みなさまこんにちは！
先日スマホでアメブロをつらつら見ていたら
「ポワントでピケに立つときどうして膝が曲がるのか」という
疑問を抱いている記事を見つけました。
よくあることですね！
伸ばしているつもりでも
伸びてないのです。
動画に撮ると「なんじゃこら？」になるやつです。
その記事を書いた方も
「トウ先の丸い部分全部を床につけたいがために膝を曲げて調整しているのでは？」と
自分なりの解釈をお持ちでした。
まぁまぁそうかもしれません。
先生にもトウ先全部が床につく立ち方を目指しましょうと言われます。
確かに立ちきれないとトウ先の床に近い底辺部分だけ使って立ってしまう人もいますよね。
ピケに立つときもトウ先が全部床につく甲の出た足があれば…
と。
果たしてそうでしょうか？？
確かに足首がしっかり伸びて
甲がぎゅいんとしなってどんな角度に足を出しても
トウ先が床に向いている脚をお持ちならば
立った瞬間からトウ先が床にべったりつくのかもしれません。
でもでも自分のことを考えてみると
必ずしもトウ先全部をつけてないと思ったのです。
もちろん立ちきった時はついてますよ。
でも立ち上がりはトウ先底辺をまずつけて
棒高跳びの棒のように脚を使って
身体を持ち上げる。
って感じなんですがあってますか？？
棒高跳びご覧になったことある方は
棒高跳びの棒はしなるということをご存じかもしれません。
でもしなる素材になる前は木の棒だったらしいので
そっちの方で考えてみてね♪
そう考えると…木の棒は強いほうがいいですよね。
そして上から地面にずぼっとさすよりは
棒を斜めに立ててから自分を持ち上げたほうが力がうまく使えると思えません？
これには斜め上前に乗る意識が必要ですね。
さて、「それでは膝が曲がる原因の解説になっていないじゃない」と思わないで…
この「強い木の棒」ってのが大事で
木の棒に全体重を預けてその上に乗るわけですから
いかにも弱そうな木では恐る恐るになってしまいますよ。
いかにも弱そうというのは自己判断した自分の脚です。
ピケって結構思い切りが大事だと思う。
恐る恐るは乗り切れない。
そして本当に脚が弱い場合もあります。
足指、足首、足裏。
木の棒の幹の輪切り部分がトウの先だとすると
それより上は全部木の幹です。
足の裏も足首も幹の部分ということになります。
でもこれらが弱いと
体の重さに耐えられずに上がれず木が折れる…
つまりかかとが落ちてしまうと思いませんか？
トウの下側だけつけてからトウ先全部に乗りこんでピケ
をするためには強い木の幹のように曲がらない脚である必要があるわけです。
4コマ目のような足先の角度で
全体重が足先に斜めにかかっても緩まない強さが必要ということになります。
この斜めというのが怖いのだと思うのですよね。
斜めといってもある程度の角度が必要なので
足首が伸びていないと立ちきれる可能性が低くなりますし
伸び切っていない場合はかかとが落ちやすくなるはずです。
しかも足首が伸びないのにトウ先を全部つけると
体はとんでもなく前に行かないといけません。
そんな場所では立てないので膝を曲げるしかなくなります。
ピケの前のプレパレーションで片足前に浮かせた状態で
思いっきりその脚の膝を伸ばしてピケに立てるかどうか…
一瞬考えてしまうんだと思うのですよね。
頭では膝を伸ばそうと思ってても
体は「無理っす」と膝曲げて立ってしまう。
そうじゃないと立てないから。
その原因が恐怖心か足の弱さかは
わかりませんし両方の場合もあるでしょうけど
ピケにポワントで立つということは
かなり高い位置に体を持っていく必要があって
そのためには上げるほうの足の床の蹴りもバレエシューズの時より強くなくちゃいけなくて
斜めからの立ち上がりは強いまっすぐな足・脚で体を持ち上げてやらねばならぬ。
膝が曲がるとそのもろもろを回避できるのでやっちゃうんじゃなかろうか。
と思ったりしたのに
その疑問を呈していたブログのタイトルが分からない…
足首足裏強化。課題ですね。