新書野郎 -34ページ目

イギリス流「融通無碍」のススメ

イギリス流「融通無碍」のススメ (講談社+α新書 453-1A)イギリス流「融通無碍」のススメ (講談社+α新書 453-1A)

講談社 2009-04-21
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高尾慶子みたいなタイトルだなと思ったら、英国礼賛オヤジか。α新書もディランなんとかの本が売れてるみたいだから、在欧の書き手にもお鉢が廻って来たのかもしれんが、この人は常に日本人がイギリス人に学ぶべきという前提だから、アホ臭い。前著ではイギリス礼賛日本批判の度が過ぎていて、国内の読者から呆れられたのか、今回はその辺りはセーブ気味。とはいえ、この人の目に映る日本は子供が親を殺したり、少年犯罪が続出するトンデモ国家であることには変わりがない様だ。もっとも同様の事件がイギリスで起こると、イギリスのマスコミの追求が確かだとか、礼賛を忘れないのでシラケる。酒鬼薔薇の事件は日本のマスコミも追求がスゴかったが、ひょとして英国では当たり前の少年氾の実名報道について言っているのだろうか。どうも自分がいた頃の日本はそんな事件が起きる国ではなく、自分が英国に移住してから変わってしまったという認識がある様だが、そんな都合良く社会が急変するものか。むしろイギリスで報道される日本が歪んでいることを疑うべきなのだが、英国マスコミ礼賛組にそんな疑問が生じることはないのかな。クジラを食ったら罰が当たるとも言ってるし。

「空気」と「世間」

「空気」と「世間」 (講談社現代新書)「空気」と「世間」 (講談社現代新書)

講談社 2009-07-17
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だから何って感じも。

平和をつくった世界の20人

平和をつくった世界の20人 (岩波ジュニア新書)平和をつくった世界の20人 (岩波ジュニア新書)
作間 和子

岩波書店 2009-11-21
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欧米系は知らんのが多いな。

感染症の中国史

感染症の中国史 - 公衆衛生と東アジア (中公新書)感染症の中国史 - 公衆衛生と東アジア (中公新書)

中央公論新社 2009-12-21
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パンデミックものは最近の新書の定番であるのだが、中国史との組み合わせはこれまでの医療系ライターには不得意なところ。この著者は中国史の中でも衛生疫学史を専門としているらしい。中国は文書の国で、政権の正統性を司るのは歴代政権の文書を保持しているかどうかということというのはその通りなのだが、これまでの感染症の歴史については「疫」の符号の下、記録が多くのこされているのだという。「東亜病夫」の国というのは文字通り、古来より中国で感染症の歴史が連綿として続いていたことを表しているのだが。日本の公衆衛生の近代化が中国に及ぼした影響は日本経由の西洋思想流入に勝るとも劣らないものかとも思う。香港の「青山道」に名を残す青山胤通などは後藤新平や北里柴三郎の様なビックネームと並び称されるべき人物であろう。「青山道」が戦後も返還後も生き残ったことを考えると、それが香港人にとって呼びやすい名前で日本人名として意識されることがないといった理由以上に、反対する声がなかったということなのだろう。台湾、満洲で実践した日本の公衆衛生近代化は結局、731や毒ガス疑惑で、感染症の発生自体が日本の陰謀という声に消し去られて、中国大陸でこの分野の日本の貢献を論ずる事自体が難しいのだが、日本が衛生的な国であるということは訪日経験のある中国人の誰しもが思うことなので、いずれ光が当たる日が来るのかも知れない。
★★

リーダーは半歩前を歩け

リーダーは半歩前を歩け (集英社新書)リーダーは半歩前を歩け (集英社新書)

