📚 知らないと損する 池上彰のお金の学校 (池上彰 著)
少し前に、投資のお茶会に行ったのですが、
本当に壊滅的にお金と言うか世間と言うか、経済の事を分かってないな…と痛感したんです。
もちろん、素人用のお茶会なので、
難しい言葉はやさしく説明してくれて、簡単に分かるようにしてくれているのよ。
だから、その場では理解できるの。
だけど、パーツパーツの意味が分かっても
根本というかベースがないから、繋がらないし、発展もできない…
例えば投資をするとして…
言われた通りのことはできるんだろうけど、
自分の頭で考えるための情報が何もないんだなって…
どこかに習いに行ったら、その人からの情報を100%信じるしかない自分の情報量って怖いな…と。
どこかに習いに行ったら、その人からの情報を100%信じるしかない自分の情報量って怖いな…と。
投資を始めるにあたって(するかどうかは別として)
素人が読むといい本をネットで探したところ
評判が良かった、この本を買ってみたのです。
池上彰さんは、テレビにもよく出ている説明もいらない程の有名人ですよね。
慶応大学卒、NHKで記者やキャスターをされ、
『週刊こどもニュース』のお父さん役で分かりやすくニュースを説明されていました。
『週刊こどもニュース』のお父さん役で分かりやすくニュースを説明されていました。
間違いなく頭がいいのですが、分からない人にも分かるように簡単に説明することに長けては抜群ですよね。
ちょっと辛口で、政治家や大物事業家、スターだとしても、態度を変えず、誰もが興味を持っているけど聞きにくいことをズバッと聞いてしまう姿も気持ちいいですよね~
私の中で好感度がいい池上彰さんの本なので、きっと私にもわかるに違いない!
そんな思いで購入したのです。
本は2011年の発行なので、ちょっと古いですね。
とは言え、流行の投資話ではなくお金の基本の話なので、今でも十分通用します。
本当に基本中の基本の話なので、私のようにお金の仕組みの根本が分かってない人や、投資や保険と言われるとアレルギー反応を起こしそうな人には、うってつけですね(笑)
だって、本の始まりは「お金の歴史」からなんですよ。
お金のなかった時代は、物々交換だったんですよね。それがどのように今のお金と言う形になっていったのか…そんなところから丁寧に書かれています。
数字とか利率とか聞いて、拒否反応しそうな人でも、物語を読むように本を読み進められます。
私は感動ポイント、気づきポイントに付箋を貼って読むことが多いんだけど、
教科書のように事実を書いてある本なので、読み終わってみたら付箋はなかったですけど…
気づきポイントとしては、あとがきの
「機会費用(ある行動をとることで、他の行動をとることができなくなると言う考え方)」のところでした。
何かを選択することで、他の選択を放棄している。
ちょっと、ギクッとしませんか?
限りある時間ですものね、よく考えて行動しようと思いました。
お金の仕組みが分かっていない人向けなので
すでに投資や大きな事業をされている方には、「当たり前だよね」な内容なんだと思います。
京本的評価:★★※
(あくまでも京本個人の感想です。)
★ つまらない
★★ 可もなく不可もなく
★★★ 面白い
(※は★半分の意味です)
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