朝方、夢うつつ、外は雨の音。
ヤマヒバリだの、サバンナシトドだの、今頃、見に行ったって、もういないかもしれない。
気乗りしなくて、起き上がれず。
3月24日(木)
外出は、や~めた。
まして数か月前から、歯痛に悩まされていた。
歯医者が嫌いな私は、ひたすら我慢。
けれど、数日前より、たえがたいほどの痛みに襲われ、鎮痛剤のお世話に。
鎮痛剤で、痛みを散らしたところで、治るわけでもないのは、わかっているけれど。
3月25日(金)
鎮痛剤は切れているはずだけれど、(あんまり飲み続けるわけにはいかないので)、この日はなんとか、起きだし、イオンシネマむさしむらやまへ、自転車で向かった。
自転車で、1時間はかかるけど、イオンシネマは、いつでも、1100円で見れるから、がんばって走った。
またまた、エベレストを題材にした映画、「エベレスト神々の山嶺」を見た。
どうも、エベレストとか、山岳映画は気になって、見に行く。
近いところで、「ビヨンドザエッジ」 「エベレスト 3D」
何れも、エベレストの映像は、美しく、迫力があり、ため息が出るような。
大地震が起こる前にロケされた、カトマンズの街も、懐かしく。
それにしても、大地震後、どうなちゃってるんだろうなあ。
誰よりも先に、誰も登ったことのないルートで、なんていう、一流クライマーの、プライド。
わからないでもないけれど。私には、縁がない。
ザイルで結ばれたパートナーとの切る、切らない、切れない、切れた(事故)、の話、山岳映画にはよく出てくるけど、つらいよね、こういうのって。
なぜ、山に登ると聞かれて、山があるからと答えたのは、エベレスト初登頂を目指していたマロリー、らしい。
この映画の主人公は、俺がいるからだと、言った。はあ、主体が山ではなく、自分なのね、この人の場合。
でも、なぜ、山に登るという問い自体が、愚かな問いだとしか思えない。
たとえば、なぜ、野球をするとか、サッカーをするとか、聞く人、いるでしょうか?
野球にしろ、サッカーにしろ、好きだからでしょ、たぶん。山だって、そうだ。なんだって、マロリーは、山があるからなんて、わけわかんないこと言ったんだろうね。名言みたいに使われてるし。
誰も登れそうもない絶壁から、エベレスト登頂をめざす、主人公。壮絶すぎる。
主人公は、自分勝手で、自己中な人のように思えるのに、付いてきたカメラマンが、絶壁から、落下しそうになった時、助けに来た…。この場面は、泣けるよ。スクリーンに、彼の足がすっと、映し出されてくるところなんか、にくいね。
彼を担ぎあげて、登って行く。
元来、山屋は、そうなんだ。いいやつなんだよ。
彼を追うはずのカメラマンは、下山。
結果は、天候が悪化して、主人公は帰らぬ人に。
プロのカメラマンだったら、彼の雄姿を撮れよ。撮って、それを世に出す。それがプロのカメラマンだと思うけど、彼は、それもしなかった。どうでもよくなったらしい。すべてが、山のなせる業か。
主人公が気になって、カメラマンは、1人、再びエベレストをめざし、なんと、頂上付近で、主人公の凍りついた遺体と出くわす。
う~ん、そんなことありえそうもないんで、シラケた。まあ、フィクションということで、いいかな。
原作は、夢枕獏。
ストーリーはイマイチだと思うけど、エベレストやカトマンズの映像は楽しめたので、まあ、よし。