ラミクタールに関する4つの神話 | 躁鬱病のサラリーマンの生活日記

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躁鬱病(双極性障害)のサラリーマンの日々の生活日記。毎月22日(夫婦の日)は、妻から私を見た愚痴?等も掲載。

「Four Myths About Lamotrigine(ラモトリギンに関する4つの神話)」

 

 

というChris Aiken医学博士とKellie Newsomeとのポッドキャストから後半部分(本題部分)をお送りします。
ラモトリギンというのは薬品名でその商品名がラミクタールです。原語では、ラモトリギンと話されていますが、より一般的に使われている商品名のラミクタールをここでは用います。

ラミクタールには4つの神話があると言われています。
神話1:ラミクタールは躁状態を改善しない
神話2:ラミクタールは双極性障害のうつ病の急性エピソードを治療しない
神話3:ラミクタールは弱い気分安定薬である
神話4:患者が再発したときには、おそらくラミクタールが効いていないので、ラミクタールを中止するのが良いとされている

これらの神話が真実か否か見ていきます。

神話1:ラミクタールは躁病に効かない
CHRIS AIKEN:これは真実のようなものです。ラミクタールは急性躁病の臨床試験で失敗し、その後25年間で得られた知見の中には、急性躁病に効果があることを示唆するものは何もありません。しかし、ラミクタールは躁病の予防に役立ちますが、躁病の予防よりも双極性うつ病の予防に優れています。実際には、重度の躁病の既往がある患者さんの唯一の維持薬として頼るべきではありませんが、うつ状態がより一般的で、躁病の症状が短期間で軽度である双極II型障害では、単剤療法として使用することができます。
実際、双極性障害の専門家の多くは、軽度のうつ状態、軽躁状態、混合状態を頻繁に繰り返す周期性障害の患者さんに良い結果をもたらしています。この観察は、オープンラベルの研究によってのみ支持されているが、まあ、周期性障害における対照薬の臨床試験はゼロなので、それはそれでいいのかもしれません。  

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