北山杉の各種抽出法で作り上げた抗菌剤は、社内テストでその基礎能力を調べます。


水槽の中に、抗菌剤を浸み込ませた高分子を容器に入れたもの。そして菌を付着させた寒天培地を入れます。

そして、外蓋の上にコントロールの寒天培地をセットします。


北山杉からのメッセージ


左の培地が、ケース内のもの。菌の増殖はみられません。


非接触で、気化による抗菌力を発揮しています。

外側のものは、菌の増殖が、見られます。


この結果は、社内テストに過ぎず、第三者機関で、非接触の抗菌活性を調べます。


北山杉からのメッセージ




下は、黒カワカビと黒コウジカビの第三者機関による画像です。


コントロールは、全面にカビの増殖が見られます。

北山杉からのメッセージ



北山杉からのメッセージ


抗菌剤は、非接触ですので、気化により抗菌力が発揮され、カビの増殖は見られません。

(第三者機関の抗菌試験も非接触による方法をお願いしています)

北山杉からのメッセージ

北山杉からのメッセージ


例えば、クエン酸の抗菌テストは、この手法では、効果は得られません。不揮発性だからです。

光触媒も接触分解ですので、残念ながら結果は得られないと思います。


どんなに強力な抗菌剤であっても、気化しなければ、空間での対応が、できません。


気化式は、空間全体を浄化できる点が、強みと言えます。



北山杉からのメッセージ






植物系抗菌剤の開発を思いついたのは、5年ほど前・・・


偶然、自宅の庭に檜と杉があり、これから抗菌成分を抽出してやろうと思い立ち、葉を少しずつ、取ってきては、煮たり、すり潰したり、圧力釜にかけたりと、試行錯誤を繰り返しました。


お酢での漬け込みの方法も、その中の1つの方法で、効果のありそうな抽出物の抗菌性を、フードスタンプで確認するため、4年程度もかかってしまいました。


庭には、杉が三本しかないため、ほぼ坊主に近い状態にしたこともありました。杉がよいと分かってからは、大量の北山杉の枝葉を使うようになり、庭の杉を痛めることがなくなりましたが・・・



北山杉からのメッセージ


檜も使わなくなってから、ボウボウ状態

北山杉からのメッセージ




そういえば、先日、北山杉バーク材の抽出残渣を乾燥させる過程で、近くの草花を枯れさせてしまったことがありました。


ほんとに、庭の樹木や草花とっては、迷惑な話であったかもしれません。

北山杉からのメッセージ


すいませんです。



北山杉からのメッセージ

気化抗菌に適した北山杉部位は、枝葉が、適しています。

テルペン類が、他の部位に比べ多く含まれています。

樹皮は、フェノール物質が多く、消臭に適します。


枝より葉だけを丁寧に、取りだします。

北山杉からのメッセージ


葉を小さく粉砕します。

北山杉からのメッセージ


機器により小さく粉砕することにより、成分を効率よく抽出できます。


粉砕後は、茶葉みたいな色合いになります。


杉葉茶も古くから、健康飲料として利用されてきましたから似ているのは、当たり前かもしれません。


北山杉からのメッセージ


以上が杉葉の抽出前処理です。


この杉葉の粉砕物を、目的に合わせた抽出方法、

溶剤漬け込み・水蒸気蒸留・熱水抽出、水抽出等々と使い分けしていきます。


残渣は、見事に木質のみ、成分抽出が終わった後は、藁状態です。


青々とした杉の葉とは、思えない残渣ですね・・・



北山杉からのメッセージ

この難分解性の物質を含む残渣も、抽出方法により個性を有してきます。


その個性を利用すると、さらに有効に活用できます。つまり捨てるところがありません。