味しいです。



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大洲、加藤旬菜畑様よりアーティーチョークが入荷しております。

今回も、バリグールでのご提供です。

先週は、週末のお勧め用に用意した6皿が1日で売り切れるという、大変な人気ぶりでした。

今週も差し込みのお勧めメニューとしてご案内させて頂きますので、是非お召し上がりくださいませ!!




いよいよ気温が高くなって参りましたので、今年もヨーロッパビール企画を考えております。

只今、色々なビールを検討中です。こちらもご期待下さいね!

決まり次第、ブログにアップ致します。

なおシェフには、このビールに合う料理を何品か考えて下さいと、頼んでおりますので、そちらにもご期待くださいませ。


ムシムシとした日が続いておりますが、良く冷えた白ワインとビールをご用意してお待ちしておりますので、是非ご来店くださいませ。



ワイン担当Y・Y

こんばんは。

本日も新作紹介でございます。


ある日の午後、シェフが見慣れぬ仕込みを行っておりました。


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シャルキュトリー盛り合わせで、自家製生ハムがもうすぐ無くなるので、

生ハムの代わりにと、仕込んだのがリエットです。

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写真のように、パンにバターを塗るような感覚でバケットにリエットを添えるのが、

一般的なご提供方法です。(写真は試作時の盛り付けです。)



リエットとは、シャルキュトリー(食肉加工品)の1種であり、

煮込んだ肉類を脂とともにペースト状にして、器に詰めた料理です。

ムースと似ていますが、作りたての柔らかい状態での提供に重点を置くムースに対して、

リエットは保存に重点を置く調理方法で、肉だけでなく脂を美味しく食べるという目的もあります。

加える脂は常温で液体になる植物性脂でなく、動物性脂肪を使うのが一般的です。


リエットと一口に言っても、フランス各地に色々なレシピが存在します。

大きく分けて、肉をラードで煮る、ブイヨンで煮る、背脂と一緒に火にかけ、その脂で炒めるように煮る方法の3通りがあります。


Langue de chatのリエットは、これからの季節、できるだけ軽めに仕上げたいというシェフの思いから、

香味野菜、豚バラ肉、豚肩肉を白ワインとブイヨンで煮込み、リエットに仕立てました。

豚肩肉と豚バラ肉を、塩とハーブ、にんにくで一昼夜マリネしたものを、翌日フライパンにて焼き色を付けます。

ブイヨンと白ワインと香味野菜とともに、肉が程よく崩れるくらいに煮込みます。

鍋から肉だけを取り出し、写真のように、木べらにて肉をほぐします。


煮込んだキュイソンは、火にかけ、味が出るまで煮詰めます。

この時、水分と脂分を乳化させるため、かなり強めの火で沸かしながら煮詰めていきます。


ほぐした肉をボールに入れ、氷水に当てながら、ファルスの温度をゆっくりと下げながら脂分と水分を細かく分散させて乳化させ、乳化したソース状のもので、肉をまんべんなくコーティングします。


リエットと一口に言っても、かなり手間のかかる作業となっています。


一昼夜寝かし、翌日試食です。


あっさりと仕上げるというシェフの言葉通り、しっかりと豚の旨味を感じながらも、赤ワインよりも、白やロゼワインに合いそうな、軽めの仕上がりでした。美味しい!!



現在のシャルキュトリー盛り合わせの生ハムが無くなり次第、差し替えでメニュー入りです。

もちろん、単品でのオーダーもOKです。



お楽しみに!!





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シェフが大ファンの農家K様が、今年初の韓国かぼちゃ(リッチーナ)を

太陽市に出荷するとの情報を嗅ぎ付け、早速仕入れです。

初出荷ということで、まだまだ大きさは小さめですが、本格的に夏野菜が出始めましたね。



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春野菜と夏野菜の交錯料理です。


北条産空豆とグリーンピース、韓国かぼちゃの軽い煮込み

カリカリに焼いた生ハム添え


上の写真は試作段階で、グランドメニューでは韓国かぼちゃははいっておりません。

豆の優しい美味しさと、そこに旨味を足す生ハムの組み合わせ・・・。

鼻をくすぐる豆の青い香りと、バターの芳香がたまりません!

