父が子に教える昭和史
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「あの戦争」を経験していない人も、父ではなく「母」の人も混じっているのだけど、文春らしい人選。上坂冬子とか神谷不二といった故人も入っているが、文春本体に連載されたのは2003年と2004年か。その間、中国では反日デモとか、韓国ではノムヒョン左翼民族主義政権が出てきたりとかして、日本の保守陣営をバックアップしてくれたのだが、いよいよ民主党政権が見えてきて「東アジア共同体」だの言い出したから、急遽新書化して揺り動かしを阻止という具合にしたのかな。ナベツネは「転向前」かもしれんけど、ほとんど共産党ノスタルジーに浸っている。山中恒はこっち側の人でよかったのかな。保阪、半藤、福田和也、中西輝政といった文春文化人は複数章執筆。
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あの演説はなぜ人を動かしたのか
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これもオバマ派生本の一形態なのかもしれんが、自己啓発臭い感じも。オバマだけではなく、小泉、角栄、ブッシュ、ケネディ、ルーズベルト、キング牧師などの演説も取り上げているが、キング牧師をの除けば、政治家のポピュリズム言語以上のものは無い様にも思える。自ら危機を演出し、それに立ち向かう決意を聞かされたところで、それは茶番にしか過ぎない。それでも動かされた人が多かったからこそ、支持率も上がったのだろう。では何が人を動かしたか。既存の言語感覚に依らない新しい言葉がそこにあったからではなかろうか。然るに過去の名演説を真似したところで、人を動かすことなどできないのである。
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金融恐慌とユダヤ・キリスト教
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世のこと全て、宗教から見えるね。
島田は学術界に復帰できたのか。
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シネマの名匠と旅する「駅」
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似た様な新書を社を変えて出すなよ。
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一冊でつかめる!中国近現代史
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上海生まれの荘魯迅という人が著者。よく分からんが中国ではシンガーソングライターをしていたらしい。これ一冊でつかめるかどうか知らんがアヘン戦争から天安門事件まで駆け足で。天安門や文革を重大視しているのは御用学者ではないこの世代の「知識分子」としては当然なのだが、それを含めての漢族史観だから、チベットとか中越戦争はスルー。抗日戦争は遠慮気味に書いているが、南京は数が問題ではないという「公式見解」に準じたもの。数が問題でなければ30万に固執することもないと思うのだが、どうだろう。ちょっと意外に思ったのが、毛沢東の彭徳懐弾圧は彭が毛岸英をわざと危険な前線に送ったとからだと匂わせている件。岸英は外でチャーハンを作っていたら空爆されたと言われているのだが、その最期に脚色を加えず報告したのがマズかったのだろうか。周恩来についても、日本や外国における高い評価を冷めた目で見ており、結局、周恩来が守ったのは毛沢東の権威であったとしている。こういう滅私奉公型参謀は独裁者を抱く体制には欠かせないもので、某学会が周恩来を持ち上げるのもその辺に理由があるかと思うが、文革時代に打倒されずに生き繋いだことは文革の加害者側からも被害者側からも複雑な心境を抱かせることになろうか。その意味では何度も失脚しながら復活して改革開放の道を開いた鄧小平が、この世代のヒーローなのだろうが、それだけに六四には大きな失望を味わうこととなる。周恩来も鄧小平もちょっと長生きし過ぎたのかもしれんが、毛沢東に関しては長生きしたからこそ、ソ連の広大な衛星国家とならずにすんだと言えるのかも知れない。
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日本語は本当に「非論理的」か
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この世界は英語だけで成り立ってはいないと思う。
「思う」という動詞は他の言語でもよく使う感じ。
日本語の曖昧さが好き。著者の独善性はいやだ。
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ハプスブルク三都物語
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著者は独文の人で、これまでの著書5冊全てに「ウィーン」を冠している。ウィーン滞在は冷戦末期の2年だけだそうだが、プラハもブタペストもウィーンの延長線上にあるものとして捉えている。ウィーン・フィルに対する偏愛ぶりも相当なものだが、著書も歴史というより、音楽関係が多い様だ。ただ,歴史に関してもコンパクトにはまとまっている。中公新書の「物語歴史」シリーズよりも読みやすいとは思うのだが、いま一つ興味が持てなかったのは私が苦手としている音楽と中世に、著者がドンピシャでハマっているからかもしれない。見解の相違ではなく、趣味の不一致である。
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