2013年12月初め頃だったと思う。
上海生活17年目、朝起きて、空気汚染だか、どこかで火事か何かあったんだか、空が、なんとも不気味な色。
秋ごろから、家の中で、いつも誰かが咳き込んでいた。なぜか、私は平気で、滞在長過ぎて、肺汚れまくって、反応さえしないのかもと思うほど。
この空を見て、もうダメだ!と思った。
当時、渡英計画中で、編入OKの返事をもらっていたA校にデポジット払うかどうか悩んでいたけど、中国脱出するしかない!と思って、朝一番、空気汚染の中、チャリを飛ばし、銀行行って、送金した。
帰りに、銀行の担当者が、3Mの防塵マスクをくれたほど、最悪な空気の朝だった。
その2日後、A校が、今通っているB校に買収された。そもそもは、B校がいいなと思っていたけど、編入受け付けてなかったから、近くのA校にしただけなんで、棚ぼたラッキー。
あの空気汚染の朝が、渡英を悩んでいた私の背中を押した。
あれから10年。いろいろ大変だったけど、この決断は間違っていなかった。ロンドンで子どもたちを育てることができて、良かったと思う。
時に、衝動的に行動して、失敗することもあるけど、それはそれで意味があること〜と、ポジティブ変換し、今後も、自分を信じて、挑戦していく。
上海で住んでた家。19階。楽な生活だったけど、犬や子どもには、ロンドンが天国。