聖典「クルアーン」の思想
「イスラム教」は「イスラーム」。「コーラン」は「クルアーン」と呼ぶ事。それが日本におけるイスラーム啓蒙の第一歩である。そして、その「クルアーン」
を学ぶ事が、イスラームを理解する事である。とムスリムは考える。いやムスリムになるつもりはないんですけど。という向きには、それでは「クルアーン」に
は触ってくれるな。というのが一般的なムスリムの反応らしい。決してモーテルの部屋に置いてある様な安請け負いの書とは違うのである。「クルアーン」には
翻訳が認められていないので、岩波の井筒俊彦訳も大川周明訳の『古蘭』もあくまでも「クルアーン」の解釈書という事になっている。そんな解釈書を更に解釈
してくれるのがこの新書。入門編としては分かり易い構成だが、「聖書」との対比に重点がおかれているのは「クルアーン」に興味を持つ人は「聖書」の素養が
あるとみたからであろうか。
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アマゾン河の食物誌
- 醍醐 麻沙夫
- アマゾン河の食物誌
タイトル通り、アマゾン地方で食されるモノを紹介。私の子どもの頃の自慢は「ピラニアを食べた事がある」というものであったが、日本人の多くはアマゾンの
食べ物というと、ピラニアを思い浮かべるのではないだろうか。そんなメジャーなピラニア以外にも、豊饒の大河アマゾンで穫れる様々な魚、動物、穀物のレシ
ピが満載。といっても料理法はアマゾンらしく、いたってシンプルなものがほとんど。アマゾンもブラジルである以上、多民族が住むが、それぞれの文化とアマ
ゾン文化が融合した食文化は興味深い。著者は在伯日本語文壇の出。開高健の「オーパ!」の案内人を務めた人との事で、アマゾンに生きる人々の人間観察もな
かなかのもの。おまけにアマゾン以外のブラジル料理も網羅しているので、ちょっとしたブラジル料理通になれるだろう。サンパウロのヤキソバは、私の青春の
味だが、なんでブラジル人にあんなに浸透したのだろうか。
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『噂の眞相』25年戦記
- 岡留 安則
- 『噂の真相』25年戦記
この人は全共闘崩れの無思想な人間かと思っていたけど、そうではなかったんだね。
「噂の真相」が決して逆らわなっかた「権威」とはなんでしょう。
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メディアの迷走
- 保阪 正康 他, ラクレ編集部
- メディアの迷走 -朝日・NHK論争事件
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