「沈黙のふくらはぎ」バレエレッスンの意味 | パパはバレエダンサー

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パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

年に一度の風邪をひきまして

治ったと思ったら

風邪が腰にきて動けません!

 

腰痛。

 

風邪でも休まない私に天罰が~

 

それでもやらなくてはいけない仕事はあって

これから1時間半ストレッチレッスンという地獄です。

 

いつものようにじっとしていると治らないタイプの腰痛なので

痛めつけて治します・・・

 

そういうこともあって

ぜんぜん四コマも書けませんでしたが

ネタもないというのもありますし

 

いまさら書くこともないかな~と思っていたことを勇気出して描きます。

 

バレエに熱心な方なら一度は聞いたことあるだろう言葉の数々。

 

「腰高く」

「土踏まず高く」

「肩甲骨下げて」

「足指で床踏んで!」

 

そして

「ふくらはぎ回す」

 

みなさま。

 

これ本当に理解して動かせますか?

 

私は自信もってNO!

 

だったのもあります。

 

つくづくバレエ歴なんて関係ないな・・・ふっ

 

というあきらめのため息が出てきますが

 

最初ロシア人と練習して言われた

「肩甲骨下げて」

 

これに思わず

「どうやって?」

 

と答えた私。

 

そこは自分の意志で動かせるもんなんか?

 

という疑問。

 

みなさん持たれませんでしたか?

 

つーーーーーーか

 

それまで一度も「肩甲骨を下げて」なんてワードを聞いたことがなかったわけですよ。

 

長年聞いてても理解できなかったのがあります。

 

それが軸足のアンディオール。

 

アンディオールは私の中でつま先が外向いて、膝が外向いて

何かが動いて「アンディオールした」ということになるものでした。

 

でも、軸足は最大限開いても、太ももからアンディオールできてないといけませんよね。

 

動足なら宙に浮いてたりするので付け根をくるっと回す感覚が分かるんです。

 

でも、軸足は床に足の裏がついちゃっているので

どうやってこれ以上アンディオールすればよいか分からなかった

 

分からないなりにやろうとしていた部分はあったと思うんですが

 

 

最近ね。

 

体のいろんなパーツが私の言うことを聞くようになった!

 

軸足アンディオールと命令すれば

つけ根の内側が開く感覚。

 

前は足先から開いてアンディオールだったのが軸からアンディオールパワーが出てきた。

 

肩甲骨下げるとオーダーすれば下がる。

 

いろんなところがつながってる。

 

で、最後の最後まで意味不明だったのが

 

ふくらはぎ回す

 

でした。

動画を投稿するようになって割と最初のころにアドバイスいただいたんですが

 

これがまったくもって掴めませんでした。

 

ソコハジブンデハウゴカセマセン

 

 

でも、それでも

いつもいつも意識することを忘れませんでした。

 

そしたら、回った~!!

 

という瞬間がつい最近ありまして。

 

それはもう

 

「クララが立った~!!」(アルプスの少女ハイジより)

「WAAAATEEEERRRRR!!」(ヘレン・ケラーより)

みたいな感じです。

 

それでどうなったかって言うと

 

ものすごく立ちにくい(笑)

 

小指使う感覚の延長戦にふくらはぎ回るがあったのですが

いつもと違うところに立たされている感じで立ちにくい。

 

でもここが正しいとは思う。

 

ここで立てればもっと高い所に行ける気がする。

 

始めは「なんだそれ?」から始まって

私には動かせない場所なんだ・・・と思うこともできましたが

 

それでも地道に根気よく~

思い続けたら

ふくらはぎさんにも気持ちが通じました。

 

筋肉は裏切らない!ではないけれど

レッスンは裏切らない。

 

 

だから、大人のバレエレッスンは

バレエをしながら

体の隅々まで命令を出せる敏感な体を作ることが大切なんだなと思いました。

 

普段の生活では命令を出さない部分に命令を出し続けないければいけないので

動かせない、感覚がないではバレエはできませんよね。

 

子どもは色々敏感だし、感覚のよい子が上達していくんだろうと思います。

 

大人は使わない部分は退化していくから足の指も動かなくなっていくのです。

 

でもそこを一生懸命動かそうと頑張れば、何歳だってやっぱり動くようになるんだよね。

 

私の場合はふくらはぎだったけど

みなさんも「こうかな?」「これでいいのかな?」って思うところがあるとしたら

 

いつの日か「これだ!」という

先生が言っていたのはこのことか!と納得する日が来ると思います。

 

それまで繰り返しの地道なレッスンが必要ですが

いつかその日が来ると信じてレッスンしてください。

 

 

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