「バレエの軸足は垂直?」リクエスト案件⑬ | パパはバレエダンサー

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今日の質問は難しいですよ!

 

なんせバレエの先生から質問きちゃった!!

 

なぜ私に質問する~!?と思いましたが

「ロシア人に聞いて」ということだったのでまぁそうよね。

 

質問は

「タンジュなど片足になったとき

軸足は5番の角度のままなのか

それとも1番の垂直に近い形に持っていくのか」

ということでした。

 

さぁ何と言ったらよいのでしょう。

 

私はこれをロシア人に聞くのをめっちゃためらいましたよ。

 

また「バカなこと聞くな!!」と怒られますんでね・・・

 

たった今怒られたところです・・・

 

まぁそんなわけで

答えは

 

「そりゃ軸足決めたら何も変えないだろうが!こんにゃろう!」

ということでしたよ。

 

答え:軸足はいつも軸足の角度で。

 

 

 

でも、私なりにロシア人の思いを解説したいと思います。

 

まずまず質問の内容に

ボリショイの先生は「とにかく軸脚垂直」で、「最近の軸脚に寄りかかる傾向がけしからん」ということでした」

 

という部分がありました。

 

軸足垂直というのは1番の角度ということらしいです。

 

その場所で片足になるのはかなり難しいかと・・・

 

でも最初の1番のポジションでも片足に楽々なれる位置ならそうなのかも。

 

片足になる前提の一番の軸足という意味です。

 

 

1番の両足は体重が均等にかかりますが

片足ではそうじゃなくなるので

軸足の真ん中に重心移動しますよね。

するよね?

 

しないの?

 

で、それって5番の足の角度じゃない?って思った私はやっぱり間違っているのだろうか・・・

 

 

で、「軸足に寄りかかる傾向はけしからん」というのも理解できます。

でも

それが5番のときの軸足と同じ角度というのが気になります。

 

ということは5番のポジションが「寄りかかっている」ことになるからです。

 

ロシア人が言うには

 

「1番でも5番でも立った時点で軸足に乗っていれば、そこからタンジュになろうがデガジェにしようが何も変わらない」

 

つまり、5番だから軸足を斜めにしていいと思うこと自体間違っているのです(とロシア人が言っていた)


だから5番の軸足も「なるべくまっすぐ」ということだそうです。


つまり、垂直にする方が正しいということになりますね。

 

私が思うに1番と5番と軸足の角度は動き出したらほぼ変わらないのでは?

 

片足になるという意味の軸足ですよ。

 

「5番の角度のままでいいけど、そもそもの5番の角度がギリギリ垂直近くに責めたところであるか」ということかしら?

 

ギリギリ攻めた角度が1番の軸足の角度だっていうなら

そうしたほうがいいと思いますよ!

 

やってみると分かると思いますが

1番の重心のまま(両足に重心)何も変えずにタンジュ出すのは難しいですよ。

 

タンジュのつま先上がらないですよ。

 

でも、1番の時点で軸足意識して軸足の土踏まず、指のつけ根あたりに重心を持ってくるように

しておくと足は出しやすいです。

 

5番になったときも、片足でタンジュするなら

軸足に乗ってその上に立ってないといけなくなります。


でも、5番だから斜めにしていいとなっていると立つのが楽なんです。

 

タンジュの足が出たら余計に軸足はまっすぐ立たせる意識を持たないと落ちると思います。


その落ちたところが寄りかかると表現されているのではないかと推測します。

 

質問の中に

 

「斜めだったらセンターやポアントの時どうするの?(倒れちゃうでしょ?)」

 

というのもありましたが

もしそうであるのなら

 

その立ち方は間違っていることになりますよね。

 

バーはバーがあっても頼りすぎてはいけないからです。

 

指一本でもできる位置にいないといけないからです。

 

バーは補助になりますがバーとセンターと体の使い分けは基本しないのでは?

 

むしろバーでの体の使い方をセンターでやり

センターのつもりでバーをやるものなのではないでしょうか。

 

1コマ目の1番と5番のイラストのように

2つのポジションでは脚に対して真ん中芯の通る場所が違いますよね。

 

軸、重心?

 

でもそれはニュートラルとでもいうのか・・・2つの足に均等に体重がかかっている。

 

ポジションとしてのポジションだからです。

 

次に何やるとかは考えてないポーズだから。

 

あ、でも5番は後ろ足が普通軸足か・・・

 

でも、これがバーレッスンで軸足があって「これから片足になるんだよ~」と思うと

普通真ん中芯はここから変えます。

 

1番からなら特に無意識で片足に重心をかけ、動足が自由に動けるところに持っていっているはずです。

 

 その時誰でも必要以上に軸足に乗ったらダメだ。とわかっていると思いますが、5番ではもともと斜めにしてるので戦ってないのかもしれませんね。


私などの心がけでは参考にはならないと思いますが

 

私はポジションを作るときは常に軸足から置くようにします。

 

そこに全体重かけて大丈夫な所です。

 

そこにそーっと動足を重ねておくと5番です。

 

横に置いたら1番です。

 

だから軸足の角度ってほぼ変わらないし、プレパレーションのときは真ん中にいたとしても

動き出したら片足で動くのが続く限りそこには戻らないと思う・・プリエは真ん中にい続けますけども。

 

私の勝手な思い込みかしれませんが

 

両足で立っているときよりも

片足立ちになったほうが背が高くなるイメージでやってます。

 

5番は軸足が斜めになるとありますが、そうなると背は低くなります。

だからそうしたくないし、行きたいところは上です。片足になったらもっと上~って感じです。

 

 

 

スクエア保って最大限背が高くなるような場所で軸足に乗った5番ポジションを作っていれば

そこで片足になってなんでもできます。バーもいりません。

 

 

バレエでは軸足に寄りかからず、垂直に近い(=背が高い)、ギリギリのところで

やるから見ている人からも軽さ(引き上げ)が感じられるのではないかと思います。

 

重心を横に移動するときも上に上がる意識をプラスする。

 

楽な姿勢が悪いとは言いませんがバーありきの姿勢ではダメだとは思いますよ。

 

バーが無かったらできないでしょう?といわれるような軸足ならやっぱり違うんでしょう・・・

 

 

 

そして、「斜めだったらセンターやポアントの時どうするの?(倒れちゃうでしょ?)」

 

っていうのは、斜めでいることに慣れてしまうと、ポアントまでの体重移動が毎回大変になるということを言いたいんじゃないかな?と思われます。


ポワントになるということは、足首が伸びて足の長さ分高さが加わり、かつその分重心が中に入ってきます。


まっすぐ立っている人は重心が体の真下にはいるだけですが、


斜めのままだと立ち切らないか、軸足を真っ直ぐに戻す動作がいちいち必要になってしまいます。 想像ですがね…

 

この質問に答えられたかはわかりませんが

 

 質問者様のバレエの先生が「軸足に寄りかかる傾向」と仰るなら、それは傾向なんだと思います。


それで何も出来なくなったら注意できるけど、そこでもやってしまえるからヤキモキ!って所でしょうか?


五番の軸足を斜めにしてしまうことを許して立っていると、ピルエットなどの回転がいっそう難しくなるそうです。


軸はいつでも垂直に立てておいた方が強く、芯が通った体になるんだぜ。by ロシア人







ふー!この質問難しすぎてマンガと文章が噛み合ってないわ!で、こんな時間!!




おやすみなさい。