今週は、令和5年(2023年)の今年4月佐賀県の吉野ケ里遺跡で神社が建っていた為、これまで調査が手つかずで長らく謎のエリアだった所から、弥生時代後期の有力者のものと見られる石棺が発掘されたニュースを見ていました。
日に日に調査が進むので、まだ誰の墓かなどの事は断定されていませんが…
今月5日から石のふたを開けて調査中。
石のふたが縦に4枚横に1枚づつ並べられていて、
石棺墓の幅が36cmと狭く、長さが1.8m。
肩幅の狭い女性などの可能性があるとのこと。
石のふたは棺の大きさに比べてかなり分厚くて、バツ印なども刻まれていたとか。
また棺の隙間を埋めるのに2種類の粘土を使ってあり、
棺の外側から埋める際に混ざったとされる数十もの弥生土器の破片が見つかったということです。
という訳で、私も葬られていた所にずっと神社が建っていたという事で気になっています。
【追記】
これまでそこに長らく鎮座していた神社は日吉神社でした。
山の神様、大山くいの神が御祭神ですね。
そこを管理する氏子らが高齢化して管理が難しくなった為、移転することを決め、佐賀県が公用地として土地を買い上げて発掘調査が始まったそうです。
今の時代、少子高齢化や信仰の自由もあって廃れる神社も多くなっているでしょうが、やはり土地の売り先はこうして考古学的に役立てられるように自治体の方が良いですね。