新書野郎 -243ページ目

子どもが減って何が悪いか!

著者: 赤川 学
タイトル: 子どもが減って何が悪いか!
これもタブーに挑戦した一書。女性の社会進出が進めば、出生率が上がるという「スウェーデン信仰」のウソを徹底的に暴く。はじめに結論があり、それに合わせ恣意的に統計を選択する「進歩派」の欺瞞にメスを入れる。フェミニズム陣営からは相当、反撃を食らったらしい。
☆☆

日本はテロを防げるか

著者: 宮坂 直史
タイトル: 日本はテロを防げるか
この分野ではトップの研究者。長らくこのテーマを公然と語る事がタブーだった事を思えば、時代の趨勢を感じる。
☆☆

関東大震災

著者: 鈴木 淳
タイトル: 関東大震災 消防・医療・ボランティアから検証する ちくま新書
驚くほど詳細な関東大震災史実堀起こし。朝鮮人虐殺と大杉栄の代名詞としか語られなくなった関東大震災だが、本質を欠いた歴史検証にようやくピリオドが打たれるのか。
☆☆

「伝統」とは何か

著者: 大塚 英志
タイトル: <伝統>とは何か
いつのまにか小難しい文芸評論家に成り上がった著者。毒気が大分抜かれた感じ。

パラサイト社会のゆくえ

著者: 山田 昌弘
タイトル: パラサイト社会のゆくえ
話題を読んだ前作の続編。統計の信者であるだけに、その後の情勢の変化と、見通しのはずれなども素直に訂正。

バカのための読書術

著者: 小谷野 敦
タイトル: バカのための読書術
アカデミズムの脱構築というか、学者バカのめった切りといか。とにかくこれだけ書きたい事を書けるのは凄い。まとまりは全くないが。
☆☆

クルド人 もうひとつの中東問題

著者: 川上 洋一
タイトル: クルド人もうひとつの中東問題
入門編。イラク情勢の変化以外はまだ賞味期限があると思う。そろそろブックオフに100円で出てるかな?

中東迷走の百年史

著者: 宮田 律
タイトル: 中東 迷走の百年史
30分で分かる中東紛争史。立て続けに新書を出すなんて、まるで養老先生。

現代アラブの社会思想

著者: 池内 恵
タイトル: 現代アラブの社会思想―終末論とイスラーム主義
タイトルは硬いが、著者がエジプト滞在時に収集したアラブのトンデモ本をひたすら読み続けた記録。9.11陰謀論がアラブの常識なのは知っていたが、まあ色々と奥が深い世界だ。

イスラーム主義とは何か

著者: 大塚 和夫
タイトル: イスラーム主義とは何か
日本の中東研究者はイスラムをイスラームとし、イスラム原理主義をイスラーム主義とする事をどうしても「一般大衆」に啓蒙しなくてはならない使命があるら しい。「ラマ教をチベット仏教」なんかもそんなところがあるね。「アメリカ合衆国を北米合州国」はもう誰も言わなくなったけど。