ダイエットと食物繊維、肥満、高脂血症、糖尿病にもお勧め | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
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暖かくなってきて薄着になるとポッコリお腹が気になる季節になって来ました。

ダイエットを考える方も多いと思いますが、無理なダイエットはストレスにもなりますし、体調を崩す方も多いです。

肥満の多くの原因は、油物、焼肉、甘い物と冷たい物です。

水分摂取は常温や暖かい飲み物がお勧めです。

夕方から足を冷やして腰痛の持病が悪化する人もいます。

冷たいビールじゃなくて常温か水で冷やしたぐらいのビールが良いですね。

そしてダイエットにおススメの食べ物は発酵食品と食物繊維です。

外食が多い人は特に不足する食材です。

心配な方はサプリを持ち歩いて食前に食べれば良いでしょう。

私はいつも3種類持ち歩いています。

ビオネスティック、舞茸活性粒、海草物語です。

外食も和食中心ですが、食物繊維はどうしても不足しますので食前に舞茸、海草物語を合わせて10粒以上は食べる様にしています。

炒め物、揚げ物はあまり食べませんが、イワシやアジのフライは大好きで、その時は舞茸粒を多めに摂るようにしています。

普段から毎日の食事で、発酵食品と3つの食物繊維をバランスよく摂取すれば、腸内細菌の種類と数が保たれて、腸内フローラが整います。

3つの食物繊維とは?

1,不溶性食物繊維・蓮根やゴボウなどの根菜類、きのこ類、豆類、玄米などに豊富に含まれて、便の量を増やし、腸のぜん動運動を刺激して、便通をよくする効果が期待できます。

2,水溶性食物繊維・海藻類や豆類、大麦などに豊富に含まれ、腸内善玉菌のエサになり、腸内をゆっくり移動するので腹もちがよく、食べすぎの予防にもなります。

3,レジスタントスターチ・穀類、豆類、いも類などに豊富に含まれています。

冷ご飯にも含まれています。

レジスタントスターチは糖質ですが、加熱調理後に冷ますと増えて、食物繊維と同様の働きをします。

大腸まで届いて善玉菌が発酵し、有機酸をつくります。

近年の研究では腸内細菌がつくる「酸」は、肥満やアレルギーの予防効果がある事が分かりました。

つまり腸内環境が悪い(菌の種類が少ない)と花粉症、鼻炎、アトピー、ぜん息など様々なアレルギーや肥満、糖尿、その他の生活習慣病になってしまう事があります。

そして感染予防に重要な免疫を支えるのも腸内有効菌の働きです。

1日の活動で重要な朝は、海藻、野菜など具沢山の味噌汁とご飯、海苔、梅干、漬物がおススメです。

免疫アップに必要なフコイダンは海藻類から摂取できます。

また、海苔は造血に必要なビタミンB12を豊富に含有しています。

昼食には、麺類が好きな人は蕎麦が良いでしょう。

蕎麦は麺類の中でも栄養素が豊富で低カロリーです。

一食分の栄養素を比較すると、炭水化物は白ご飯の半分でカロリーも60%です。

食物繊維は白ご飯5杯分で、ルチンやビタミンB1,B2,カルシウムやカリウムなどのミネラル類、蛋白質も多いです。

ルチンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があり、血管を丈夫にする働きや老化防止作用、ビタミンCの吸収促進作用があります。

蕎麦はビタミンCを含有していませんのが、大根おろしやカイワレを一緒に食べれば、含まれているビタミンCを効率よく取り込むことが出来ます。

それから血糖値を上げる目安のGI値という数値がありますが、主食で高い順番に言いますと食パン95、餅85、うどん85、白米84、パスタ65、中華麺65、玄米56、蕎麦54の順です。

パンやパスタも全粒粉ならもっと低くなります。

白米も胚芽米にするか、麦や雑穀を混ぜて炊けばもっと低くなります。

そして晩御飯は魚やキノコ料理が良いでしょう。

更なる免疫アップに重要なのがキノコ類。

特に優れているのはマツタケですが、マツタケは毎日食べる事は出来ません。

そこでおススメなのは舞茸。

舞茸にはβグルカンやビタミンDなどの免疫活性物質を含有しています。

抗ウイルス作用、血圧降下作用、抗腫瘍活性、脂肪分解など、様々な働きがあります。

食物繊維も豊富なので食前に食べれば、血糖値の上昇も緩和されます。

ラジオ大阪放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC220420_Dr_K_Egao.mp3