フーリガンの社会学
- ドミニック・ボダン, 相田 淑子
- フーリガンの社会学
★
バリ島芸術をつくった男
ヴァルター・シュピースという人のことは、前から気になっていたのだが、新書でちょうど良いのを見つけた。ただ、これは評伝というよりも、バリ島芸術の解
説に近いもので、バリものの特徴である大仰な情景描写がたっぷり含まれているので、ちょいと読みにくかったりもする。この辺は「バリ島芸術をつくった男」
を主題とすることに著者なりの抵抗があったのかもしれない。地元を含めたヴァルター・シュピースの評価に疑問を投げかけることはしない。結果的にそれが今
日の「つくられた楽園」としてのツーリズム文化に依存するバリの形成に繋がるのだが、その点におけるヴァルター・シュピース自身の複雑な心境にも触れてい
る。もっとも1930年代には観光化が進んでいたというから、それももはや歴史の一部である。最近のバリには正直戸惑いを覚えるのだが、現実から逃避し、
ひたすら幻想を追い求めるのが、正しいバリの楽しみ方かもしれない。
★★
★★
民族浄化」を裁く
- 多谷 千香子
- 「民族浄化」を裁く―旧ユーゴ戦犯法廷の現場から
★★★