昨年の記事なんですが、今日の放送でも最後がカットされてましたね。
映画館で観てない人は、このシーンを知らないと全く印象が違って勿体ないので動画を共有にして再掲載します。
昨年の記事↓
地上波放送なんで心配してたけどノーカットな感じで安心してたんですが、天下のNHKが大事なエンドロールカットするとは思ってなかったですよ。
最後の「りんさんの秘密」のシーンで二度泣きして放心状態になるはずだったのに愕然として感動が薄れてしまった。
映画ではあのシーンとピアノ曲の余韻が有ってしばらく席を立てなかったんですが、あの感動を再現できなくて残念でした。
リンさんの視点でのすずとの出会いと感謝の思いが伝わってくるので彼女の優しさが伝わってきます。
まあ、僕はBDも持ってるから観直せば良いのだけどね。
このつたない手描きの漫画表現だからこそ、ここに現れない彼女の苦労の生涯を想像して感情移入出来るんですよ。
すずさんがりんさんと出会い、再開するまでの人生を比較して、りんさんは学校にも通えず同世代の友達も居なくて学が無いから他の仕事を選択出来なかった事を想像するとね…。
そして、恐らく彼女は生まれ故郷にも帰らず、家族とも再開出来てないんだろうね。
カットされたシーンです。最後ですずの右手がバイハイしてるカットも意味深。
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<span style="color:#800000;">【この世界の片隅に】リンの生い立ち 紙芝居</span>
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蛇足:
たしか、同じNHKだったと思うんですが。
以前の「2001年宇宙の旅」放送時の途中のインターミッション(休憩タイム)の音楽シーンをカットするのはまあ当然なんですが。
「ベン・ハー」は4時間近く有るんでさすがにトイレ休憩タイム入れないと駄目でしょうがw。
冒頭の真っ黒画面の導入部もカットしてライオンマークから始めるのもまあ納得しましょう。
放送事故かテレビが壊れたかと勘違いされるしw。
「受像機の故障では有りません」とかテロップが流れたらさらに興ざめw。
しかし、クラシック好きの僕としてはエンドロールの「美しく青きドナウ」の曲を変な繋ぎ方をしてぶつ切りにされたんで余韻を感じる事が出来なかったのは残念でした。
NHKはCMが無いので集中して映画鑑賞出来るんですが、少し詰めが甘いと思いますよ。
「この世界の片隅に」のエンドロールは非常に大事なシーンだったのでカットしたのは間違いだったと思います。
NHKがクラウドファンディング出資者の名簿を出したくなかったのかな?
それならせめて文字だけ抜いて編集して放送すれば良いと思うんですがね。
WOWOWだったらどうするでしょうかね。
さて、「この世界のさらにいくつもの片隅に」ではりんさんが重要な役割りを担います。
すずさんは北條家での居場所が無いと感じたり子供が授からないで悩んだりするのですが、知らない土地で相談する友達も居なくて鬱状態になりそうです。
そしてこの土地で出来た親友がりんさんですよ。
やっぱり人生には友情がとても大切です。ハプニングも多いけどねw。
りんさんがすずを励ます言葉:「この世界に居場所はそうそう無うなりゃせんよ」
世間一般からすると悲惨な環境にあるりんさんですが、子ども時代に出会ったすずとその家族の思いやりが彼女の心を救っている。
周作が惚れるのも当然かw。
リンドウの花言葉:悲しんでいるあなたを愛する。