七つの大罪クラブ 生贄になった少女たち | 何もかも忘れないブログ 

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もうそこまでだ〰 
失った信用を取り戻すには、まだまだ時間がかかるんだな~

またしても休みモードになりそうですが、通常運転🚗💨行きます。


タイトルからして悪魔崇拝の話かと思いましたが、そこはあまり重要ではありませんでした。五芒星が、最後に出てくる意味は?

https://spirituabreath.com/gobousei-imi-spiritual-67116.html 


「THE SINNERS」が本当のタイトル。

「罪人たち」とでもいうべきか?

冒頭、6人の女性マスク集団が1人の女子高生を拉致するシーンから始まる。

そしてこの女子高生オーブリーが、「私が湖の底に沈むまでの物語である」と語りだす。彼女は赤いバラを口に入れられ死人のように見えていた。


新約聖書

コリント人への手紙13章4節が読み上げられる。


 愛とは寛容であり情け深い

 妬むことをせず高ぶらない

 誇ることもない

 他者をおとしめずいらだだない

 恨みを抱くこともない

 不義を喜ぶことはなく真実を喜ぶ


もしこんな人がいたらヤられっぱなしになるだろう。攻撃も反撃もしない。

でもこんな人はいたのかもしれない。(パッと頭に浮かぶ人はいますが┅) 今はどうだろう?

究極の選択、自分を犠牲にしてまで他人を助けることができるか?


しかしこの話は、愛や真実ではなく罪がテーマのようです。


箴言(しんげん)

  1. 教訓の意をもつ短い句。戒めとなる言葉。
箴言6-16
主が憎むものは6つある 嫌悪するものは7つある
 
オーブリーから見れば憎むのは6人
嫌悪するものは自分を含めた7つ

ここは、カトリック系の女子高校。7人の集団は学園のSINNERSといわれて近寄りがたい存在となっている。
気持ち悪い集団は何処にでもいるもんだ。醜い争いを隠さなくなってきてる。
一度外に出て俯瞰で見たらいい、そこには入りたくないと思うよ。一緒に思われたくないわ(自戒を込めて)


それでは、その7つ(7人)をご紹介します。
始めに不倫と同性愛は聖書で罪とされていることだと知っていて欲しい。

①ケイティ・ハミルトン
 『強欲』父親に頼み欲しいものをすべて手に入れる。
②スティシー・ロジャース
 『嫉妬』ケイティの家族に取り入り恩恵を受けるも一切感謝しない。
③ロビン・ピアース
 『怠惰』陸上選手として8つの大学から誘われているが、恵まれすぎていて努力  
  をしない。
④モリー・マカイバー
 『暴食』皆に好かれているが、自己肯定感が低く食に走る。
  この女優さんだけは、とても女子高生には見えなかったあんぐり
⑤トーリ・デビットソン
 『憤怒』情緒不安定。機嫌が悪い日は何をされるかわからない。怒りを制御で
  きない。
⑥オーブリー・ミラー(この映画の主役ナレーションだけど最後に殺害される)
 『傲慢』罪に例えられるのは嫌だけど一時的に人気者だった証。成績を上げ
  たくて授業で発言している。何だって知っている。家用(ほぼ日記)と学校用
  の聖書を持っている。そんな自分を誇っている。
⑦グレース・カーバー
 『色欲』処女だったのに罪人扱いされ始めると彼女は変わった。
  トーリとレズビアンの関係にある。この集団SINNERSの女王的主導者。
  彼女は父親が牧師でとても厳格なこともあり、反抗的な態度をとっている。

彼女たちの問題行動がチクられないのは恐がられているのか、無関心なのかなんでしょう。
オーブリーはトーリのことを憎んでいる。それは本能のまま生きるグレースを羨望の眼差しで見ているため、罪とわかっていて彼女と関係を持っているトーリに嫉妬でもしているのだろうか?(そんな浅い問題ではないような気がするが┅)
この地域は、信仰と法は同等としながらも役所よりも教会のほうが力を持っている。

