スナッチャーズ・フィーバー(ネタバレ) | B級映画館2本立て&一憂一鬱(復刻版)

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再見して語るB級映画ブログ

監督: ジェイ・ダール 

制作年:2014

 

モキュメンタリー風というか、FFというか、手振れしすぎのPOVなんですが・・・。

 

侵略物、スナッチ系は大好物なので、再見しますよ。

 

 

物語は・・・・・・

 

不安感を煽るニュースやインタビューがOP。

 

大学の卒業生からインタビューを撮るために、 ジェフと幼なじみのべスダンテリー の4人が出発。

 

①最初の小学校で、服が裏返しの受付嬢、妙に少ない生徒、生肉の弁当など。

 

立ち寄ったガソリンスタンドでも、何か妙なものを目撃する。

 

②化粧がヘタな双子(ブルブルあり)、豚の被り物の少年&馬仮面の母親、背中を向けて立つ女性などなど。

店は少々荒れており、やたらと店裏に行くように押してくる女店員の手は血で汚れていた。

一気に距離を詰めて突っ込んでくる女(この映画を代表するシーン)。

 

2人目の卒業生は歯科医、待合に居た少女エミリーを撮ることに。

 

診察台に乗ると、「助けて・・・あれはパパじゃない、モンスターよ」と震える声で言った。

気配を察したのか、モンスターと呼ばれた父親はエミリーを連れ帰る。

 

モーテルに泊まる4人だが、不安感が強いベスとテリージェフは笑う。

 

変なTシャツで和んだのも束の間、キャスターのいないニュース、映らないTV、助けを求めてきた老婆リン

 

リンは、主人がモンスターで、奴らはそこら中にいると力説。

 

結局、家族が連れ帰るが、不安は一気に増した。

 

モンスターは、古い記憶を持っていない・・・

 

 

携帯もモーテルの電話も不通な中、とりあえず最後のインタビューに向かう4人。

 

銀行に到着して、相手を待っていると、咳き込む老女、ガソリンスタンドの双子、無関心な人々・・・。

 

テリーの不安が最高に達しようとしたとき、老女が吐いたー

吐き出された肉塊は、ピクピクと蠢き、周りの人間も一斉に襲い掛かってきた・・・。

様子のおかしいダン瞬間体当たりしてきました。

(私は女のよりこっちが好き)

 

ここからPOV名物、臨調感のある逃走シーン・・・

 

って、俺が肉塊吐きそうだよ!気持ち悪い手振れぇぇ!!

 

 

いつのまにか、町は地獄絵図の様相を呈して参りました。

 

逃げこんだ民家で、老婆は言う。

 

「世界は終わるの ムダよ」

「有糸分裂」

歯医者の親父と思わしき男が子供二人の口に腕を突っ込んでました。

瞬間体当り大成功!の巻(三度目の正直)。

 

 

こりゃ、たまらんと逃げ出すジェフとベス

 

暗闇で、あの双子の女と対決します。

 

 

テリーは、車に逃げ込みますが、そこに現れたのはインパクト勝負の豚と馬

 

俺の方が怪力だっ!

 

変なことを言うから、馬女がドアを簡単に壊し、豚少年に喰い殺されました・・・。

 

 

どうにか生き残ったジェフとベス、家に向かい様子を伺います。

 

お喋りをしながら、トリもいますので、どうやら無事と思いきや・・・。

 

物音を立てた途端、窓という窓に人影が・・・そして後ろを向きました。

 

 

逃げ出した2人は、途中で逸れ、嫌なカットの後で、車に合流。

 

しかし、ジェフチアコールを覚えていませんでした・・・・・・

 

 

スタンドで出会ったアン(書きませんでしたが、水を大量に買い込んでました)は、バスに乗り込みます。

 

車内でベスを見つけますが、フランス語の読書中。

 

目が合い、笑みを浮かべようとしますが・・・「はじまりなの」

There Are Monsters   END

 

と、いうか人類終末の始まりですかね(ちなみに矢印がアン、右の金髪がベスでしょう)。

 

終末と言えば、「終末世界旅行」は雰囲気の良いアニメでしたね、なんといってもってそれはどうでもいい

 

この映画最大の見せ場は、瞬間体当りというか加速装置というか(古い)、とにかくカット割りで非人間らしさを描いた部分でしょう。

 

背中向きも、かなり気持ち悪い描写だと感じるので、雰囲気つくりの点では、かなりポイントの高い映画です。

 

静かな侵略というとボディスナッチャーですが、古典SFを踏襲しながら、新しい点も+したということでは、良い作品。

 

ただ、コナレてないというか、展開が一本道というか、脚本にやや難ありかな、と。

 

あと、PVOも今更~という気もしますし、これ登場が後10年早かったら評価も凄かった気がします。

 

正直、ガッカリ怪獣映画のクローバーフィールドよりは、面白いのですからw

 

監督の次回作に期待しましょう!

 

*「10 クローバーフィールド・レーン」も観てますが、どちらもレビューしたくありませんw