私は、私の家族が病院にかかり、処方箋をもらったら、一緒に薬局に行き、説明を聞く。そして、質問をする。娘はそれを意地悪だと言った。知ってるくせに聞くなんてという。

私は、決してそんな気持ちからそんな事をするのではない。

この薬剤師は、どんな説明をするんだろう。わかりやすい説明だったらgetしたいし、知らないことがあったら知りたいと思うからだ。

患者さんに薬の説明をする時、私たちは知らず知らずのうちに専門用語を使ってしまう。専門用語だと意識せずにである。

何かに例えたり、わかりやすい言葉で説明することは納得してもらい、ちゃんと飲んだり使ったりしてもらえる第一歩だと思う。だから、私は病院に行っても、薬局に行っても、自分が薬剤師だとは言わないでおく。自分の患者さんにもいろいろ教えてもらう。例えば、「女性化乳房」という副作用があるが、それが出た若い男の子に、どんな感じなのか教えてもらう。「あ~、他の患者さんのために?」と言って、その時の事を事細かに教えてくれる。時には皮膚症状を見せてくれる。有り難いことだ。薬局では、実際の症状を見るということはあまりないのだ。

家族の薬の話に戻るが、初めのうちは、娘が説明を受け、その後、私が質問するという感じだったが、最近は処方箋を私に渡したら、娘は知らん顔をして離れている。

ある時、アレルギーの薬であるクラリチンレディタブ  という薬をもらった。

患者さんはいなかったが長く待たされた。説明は一日一回飲んでくださいだけであった。

そのまま、娘に渡した。

数日後、娘と話した時、

「あの薬、押してもなかなか出てこなくて困ったわ。破って出したわ」

と言った。

あっ!伝え忘れていた。後ろから剥がすということを。