質問コーナーで思ったこと | NIKKA-BOKKA 

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子育ち講座を修了した母親の実践や気づきを綴っています

7月14日(金)

 

先日の講座の質問コーナーで、

小学3年生の娘さんが、

「今日、学校で泣いちゃったんだ・・・。」と

お母さんに話し、またその場面を思い出したように

娘さんが涙ぐんだというエピソードがありました。

 

これまでは「まねで返す」だけでおさまった場面が、

なんとなく今までと違う沈黙の間があって、

お母さん自身「なにかしら励ましてあげたいと思ったんです。」と。

その場で自分が思いつくままいくつか話しかけてもみたんだけれど、

ほんとうはどうするのがよかったのか、

遠藤さんならどう考えられるのか、聴いてみたいということでした。

 

我が子が悲しそうにしていると、母親は誰しも平気ではいられませんよね。

そして、ついつい、こんな時遠藤さんなら? 子育ち的には?と

正しい答えのようなものを求めたくなったり、

それを聴くことで、そうかそうすればよかったのかと

その場では自分の気持ちがちょっと安心したり・・・ね。

 

私もお話を伺いながら、娘のyayaが小学生だった時のことを

思い出していました。

小学校3年生、お友達の、悪気はないんだけれどちょっと棘のある言葉に

yayaもしょっちゅう傷ついては、家でピーピー泣いてたなぁ・・・・苦笑

そんなお年頃の学年ですよね。

こんなことを言われた、約束を破られた、仲間はずれにされた、

ウソをつかれた、ほんとうにいろんなことで泣いていました。

でも、たいがいは数日経つとケロリ。

ごめんねって謝ってくれた、仲直りした、

それは勘違いなんだよって教えてくれた・・・

我が子が育つように、相手の子だって同じように育っている・・・

その関係性のなかで、自然と解決に向かうことがほとんどでした。

そして、私自身、

yayaの悲しい、悔しい、傷ついたと、その場その場で湧きあがってくる感情や

しくしく、わんわん、めそめそと泣くその姿、様子に対して、

母親の役割として、まねで返す。

「悲しいね~。」「悔しかったね~。」「傷ついたんだね~。」

yayaのありのままに寄り添い、気が済むまで泣いていいことを保障しながら、

私自身そうイライラすることもなく、淡々とつき合ってあげられたことは、

結果的にyayaの立ち直りを助けてもいたのかな?と。

 

また、年齢が上がってくると、こちらがまねで返していく中で、

子自身が、実はこういう状況で、こんなふうに自分が思ってと、

自分でその時の詳しい状況説明をしたり、

自己分析を入れながら話してくるようにもなりますよね。

そんな時も、私は基本はまねで返すようにしながら、

もし何かアドバイスをするとしても、

自分が小学生の頃に似たような体験をしたことの中から

「お母さんも小学生の時にね・・・」とyayaに語ってあげました。

すると、お母さんにも昔自分と同じような体験があったんだと思うのか、

固執しそうな目の前の出来事から少し気持ちが離れるのか、

しばらく話をするうちに、yayaの涙が止まり、落ち着いてくるのでした。

そうして、「一緒におやつ作ろっか?」「さ、今日は餃子だよ。支度しよっか。」

子が落ち着いた頃合いをみて、いつもの暮らし(日課)に戻る指示というのも

効果的だったように思います。

 

また、同じようなトラブルに見えても、

身体的なことをけなされたり、バカにされたり、

持ち物を破損されたり、盗まれたりと、

このまま見守るだけでは済まないなと感じる場合は、

早急に事実だけを担任の先生に伝える、そういう対処も必要な時は必要で。

何もかもをマネで返して受け止めていればいいということでも

ありませんよね・・・。

 

それらを踏まえてですが。

 

そこで遠藤さんだったら? 子育ち理論的にだったら?と

気にし過ぎなくてもいいよ、だいじょうぶだよ~と思います。

 

子育ちの実践をしていく中で、

親として目の前の我が子をよく観て、

自分の感覚で必要として湧きあがってくる言葉だったり、

動作だったりすることに対して、

そこまで疑いを持ったり、不安になる必要はないと思うのです。

だって、自分の子だもの。私の子だもの。

所有物という意味じゃなく、まぎれもなく母子であること、

そこに自信をもってという意味です。

 

私自身の経験からも、

例えば子に何かおかしなことを言ってしまっても、

それが子育ち的に沿わない言葉だったとしても、

子のほうが、はなっから親のありのままを受け止めてくれていて、

それが自分に必要な言葉なら受け入れるし、

必要がないと思えばうまく流してもくれる。

なんなら「それは違うと思う」とか、

「オカンのそういう言い方、なおしたほうがいいよ?」と

反論したり、逆にアドバイスされたり。

子は育ち、母親をあっという間に追い越していきます。

あいすいませんあせるそんな具合です。苦笑

 

そもそも、子は親が子育ち理論を元に自分を育てているなんて

知ったこっちゃない、そんなの関係なく親を観ていますからね・・・

オカンはオカン。フツ~にオカン。腐っても?オカン。

それ以上も以下もなく。(笑)

そして気づく私。

こいつら、結局自分の好きなように育ってるだけじゃないか~。ガーンニヤニヤ

 

「ふつうでいいですよ・・・。」

「もっとふつうに考えて・・・。」

 

そんなワードが、質問に対しての答えとして

遠藤さんの口からポロリと出るのを聴きながら、

古株の私は違うふうに聴いていました。(笑)

 

一応、質問されたから・・・

しょうがなく俺なりの答えは出すけれど・・・

ご自分が実践する中で、あとは好きにやってくれりゃいいですよ・・・?

だって俺は実践してないから、

ほんとうのところはわかんないもの・・・


心の声は、そんな感じなんだと思います・・・よ?

 

どうぞ気楽にやってってくださいね。

理論より、自分の実践の方がすでに優っているんですから。