バレエ学校の卒業コンサートは発表会の順番問題とか超えてました。 | パパはバレエダンサー

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パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

このあと最後の全員出るフィナーレでももちろん

センターやってましたよ♪

 

みなさまおはこんばんちは!

 

いや~びっくり。

 

クワトロさんところで発表会の順番が

うまい順番かランダムか?みたいな話題に

昔を思い出してたんですが

タイムリーにその上を行く展開がこの度目撃されました。

 

まさかの、うまい人全集中。

 

バレエ学校は卒業前にコンサートを開いて

お披露目をするんですが

今回長女が小学校を卒業する年度になりましたので

学年全体で中、高校にあたるバレエ学校コンサートを

見学することになりました。

 

席はかぶりつきの真ん前2列目。

 

「しっかり見とけよ」という指令ですかね。

 

コンサートには卒業生以外も出演するので

ロシア人の元教え子の5年生や

くるみ割り人形で一人だけワガノワ体型だったロシア女子

なども見つけられました。

 

何がすごいって前も言ってますが

内またの子がいない(笑)

 

そしてえぐいほど脚が長くてまっすぐな子が多い!

 

これはトレーニングが良いのか

そういう子だけ残してきているのか…

 

今年の卒業生は女子12名

男子が5名だったようです。

 

17人か。まずまずですね。

 

今の小学校のクラスだと

学年50人ほどいるので3分の1くらいになるのかな?

 

このうち何人がプロになって

バレエ団に入るのかわかりませんが

うまい人は国に残ってくれないのでね~

 

卒業公演ってものを初めてみたんですが

発表会とは全く違いました(笑)

 

発表会はお金を払って踊らせてもらうので

先生もみんなの見せ場を作ろうとか

なるべく平等になるようにとか…

 

このコンサートよりは考えていると思う…

 

いやわかんないけど。

 

今回、去年のくるみ割り人形で

ワガノワ体型のロシア人マーシャが

夢の国に行く途中に急にキルギス人になる

びっくり演出で目立っていた

金平糖を踊っていた生徒さんが

 

①ローズアダージオ

②オーロラ3幕のGPD

③現代バレエのパドドゥ

④グランドフィナーレのセンター

 

をすべてこなしていました。

 

ほかの卒業生は眠りのパドシス

ソロ、パドドゥなどそれなりにやっていましたが

その子の目立ち方が尋常じゃなかった。

 

その子のための!って思えるほど

出ずっぱりでした。

 

ほかの生徒に技量がなかったのか

この生徒さんがたまたまスゴイ踊れる方だったのか

わかりませんが。

 

先生、容赦ないな。と思った。

 

もちろん、全幕の主役は上の演目を全部踊る以上に

踊っているから無理じゃないけど

 

そういうことではなく

「これは卒業生全員のためのものではなかったか??」

って疑問はちょっと沸いた。

 

ほかの卒業生ももうちょっと目立つように

してあげればよかったのに…と思うのは

日本人のいけないところ。

 

「主役は大々的にサポート!」

 

これがロシア流ですね。

主役には主役のわき役にはわき役の使命があるのでしょう。

 

それを思い知らせるかのような

卒業コンサートでした…

 

あのような展開になるとは…

親心的にもバレエをする者的にも

複雑だったんですけど。

 

まぁ徒競走で全員同時にゴールしなきゃいけないって

風潮よりは潔くてよろしいか。

 

わが子が卒業までこぎつけるかわからないけど

心の準備をしておかなくちゃ(笑)

 

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