Mr.タスク | 何もかも忘れないブログ 

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もうそこまでだ〰 
失った信用を取り戻すには、まだまだ時間がかかるんだな~


ホラーコメディということだけど こんな理不尽なことあるかぃ💢
酷すぎる話だよ‼️全然笑えないよ!
でもまぁウォレスは人を小バカににして人生舐めてるとは思うけど┅

「ナッシー・パーティー」というPodcastの番組を配信しているウォレス&テディ。
この番組に自主製作動画を投稿してきたキル・ビル小僧との対談を収録するために単身カナダに飛んだウォレスだった。
しかしマニトバ州に到着すると彼は自殺していてちょうど葬儀中であった。

このまま手ぶらで帰国するわけにはいかず、ウィニペグにある「バーH」で1人飲んでいた。何か別の面白そうな案件はないかと探していたところ、トイレの壁に広告がたくさん貼ってありその中の一つに興味を引かれた。
「数々の冒険、土産話あり┅海で生きてきた老人┅海洋での冒険の後、陸者となった┅大きな家で孤独に余生を過ごしたくない┅伝えたい物語がありすぎる」と長々と書いてあった。
ウォレスはこのハワード・ハウという老人に連絡をとり今夜会う約束を取りつけた。
ウィニペグから2時間のバイフロストというところにある、ピッピー・ヒル邸に行くことになった。
ここまででちょっと気になることが┅
バーやコンビニの店員たち、会う人会う人「カナダ人はアメリカ人が嫌い」という認識で進んでいく。小バカにしてる感じ?それをウォレスも受け入れている体(てい)なこと。

目的地に着くとハワードは車イスに乗って出迎えてくれた。
ブランデーに茶葉を浸けたという紅茶をおもてなしされたウォレスはその冒険話とやらを長々と聞かされることとなった。

まとめるとこうだ。
船舶調理師としてアナスタシア号に乗っていたハワードは沈没により海上に放り出され漂流していた。絶望的な状況の中、救世主が現れた。
セイウチの集団があのヌメヌメとした身体で包み込むように無人島まで誘導し運んでくれたというのだ。そして1頭は自分の身体を食用として提供してくれたのだとか不安(ちょうどその肉がなくなる頃、救助された)
そしてその献身的なセイウチに彼はMr.タスクと名付け、ずっと感謝し続けているらしいのだ。部屋にはウーシックと呼ばれるセイウチの陰茎骨が飾られてあり、タスクとハワードの間にはそれ以上のあまり考えたくもない何かがあったのかもと想像させられてしまう。

どうも紅茶に睡眠薬が入っていたのか?ウォレスは眠ってしまい、恋人アリーとの楽しかった日々を夢の中で見ていた。
しかし目が覚めるととんでもないことになっていた。
左足の膝の上から下が失くなっていたのだ。そして車イスに身体を縛りつけられていた。半狂乱のウォレスに「君は毒グモに刺され意識を失った。Dr.ムシエはこのままでは命が危ないと髄液を投与し足を切断する手術をしたのだ」と告げた。
やり返えせないように動けなくしといて、しらじらしい嘘だ!
人として許せませんよ💢😠💢(あっ、人間じゃないわ。サイコパスだった)

とにかく電話をさせてくれと懇願したが、腕がモルヒネのせいで動かない。
電話は医者が持って行ったと言い、往診に遠い街に行っているだと?信じるわけないわ💢(Dr.ムシエ=ハワードだね)
彼は腕が動くようになると車イスを操作して自分のケータイを探し出すことに成功した。
そしてアリーとテディの留守電にことの経緯と現在の状況をメッセージとして残した。
二人は半信半疑だったが、ウォレスがいつまで待っても帰ってこないから動き出した。

その直後ハワードにまたしても拘束されたウォレスはなぜこんなことをするのか彼に問い詰めた。ここでハワードは車イスには乗ってなくて普通に歩いている。
何なんだいったい?その手の込んだ芝居!意味があるのか?
「生き続けたければ、セイウチになるしかない。セイウチになりきれ!人間はセイウチだ!」とわけがわからないことを言い出し、また眠らせられてしまった。

アリーとテディはマニトバ州の警察に録音したメッセージを聴かせたが相手にされない。だが、以前似たような事件があったことを思い出し今も独自で調べている元警部のギー・ラポワンテを紹介された。
彼は既に目星をつけていて10年もの間、ハワードを追っていた。
ハワードはシリアルキラーで23人もの人を誘拐しロボトミー手術を行っているのだと。
ギーは2年前に彼に会ったことかあり誘拐されそうになっていたということだ。
サイコパス特有の話術の上手さと人を惹き付ける力に負けそうだったらしい。

ウォレスはとうとうセイウチ人間にされてしまった。
両足は膝の上から切断。両腕は胴体に結合。舌も歯もない。口の上部に牙を埋め込まれていた。ハワードは化け物を作っているのだ。しかし見た目縫合が下手すぎる。
ウォレスは鎖に繋がれたまま、泳ぎを覚える訓練をされられた。水槽の底には自分と同じような身体の白骨化したセイウチ人間が沈んでいる。
恐怖のあまり声を出そうにもセイウチの鳴き声しかできない。
エサとして投げられた生のサバを食べることでしか生きる道はなかった。

そして格闘の訓練もさせられ、セイウチの着ぐるみを装着したハワードとバトルをさせられた。
もう二度と人間に戻ることはできない。完全なセイウチになるため自分を殺して海に出ていくことしか道はない。と煽られ、迷いなくウォレスはハワードをその埋め込まれた牙で刺し殺した。
気持ち悪いことに「君は私のMr.タスクだ」と言いながら満足そうにハワードは息絶えた。

そこにアリーとテディが、突入。現場を見て絶句。絶望しかなかった。
ほんとうに残忍な動物は人間なのだ。
そして、遅れて入ってきたギーは殺人事件の現行犯であるセイウチ人間のウォレスに銃口を向けた。
しかし撃たなかった。

1年後、ウォレスはマニトバ動物保護施設にいた。
アリーとテディはそこを訪れていた。
「ウォレス‼️」と呼び掛け、サバを投げると出てきて食べ始めた。
完全なセイウチになったのか?食べる様子はまるでセイウチそのものだ。
アリーは「I love you 忘れないで」と言い涙を流していた。
泣くのもいい。それが、動物と人間との違い。
心がある。
アリーが去っていく後ろ姿を見ながらセイウチ人間のウォレスも涙を流していた。心は人間なのだ。

テディは新しい相方スコットを迎え、相変わらずくだらないpodcastの配信をしていた。
すかさず、ウォレスのことをネタにして笑ってた。
「頭の中も完全なセイウチ。人間は本当はセイウチなのかも┅」
『リアルとゲスを好む彼らと視聴者たち』
ふざけるな‼️と思ったよ。
という変わった映画だった。

好きも嫌いもなにも┅┅だけど爪痕だけは私の中に残した。
悪い意味でも良い意味でも何ともいえない気持ち悪さを忘れないと思う。