列車を別れに使う歌謡曲のなんて多いことか | 美里山倶楽部

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 一年半程前に書いた「木綿のハンカチーフ」という太田裕美さんの曲を取り上げたブログがありました。

 

 太田裕美さん、現在は療養中とのこと、一日も早いご回復をお祈りいたします。

 そんなことを考えていて高橋真梨子さんのベストCDアルバムを聴いてたら「別れの朝」でふと思いました。

 

 どうして列車は別れ歌の舞台になるんだろう。

 チコちゃんふうに結論から書いてしまえば、「駅(ホーム)と列車はドアを閉められた途端、二人の世界は隔絶して、なおかつ彼女(彼)は列車によって無理矢理身体的距離を離されてしまうから」ということなんでしょうが、謎も多いです。

 

1.別れの朝 高橋真梨子

  別れの朝は、男性が列車に乗って女性が見送るパターン。

 別れるパターンは女性が乗って離れる事が多いので珍しい事例です。

 「やがて汽車は出てゆき…あなたの目を見ていた」

 女性に未練はあるけど男は出て行くこの曲に男への同情は微塵も感じません。

 

2.だから私は北国へ チェリッシュ

 囲う場所間違えたてへぺろ

 とにかく「恋の戦争に破れた乙女は 悲しくてあなたと別れて北国へ向かうの」 

 

  北国は吹雪いてますからねぇ、こけないように気をつけて歩かねばなりませんが、失恋した女性は北へ旅立つパターンはこの例も含めて多くあり、このあと大御所も登場します。

 

3.あずさ2号 狩人

 あずさ2号は名曲ですが、冒頭から「今彼」と分かれて「新彼」と旅立つ曲だったとは・・・。

 じっくり歌詞を眺めるのが初めてだったものですから・・・。

 別れ方は複雑ですが、こうして信濃路にきた彼女たちは安曇野で現在どのようにして暮らしているのか?

 写真は「急行アルプス」しかなかった爆  笑

 

4.喝采 ちあきなおみ

 ちあきなおみさんは現在歌手活動を休止しています。
「あれは三年前止めるあなた駅に残し 動き始めた汽車にひとり飛び乗った」現在ならばとても出来ない離れ技ですし、緊急停止してお説教を食らいますが、当時の客車はいつでもどこでもドアが開けられたのでこのようなことが出来ました。
 飛び乗った彼女は歌い手として成功する代わりに彼を永遠に失う鎮魂歌でもあるような気がします。 

 

5.哀しみ本線日本海 森昌子

 森昌子さんが歌うこの曲は、イントロから寒い日本海を思い出してしまします。

 すでに北の町で手紙を彼に書いていますが、そんなんだったらなんで別れて北の町でひとり寒さに震えているのか?

 美里山倶楽部が今でもワカラナイ女性心なんです。

 

6.津軽海峡冬景色 石川さゆり

 

 来ました、大御所チュー
直球で「上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中」と始まるこの曲は二年に一度は紅白で聞く曲で、アンジェラ・アキさんのカバー曲もイイです。
 残念ながら当時の写真はないので、函館に保存されている連絡線とかつての北斗星でごまかしますが、別れた女性が北へ旅立つことを決定づけた名曲です。
 上野では多分見送り無しに「津軽」あたりに乗って青森で青函連絡線に乗り継いで函館に向かう訳です。
 このようにして多くの女性が北海道に帰っていたら、北海道ではプチベビーブームがあったかもしれませんが、別れた女性は簡単に心を開かなかったんでしょう。  

 

7.池上線 西島三重子

 「池上線」を西島三重子さん自ら東急に売り込みに行ったことがあるそうですが、「古い電車」「すきま風」、そして別れ歌とのことで売り込みに失敗したそうです。
 東急が当時もっと心が広ければ、いいコラボになったと思います。また、昭和50年代の池上線の車両がどういったものなのか分かりませんでした。
 この曲では、二人で池上線に乗ってきて彼女のアパートまで来て最後に彼が別れていきます。
 一緒に電車に乗って別れるところは、美里山倶楽部には理解が難しいかな?

 

8.いい日旅立ち 山口百恵

 いい日旅立ちは別れ歌というわけではありませんが、これだけ大ヒットした曲の中をひもとくと、冒頭の「雪解け間近の北の空に向かい 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時」も根暗な少女の過激さを表現してますが、「帰らぬ人達熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり旅に出る」という意味深な歌詞。

 帰らぬ人達が、別れた人なのか、亡くなった人なのか、都会に出てしまった人なのか、想像にお任せします。

 「あぁ日本のどこかに・・・」以降のサビの部分だけが当時のCMで流れていたのでまさかこのような「さみしいひとり旅」の曲とは思わないですよ。 

 

9.花嫁 はしだのりひことクライマックス

 一方、数少ない列車乗って彼氏に嫁ぐ楽曲の「花嫁」ですが、

1960年代の花嫁は嫁いだら「帰れない何があっても 心に誓うの」といったように覚悟を決めて夜汽車に乗っていたのでしょうか?(今回の写真は全く関係ございません)

 

 晴れて二人が一緒になるのにど~も悲壮な歌に聞こえてしまします。

 

 令和の時代ならば、

「新幹線に乗って新潟駅に降り立つと

 彼が迎えに来ていて越後線に乗る

 そして海沿いのアパートについて

 これからのことを思ってみる

 お米にすいか、枝豆に梨

 どれだけ楽しく作っていけるのだろうか」

みたいな列車に乗って輝く未来の新農家応援ソングも有りのような気がしますが・・・。

 

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