洋画2本 | 何もかも忘れないブログ 

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もうそこまでだ〰 
失った信用を取り戻すには、まだまだ時間がかかるんだな~

1本目

『ズーム/見えない参加者(2020)』



zoomで交霊会を行うという現在の状況ならではの映画でしょうか?
6人の参加者を霊能者の導きで進めていくのだが、途中で霊能者との交信が途絶えてしまう。
まあ、有りがちなことなんですが、参加者の1人の悪ふざけが過ぎて霊能者自身も騙されて悪霊を呼んでしまったという展開だった。
こういうのは、私は好きじゃないし興味がないのよね。
画面にチラ映りする恐怖っていうの?
終わりの10分間はメイキング映像っていうのか?リハーサルっていうのか?
変わった作りだったけど慣れないわ。役者さんのリラックスした表情は当たり前だけど素敵ね。といったところかな┅観なければよかった真顔



2本目
『ビバリウム(2019)』


不快感MAXだった。ほんとにどうしたらいいのか❗この気持ち❗どうしてくれようムキー
助かりもしなかったし報われもしなかった。利用されただけだった。
冒頭にカッコウの雛が巣の中にいる他の鳥の雛を蹴落とし大きく成長する過程を見せていた。これはきっとこの映画を象徴しているのだろう。嫌な予感しかしなかった。

小学校の教師をしているジェマは庭師のトムと生活をするため郊外の宅地をさがしていた。
二人は物件を探しに訪れた不動産会社で勧められたヨンダーという団地の建て売りを内見することになった。担当者のマーティンはアンドロイドみたいで不気味だ。しかも日産CUBEに乗っていて、えっ👀⁉️ってなってしまった。後を付いていくとすぐにヨンダーに着いた。入口には「家族が満足する永住の地」と描いてある看板が建っていた。
まったく同じ家ばかりが並んでいる中のNo.9を案内されたが、部屋のどこもかしこも今すぐ住める状態になっていることに違和感を感じた。
マーティンは「ここは終の棲家で家庭を築くのに最適だ」と言っていたが、ピンとこない二人だった。裏庭に出ている間にいつの間にかマーティンが居なくなってしまったため、諦めて担当者不在のまま帰ることにした。

しかしヨンダーは巨大な迷路のようになっていてNo.9に何度も戻ってきてしまう。ジェマの運転からトムに変わっても同じこと。
ケータイも圏外、夕方になってしまった。そうこうしているうちにガス欠になり日が暮れてしまった。仕方なくNo.9に泊まることになり冷蔵庫の中のものを食べ、ベッドで就寝した。
翌日、二人は太陽を目指して徒歩で進んで行った。
住宅街は同じ家ばかりで不気味な静けさだ。誰も住んでいる気配がない。何度も何度も柵を乗り越えた。ついに灯りの点いた家を発見と喜んだのも束の間、No.9に戻っただけだった。脱力していると食料が入っている段ボール箱が玄関前に置かれていた。サムは気でもふれたのか?No.9を燃やしSOSののろしを上げた。そうすれば消防が来ると思ったのかもしれないが、家は元の新しい家に戻っていた。
屋根に「HELP」の文字を書いたジェマだったが、誰かに気付いてもらえるのだろうか?と不安しかない。結局無駄だった┅

そして今度は男の赤ちゃんが段ボールに入れられ配達されていた。
その赤ちゃんは犬並みに成長が早く、98日で少年になりジェマとサムの昨夜の会話を盗み聞きし、ものまねしながら垂れ流しているミュータント(突然変異種)に育った。
このような監視しているともとれる行動に戦慄したわ。
朝食はエサのコーンフレークに牛乳、最適量じゃないとパニックを起こし奇声を発する始末。学校には行ってる様子はなく、迷路のテレビゲームをずっとしている。
ゴミは玄関先の道路に出しておけば、いつの間にか回収されている。しかし待ち構えている時には来ない。
トムがタバコを庭にポイ捨てすると芝が燃え下の土が露になった。そのことにより彼は1日中、狂ったようにその粘土質の地盤を堀り始めていた。なぜか底を探せばこの住宅街から出れると思っているらしい。
少年はいつも二人のことをパパとママと呼び、BOWWOWと吠えながら家中を走り回っていた。その度、ジェマは「ママじゃない」と否定していた。

