1960年代まで
異人種間婚姻は罪だったのだ。
今、思うとおかしな話しだし、バカげてるけど、当時のアメリカは肌の色が違うだけで許されなかった。
予備知識なしに観たので『LOVING』ってタイトルから愛をテーマにした作品なんだろうな、ぐらいに思っていたら、主人公の名前だった。びっくりだ。まさに名前の通り愛を貫いて歴史までをも変えた夫婦の純愛は観る者を熱くする。
なんか言葉で書くと安っぽく感じてしまうが…
わたしは、ここまで一途に人を愛せるだろうか?
朴訥で無骨だけど妻をどこまでも守ろうとする夫にジョエル・エドガートン、それに応えて夫の従う妻にルース・ネッガ。2人の演技もいいし、それを見守る家族や友達たちの脇を固めるキャストも良かった。
コリン・ファースが映画化を熱望しプロデューサーとして名を連ねている。
【74点】
2017.3.7 TOHOシネマ日比谷シャンテ