杉の部位、例えば、枝葉や樹皮では、成分組成が、異なります。


枝葉には、揮発しやすい低分子のテルペン類が、多く含まれています。



北山杉からのメッセージ


成分をより抽出しやすくするため、枝葉を小さくカットします。



北山杉からのメッセージ


抽出後の処理が、しやすいように、布袋に入れ2袋を25Lのステン容器に入れます。



北山杉からのメッセージ


今日は、消臭剤の成分抽出のため、水蒸気蒸留法を利用しました。

(他に、酢酸抽出法と常温・水抽出法を目的に合わせ使い分けます)




北山杉からのメッセージ



水蒸気蒸留法は、精油の抽出に利用されますが、水溶性の成分の抽出に適した方法です。モノテルペン等の揮発性低分子は、ほとんど補足できません。



北山杉からのメッセージ

北山杉の樹皮は、水圧を利用し樹皮が剥かれます。この樹皮のエキスも利用させてもらっております。

樹皮には、枝葉よりも、たくさんのポリフェノールが含まれています。



北山杉は1ha当たり4,500本以上密集させて植えることが「北山杉」と呼べる条件の一つとされており、また、下葉がなく上部に枝葉があるだけで、光合成が人工的に抑制されて育ちます。


建材用途であれば、大径木の杉を育てるのが、通常の育林法ですが、北山では、他に例を見ない逆の成長抑制育林法が、伝承技法として受け継がれています。



北山杉からのメッセージ


こうした過酷な環境で育つ北山杉は、種の維持のため、屋久杉がそうであるように、花粉をほとんど発生させません。

新しい生命が生まれると養分の奪い合いが生じるためです。


害虫や菌に対しても、良好な環境で育つ杉よりも種の保存のため、強い耐性を有しています。屋久杉では、抗菌性を持つ樹脂分を通常の杉の6倍蓄えているといわれています。


北山杉は、建材としてのブランド力があるため、抗菌性についての調査はされていないのが、残念ですが・・・


植物は、移動できない分、環境に対する分子レベルの順応性を動物以上に持つ必要があるのかもしれません。

1660歳の屋久杉輪切り。幅172cm。

しかし500歳では、37.5cmしかありませんでした。養分や光の少ない厳しい自然環境による成長抑制!

しかし長生き・・・・・



北山杉からのメッセージ


一方北山杉は、建材に適した丸太を製造するため北山独特の伝統技術を伝承してきました。

樹木間が、密に植林され、上部以外の枝葉は、伐採されます。


屋久杉の自然環境による、成長抑制に対し、北山杉は、人工的に成長抑制育林を行っています。


こうした養分が少なく、光合成が十分できない環境に対し、植物は驚くべき対応力を示します。


害虫やバクテリアに対する分子レベルの種保存(生存)の為の順応力です。





北山杉からのメッセージ