集英社 2009-09-17
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もはやタレント本なので、どうでもいいのだが、こんなビジネス自己啓発本を出す様になっていたのか。金大中なんて完全に死去に便乗したとしか思えんが、孫文と匹敵し、マンデラ、ガンディー、毛沢東、ホーチミンと並ぶアジアのリーダーって,本気で言ってるのか。ノーベル平和賞をカネで買ったという意味では佐藤栄作と匹敵するというのなら分かるのだが、あの事件にしても、将軍様への朝貢にしても、南北朝鮮で自己完結しているだけで、そこに何か普遍的なものがある訳ではない。一方、悪しきリーダーの例として上げられるのが憎っき小泉なのだが、金大中と小泉だったら、案外,小泉の方が世界で名が知れているかも。生前の金大中にもインタビューしているのだが、日本はドイツの学べ、日本人が歴史を知ったら韓国人は日本人を好きになるとか。実際、「歴史」を知った者が、どんどん嫌韓に走っているのが現実なのだが、要するに韓国の国史を日本は受け入れなくてはならんということなんでしょうな。

ロボットとは何か

ロボットとは何か――人の心を映す鏡  (講談社現代新書)ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)

講談社 2009-11-19
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理系の話じゃなかったのね。
★★

傷はぜったい消毒するな

北朝鮮帰国事業

北朝鮮帰国事業 - 「壮大な拉致」か「追放」か (中公新書)北朝鮮帰国事業 - 「壮大な拉致」か「追放」か (中公新書)

中央公論新社 2009-11-26
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著者は読売記者らしい。一見、テッサの本の反論本の様にも思えるが、「壮大な拉致」も「追放」も両方あったという立場の様だ。テッサの様に日本に一方的な責任があるという見方はとらず、北政府や総連の主導的動きを曖昧にはしない。キリスト教でも反日でもないので、「強制連行原罪論」も日本赤十字社の政治利用も問題外。実際は言われている程、日本政府としては積極的ではなく、むしろ大きく影響したのは「マスコミ」や「革新政党」が後押しした「世論」ということになるのだろう。それはそれで大変な悲劇を引き起こした以上、「時代の精神」で済まされる問題ではないのだろうが、脱北した「帰国者」が総連を提訴していることをみても、「被害者」が誰を「主犯」として認識しているかは分かるというもの。もっとも、北が終戦直後から日本にスパイを潜入させていたことも明らかにしているのだが、北が建国前から自ら弱体化してそれを維持できなくなるまで、日本人拉致を含め国内を自由に行動させ、その疑惑をタブー化してしまった責任は政府、マスコミ、そして世論にはあると思う。北は貧困にあえぐ同胞を受け入れるつもりだったのが、帰国者が財産付きでくるケースが続出し、その後、文字通り「帰国事業」として扱う様になったという。日本人妻の帯同に関してもすぐに問題が浮き彫りになった為、中止を勧告したみたいだが、総連や日朝協会が得点稼ぎの為、あの手この手で送り込んだらしい。それにしても「祖国」との自由往来を主張していた総連が日本人妻の日本への帰国には反対するというのはどんな了見なのか。
★★★

アクシオン・フランセーズ

アクシオン・フランセーズ—フランスの右翼同盟の足跡 (文庫クセジュ)アクシオン・フランセーズ—フランスの右翼同盟の足跡 (文庫クセジュ)
Jacques Pr´evotat

白水社 2009-12
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「火の十字団」については選書が出たが、アクシオン・フランセーズについての本は初見だ。文庫クセジュに入るという事は現在も影響力があるのか、ないのかよく分からんところ。ただ王党派であることや、ヴィシー政権を支持したこともあり、現在の右翼フロントである国民戦線とは一線を画すものか。ドレフュス事件がその誕生のきっかけになったそうだが、日本では人権蹂躙に対して抗議をした左翼、共和制派の声ばかりが伝えられるのだが、その反対側の声も根強かったらこそ事件が歴史に刻まれた事を忘れてはならない。宗教問題などで時折噴出する「共和国の理念」の矛盾も、王政復古の声となって響く事はほとんどないのだが、アクシオン・フランセーズが求めたフランス的なる理念は、そのまま共和国の理念として受け継がれている様にも思える。こうしたナショナリズムの運動は現在ではEUに対して突きつけられる事が多いのだが、このままEUの一体化が進めばアクシオン・フランセーズが違う形で復活するかもしれないね。
★★

女子大生がヤバイ!

女子大生がヤバイ! (新潮新書)女子大生がヤバイ! (新潮新書)

新潮社 2009-06
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つうか皆ケータイ小説しか読んでないんじゃないの?