スターチャンネルでチケットが当たったので鑑賞してきました。
1時間前に座席交換した時点で観客が0人だったので、えーっ、もしかして貸し切り?っていう思いましたが、開演直前で、わたしたちを入れて5名ぐらいになっていたので、なんとなくほっとした。
『マイ・ブラザー』を思い出す。
ラストのエンドロールのテロップ
5人に1人がPTSD
(心的外傷ストレス)になり
20万人がホームレスで苦しみ
1日に約22人が自殺を図っている
愛する人を守るために戦っていたはずなのに、結局、全てを犠牲にして、全てを失ってしまった。ここまで全てを犠牲にしてまで何で戦うんだろ?
切なくなる。
色々な角度から反戦を訴える作品はあるが、どういう風に見せるのが一番分かりやすいのか?一番響くのか?分からないけど、争いからは何も生まれないし、どんな大義があろうともしちゃいけないということだけは分かる。
タイトルのマンダウンはふたりだけの合言葉。(本来は別の意味なのだが…)その合言葉が最後に刺さる。(最後は本来の意味も含まれているから。)
時間軸を交互に描いていて、観ているこっち側も惑わされ、グチャグチャになる。コレって主人公がわけわからなくなって混乱したその状態を、我々も追体験しているかのような感じだ。ちょっと『ジェイコブス・ラダー』のような…
【68点】
2017.3.7 新宿武蔵野館