お召し上がり頂いたお客様からは、「優しい味ですね!」と大好評です。

この季節だけの料理です。

是非お召し上がりくださいませ。




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ブルターニュ産カイユ(うずら)の詰め物 ロティ

ソースシェリービネガー


以前、ブルターニュ産うずらにそば米のリゾットを詰めてお出ししていましたが、

今回のファルスは、玉ネギのみじん切りをあめ色になるまで炒めたものに、にんにくのピュレを加え、

豚のホホ肉と豚耳を程よい食感になるまで煮込んで、角切りにしたものと香辛料を一緒に混ぜ合わせたものをツボ抜きした、丸一羽のウズラに詰めて焼き上げております。


お召し上がり頂いたお客様からは、大変ご好評頂いております。


いかがでしょうか。



最近汗ばむ季節が続いておりますが、

ご紹介したお料理とともに、ワイン担当Y・Yお勧めのロゼワインをご用意しておりますので、

ご来店の際は、是非ご一考下さいませ。



ワイン担当Y・Y

こんばんは。

先週の木曜日の定休日は、ケータリングに行って参りました。


Langue de chatのオープン時からお世話になっており、

椅子、家具等を購入させて頂いているArlingtonRow様が、新しく店舗兼住居を構えられ、

お客様へのお披露目会を行うということで、25名様分の料理のケータリングに行って参りました。




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前日・・・什器備品を運び込みます。


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当日・・・食材を運び込みます。


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サラダメランジェ。


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コリンキーとパプリカのピクルス

水ナスと地ダコ、アイコトマトのブラックオリーブマリネ

ステンレスポットにはじゃがいもの冷たいポタージュ。

中身が見えませんが、パテ・ド・カンパーニュ。


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季節野菜のキッシュ


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自家製パン


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キッチンでシェフが食材の用意。

この日は一人で盛り込みです。


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お客様ご来店の際にお出しするお冷グラスと水差し。


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素敵な家具にテーブルセッティング。


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味のある家具や椅子が沢山。


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メニュー内容をプリントし、各テーブルにセッティングしました。


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ワイン担当Y・Yは、各部屋のテーブルセッティングをした後、

氷を割っている背中にうっすら汗が・・・お恥ずかしいです。


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お客様ご来店の際の受付用の小さな机と椅子。


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ArlingtonRow様は受付とコーヒーを担当。

さすがにセンスが光ります。


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素敵な照明。


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お花にもセンスが光ります。

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お客様が入られる前、少し時間があったので、シェフがカメラを持って家中を散策。

細部までこだわって置かれた照明や小物です。


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お客様ご来店、ジャガイモの冷製ポタージュをお出しした後に、


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プレートを盛り付けます。

左上・・・水ナスと地ダコ、アイコトマトのブラックオリーブマリネ

左下・・・鳥モモ肉の赤ワイン煮込みと白いんげん豆

真ん中・・・季節野菜のキッシュ

右上・・・パテ・ド・カンパーニュ(田舎風肉のパテ)とサラダ

右下・・・コリンキーとパプリカのピクルス


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デザートは2種の盛り合わせです。

左・・・ムース・オ・キャラメル

右・・・サクランボのタルト


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このような雰囲気で、皆様ArlingtonRow邸の雰囲気と食事を楽しまれておりました。

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庭にも装飾品が並んでいます。


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オープンしたばかりのArlingtonRow母屋。

これから少しずつ家具・小物を運び込み、ガーデニングも行い、

更に素敵な空間となっていく予定だそうです。


「どのくらいかかるのですか?」

とお尋ねすると、

「2~3年はかかるでしょうね。」

とのことでした。


朝早くから夕方までの、シェフと2人での長丁場でしたが、

私たちも、その雰囲気を楽しみながら、仕事をさせて頂きました。


ArlingtonRow様、大変お世話になりました。


お客様にも大好評だったようで何よりです。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


そして、前回のブログでお知らせしておりました、

大洲・加藤旬菜畑様からの、アーティーチョークのバリグール風、週末用に6皿、

花ズッキーニは14皿ご用意していたのですが、

アーティーチョークは金曜日1日で完売。

花ズッキーニは残すところ、あと2皿となりました。

花ズッキーニは、また今週末ご用意できるかもしれませんので、その時はまたよろしくお願い致します。


お召し上がり頂いたお客様からは、大変ご好評を頂いております。




ワイン担当Y・Y