オーブリーは知っていた。
着飾る女性の魅力は偽りで美は儚い。
愛とか光とか明るさを強調する人ほど中身はボロボロなのを┅


ある時、オーブリーの日記(家用の聖書)が盗まれた。
そしてその内容が、グレースの父親(教会の牧師)の知るところとなってしまった。
(結局オーブリーの密告なんじゃないかと思う)
ことごとく聖書における大罪を犯しているカルト集団「7人のクズ罪人」と呼ばれていると認識した父親は彼女に教会の関係者以外とは会うことを禁止する。

しかし彼女は呪術師のところに行き、オーブリーを悪魔崇拝の生贄に差し出し呪いの呪文をかけた。
外部に漏れるとヤバいので口止めのため脅すことを考え、彼女を呼び出した。
表向きは、聖書の勉強会ということだったが、全員で悪魔の呪文を唱えていた。気付いた彼女は、逃げ出したが、警告を無視して密告は続けた。
この辺りになると主役がオーブリーからグレースに変わっているのであれっ?ていう感じになっていた。

そこで冒頭の拉致となる。
6人のマスク集団が、オーブリーを強引にケイティの車に乗せ湖畔に行き着く。
そこで、恒例のしごきという集団リンチが行われる。
しかし、彼女は隙をついて逃亡してしまう。
6人は、見つけ出すことができず、そのまま帰ることに┅

「訓練とは当座悲しく思われるもの だが、いずれ鍛えられた者に平安な義の実を結ばせる」  (ヘブライ人への手紙 12章11節)
ちょっと嫌な感じかする。訓練と暴力は違うのかも知れないが、平安な義って
支配される?忠誠を誓う?→暴力によって支配されるように聞こえてしまってビビる😵💦

先ずは、オーブリーが行方不明であることは日記を紛失して取り乱していたため自ら失踪したことになっていた。
警察が事情聴取を6人に行うため高校にやってきた。
知らぬぞんぜんを決め込み、何とか難を逃れた6人だったが、ケイティが行方不明になり遺体が湖で発見された。
警察は、グレースのバイト先の店主アンディを大した証拠もないのに逮捕した。

日記を手に入れたトーリとグレースはグレースの父親所有の湖畔にある山小屋へと向かう。そこで日記を燃やそうとするが、オーブリーの遺体を発見し逃げ帰ってしまった。
そうしているうちにモリーとロビンが次々と殺害される。それぞれの遺体の側には白いバラと青いバラが添えられていた。(あまり意味はないが、オーブリーの自己満足だったらしい)
ということでアンディは釈放された。

実はオーブリーは死んでおらず、その山小屋へと逃げ込んだ時、フェルドマンという男性と出会っていた。
彼は葬儀社のエンバーミングの仕事をしていたこともあって彼女に死人メイクを施して死んだように見せかけていたのだった。

彼は不変の罪を犯していた。
それは、グレースの母親と不倫関係となり追放されていた。
姦通罪の罪を犯し聖霊を冒涜した彼には決して救いは訪れない。
今までの殺人はすべて"自分と同様に隣人を愛する"フェルドマンによって行われた犯行だった。オーブリーが、姿を現し驚愕するトーリとグレース。
しかしここで意外にもフェルドマンはオーブリーを銃殺したのだった。
えっ?何故に主役を殺すのか?
そして彼は二人を脅してオーブリーの遺体を湖に投げ捨てさせたのだった。

それからフレッド保安官は居場所を突き止め山小屋に突入したが、敢えなく銃殺されてしまう。しかし隙をみて保安官の拳銃を拾ったトーリが、フェルドマンを銃殺し二人は助かったのだった。
そこへ駆けつけた保安官の部下はあまりの惨状に絶句するのであった。

五芒星は出てきたけど、遺体の側に書いてあったりそのものに書いてあったり┅
結局、オーブリー側もグレース側も呪いあっていたのね?
人を呪わば穴二つ(陰陽師になってしまいました不安) 

この事件は、きっと教会の力で表に出ることはないだろう。

《総評》
愛や真実なんてどこにもない。表に出ることもない。
まさに罪しかない、罪についての物語だった。
芸能界の闇みたいだわ。