太陽の神【2】ギリシャ・ケルト(ガリア地域) | 心の鏡

心の鏡

天の霊妙不可思議な法則、神道について書いているブログ。心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

 

ギリシャ

 

アポロン

 

ギリシャ神話の太陽の神と言えばアポロン。

ゼウスの息子で音楽・牧畜・医療・予言などを司り、太陽が光り輝くように美しいので光の神でもあるとか。

妹が月の女神アルテミスで、息子が医療神アスクレビオス。

ギリシャ神話だと太陽が男性の神様、月が女性の神様で、日本と反対ですね。

また、日本の太陽神と司る分野が違いますね。

 

ヘリオス

 

その光の神としての性格から、次第に太陽神ヘリオスと同一化されていった。

毎朝4頭立ての馬車に乗り、大洋オケアノス(水神)の東から出て天空を渡り西に沈む。

そして西から東には馬車ごと乗り込める黄金の盃に乗って移動するとされる。

こちらの姉妹に月の女神セレネと曙の女神エオスがいる。

オリンポスの神々に先行するティタン神族のヒュペリオンとテイアの子

 

 

ケルト(ガリア地域)

 

ルグ

ルグはヨーロッパ、ガリア地域で信仰され、リヨン、ラン、ライデン、ライプツィヒなど、地名にその名が残る。

遠くの狙いも外さない光り輝く槍を持って、太陽を表す車輪も持っていた。

ルグの父は神で母は魔族であり、天界と冥界の両方の血を受け継ぐ。

 

照度の単位であるルクスは、ラテン語の光り=ルクスに由来するが、

ルグやルグスというケルトの神と語源が関わるという。

 

以上、西洋の太陽の神でした。

 

それから太陽の神じゃないけど、ギリシャ神話に、閉じ込められた迷宮からロウで固めて作った翼をつけて脱出したイカロスが太陽に近づきすぎてロウが溶け、海へ墜落して死んでしまった伝説がありますね。

 

こうして見てくると、世界で太陽神は中東、欧州、南米とも、ほとんど男性的な神様みたいで、『太陽の神が女神っていうのは日本だけ?』と思ったら…、日本以外にもありました。

次回はその話で太陽の神シリーズを締めくくりたいと思います。