昨晩は何故か急に当ブログへのアクセス数が伸びまして、『何かあったのかな?』と思ったら、阪神タイガースが38年ぶりに日本一になったというニュースがあったので、たぶん、それが原因だと思われます。
先日、野球の必勝祈願に適した神社・御祭神に関する記事を書いたから。
改めまして阪神タイガースの皆さん、タイガースファンの皆さん、日本一おめでとら!
こういう明るく活気づくニュースは良いですよね。
私も、家に神棚があるので、神棚に参拝して、ちょろっと阪神タイガース日本一祈願をしましたが、祭っている御札は天照大御神と氷川大神と八幡神で、箭弓神社のは無かったから、その神社は公式ホームページを見て心の中でご遥拝って感じでしたけど、人の為に祈る事が、こうもすんなり叶うとは。
やはり我欲に囚われてちゃ御神徳は得難いということでしょうね。
お礼のお祈りも忘れずにしなくっちゃ。
神社と地域の「うしはく」という信仰表現については、前にも少しだけ書いたかもしれませんが、そのうち詳しく取り上げていきたいと思います。
神仏とトラについて
古代日本において、トラは縄文時代草創期に絶滅したという。
しかし朝鮮半島に生息していた事もあり、存在は古くから知られていた。
『万葉集』第16巻にも「韓国(からくに)の虎といふ神」とある。
古来、勇猛と威厳のシンボルとして尊重された。
虎は仏教の四天王のうち毘沙門天(びしゃもんてん)の使いでもあると考えられた。
その昔、毘沙門天が聖徳太子の戦の手助けをした時の時刻が寅年、寅日、寅の刻だったことにちなむという。
大阪の大江神社の境内にある狛トラ像は、江戸時代に毘沙門天を祀っていた時の名残だ。
その後、明治の神仏分離令でお堂は廃され、阿吽のうち阿形の狛トラだけ残された。
吽形の狛トラ像は、2003年、阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝した事から、阪神タイガースのファンによって奉納された。
ちなみに主祭神は豊受大神らしい。食物・穀物の神さまです。
同じく大阪の少彦名神社では、毎年11月22,23日に行われる神農祭で張り子の虎が頒布される。
1822年に大阪でコレラが流行した際に、道修町の薬種商が虎の頭骸骨を砕いて作った丸薬と張り子の虎を参拝者に配ったところ、効果は絶大であったという。
東京で狛トラ像がある所と言えば、神楽坂の善國寺。
1848年に寄進され東京大空襲を乗り越え今に至る。
埼玉では秩父神社の拝殿に、江戸時代の名工・左甚五郎作「子宝・子育ての虎」と呼ばれる彫刻が施されている。
母虎だけ、ヒョウ柄。
これは狩野派の様式であるといい、当時メスの虎はヒョウであるとされていた事にちなむ。
以上『神社のどうぶつ図鑑』より引用させていただきました。