まず、お見苦しい裸体をさらしまして、申し訳ございませんでした。
世の中にはマタニティヌードなるものもありますし、こちらはれっきとした医療現場の事実ですし、お許しいただけたら幸いです。
そう、手術着ってあるじゃないですか?
ないんですね。
まっぱかいな?
とも思う余裕がないですし、手足をまず拘束するのでうずくまったり、縮まったりできないので、陣痛がものすごい威力で襲ってくるわけです。
それなのに、周りの看護師たちは日本人だわ~とのんきに話し掛けてきて、それにいちいち答える律儀なワタクシ。
しゃべる余裕があるなら「麻酔を・・・麻酔を打ってくれ」といいたかったんですが、ロシア語で麻酔が分からない・・・
出産に際し、使うであろうロシア語を学びましたが、もう何にも思い出せないサ。
看護師が近づくたびに「これが麻酔か?」「今度こそ麻酔であれ!」と祈るような気持ちでしたが、何度か目のアクションでようやく麻酔ゲットォオオオ・・・・と思うや否やもう意識がない。
そう、全身麻酔なんですね~
なぜなのかは分かりませんが、部分麻酔ではないのでもうそこからは何にも覚えていません。
入眠に時間がかかる私はこの全身麻酔体験が至福すぎでした。
こんな風に毎日寝られたらいいだろうな~