山王信仰/方災除・厄除け【追記有】 | 心の鏡

心の鏡

このブログは主に神道について書いています。ブログタイトルの心の鏡とは内在神を表し、神社のおみくじの神の教に「神様の御光が我が心の鏡に映るその時、凡ての心の曇り、心の闇は晴れゆきて、広き明き御恵みを授かる事が叶う」とあったところから命名しました。

山王信仰については、以前、「仏家神道ー山王神道ー」でも記事にしていましたので、ご覧ください。

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全国の山王信仰の総本社は比叡山山麓にあり京都御所の表鬼門(東北)を守る

日吉大社」で、そこから「日吉神社」とか、

総本社と各地の分祠を樹木の幹と枝の関係に見立てて「日枝神社」という名、

また「山王神社」という名で分霊されています。

 

 

山王とは

 

山王とは日吉の神様の別名で、これは天台宗・比叡山延暦寺の守護神としての性格を意味します。

それを「山王信仰」と言い、天台宗のお寺の広がりとともに日吉の神様が祀られました。

 

全国に広がる山王(日吉)信仰の神社数は、日吉大社の公式サイトで確認したところ、約3800社とのことです。

 

山王鳥居

↑赤坂・日枝神社の山王鳥居

 

神使は、神猿と書いて(まさる)と読みます。

「魔が去る」「勝」に通じて縁起がいいという訳ですね。

やはりその、比叡山には古くから猿も多く生息していたでしょうから、

御祭神である山の神様の使いと考えられたのでしょう。

【追記】

御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)

他にも大山祇神と山の神が多くいて混同しがちですが、系図で見ると親子関係が違います。

大山咋神は、赤坂山王日枝神社の公式サイトによれば、

須佐之男命の孫で、親が大年神です。

松尾大社は同じ大山咋神が御祭神です。