ある日ガス欠していた車に久しぶりに乗った二人は「ここは本物の匂いがして家にいるようだ」と感じていた。バッテリーが生きていたようで音楽にあわせて踊り出す二人を不思議そうに見ていた少年も仲間に入り踊り出した。
トムは邪魔されたと不快になり少年をぶっ飛ばした泣き笑い

次の朝、朝食をわざと捨ててパニックになったままの少年を車に閉じ込めたサム
だったが、ジェマが助け出してしまった。
トムは穴堀りに没頭し、中で朝を迎えることも多くなった。そして心身ともにボロボロになっていった。

後日ジェマと少年は日光浴をした。
空を見ると雲の形をした雲は不気味でみな同じ。イヤになるほど完璧な雲だらけ。
形はいろいろあるのが普通なのだが、少年は理解できなかった。二人は犬の鳴きまねごっこをしていたが、少年はいつの間にか居なくなっていた。

そして夕方になると本を持って穴の前に現れた。
いったいどこへ行っていたのか?何も答えないのでものまねゲームが始まった。
今日会っていた人のまねをしてというと首筋をカエルみたいに膨らまして血管が切れそう。やっぱり人間じゃないね。

屋根の文字もいつの間にか「HELP」から「○UCK」に変わっていた不安
少年はあっという間に青年となり、アンドロイド感が出てきていた。
ジェマは「なぜあの時殺すのをやめたんだろう?」と後悔して呟いた。
トムは「君はいい人間だからさ」と慰めた。
ジェマは青年がどこへ行っているのか後をつけたが、住宅街をぐるぐる回っているだけだった。

トムは咳が止まらなくなり調子が悪くなっていた。しかし穴堀りはずっと続けていた。そしてついに底から何かを発見したようだった。
と同時にジェマの声が遠くから聞こえた。家にカギがかかっていて入れないというのだ。青年は知らぬぞんぜんで中で過ごしている。

トムは病状が悪化して弱ってきていた。
『そろそろ解放の時かもしれない』
トムは最期のタバコを一服。
二人の出逢いを語り始め「君は僕の家だから今もここにいる」と言い残し膝の上で亡くなってしまった。
するとすぐさま、亡骸を入れる袋を青年が持ってきて入れた。そして淡々と中に入れ、トムが掘った穴に遺棄した。ジェマは気力も体力も残っていなかったため、見ているしかなかった。
しかし平然と家に入っていく青年に殺意が沸き起こり彼女はつるはしで攻撃したが、彼は爬虫類のように四つん這いで逃げて行った。
追いかけてNo.9に入ると彼女は床に呑み込まれ、これまでの犠牲者たち家族の顛末を見せられていた。階段を転げ落ち、再び玄関へと出た。

あのトムが発見したものとはこれまでの犠牲者の亡骸だったのではないか?
ただ家が欲しかっただけなのになぜこんな理不尽な目に遭わなければならないのか!

私(ジェマ)は何?これは何なの?私の役目は?
世界のために偽息子のカッコウを育てて死んでいくという悪い?良い?夢なのか?

青年:「おバカな(カッコウじゃない他鳥類の)ママ」
ジェマ:「私はあんたのママなんかじゃない」
青年:「あっそ」
なるほど┅

ジェマは袋に入れられトムと同じ穴に遺棄された。
青年はいとも簡単にヨンダーから出てあの不動産屋に向かった。
担当者のマーティンは老人となっていて死んでいた。それを例の袋に入れ、後方の遺体収容ボックスに押し込んだ。
そして青年が新たに社長に就任し、再び犠牲者となるお客が来店したのだった。
繰り返される悲劇はビバリウム(陸生・水生問わず、生物本来の生息環境を再現した飼育・展示用の容器)の中で続いていくのだ。

気持ちわる!

不動産屋は事前調査がいるね。安易には選べないわ。

ミュータントは人間になんか戻れないよ❗
感情がないからね。

最近、あれやこれやで凄い冷徹な人間になっていってる自分がいる。
氷のように冷たい人になったかも┅