脳卒中、心筋梗塞の予防は血液のチェックと食養生 | 腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

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毎週水曜日 17時45分ラジオ大阪1314OBC
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最近は、コロナの影響で運動不足と過食で、肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧が増えています。

これは動脈硬化を進行させる脳卒中の危険因子の4つで、「死の四重奏」と言われます。肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧互いに絡み合って動脈硬化を進行させます。
単独で発症した場合でも、動脈硬化の発症率は5~6倍になり、4つの条件がそろっている場合、発症率は35倍にも高まります。
「死の四重奏」の原因は、肉食、油物、甘い物、味付けの濃い物、便秘、ストレスなどと言われています。
日常生活では、血圧や基礎疾患の管理が重要です。

そして寒さと急激な温度変化にも注意が必要です。
寒い時期の発症率は、暑い時期の約1.5倍になります。
対策として夜間のトイレは丹前やガウンを着る事と、トイレの保温をする。

朝の洗顔はお湯を使う。
入浴の脱衣は暖かい部屋で行い、血圧の高い人は1番風呂は避ける(浴室が暖まっていないので体が冷える)。

薄着で急に寒い所に出ない。

などが挙げられます。

便秘しないように、繊維の多い食物を摂取する事も重要です。

排便時にりきむと血圧の上昇から、発作につながります。

特にクモ膜下出血の20%は用便中に起きています。

甘味料はフラクトオリゴ糖を使用したり、ご飯を炊く時にビートオリゴを入れると便通も良くなります。
食生活は和食中心に発酵食品を摂取する事。

動物性蛋白、脂質、砂糖、塩分の取り過ぎにも注意する。

年に1回は健康診断を受けて、血圧、検尿(腎臓病・糖尿病)、心電図、眼底(動脈硬化の進み具合)、血液(コレステロール・中性脂肪・尿酸・血糖)をチェックする事。
適度な運動は血小板凝集能を低下させ、インスリンの感受性を高め、体重を減少し、HDLコレステロールを増やし、血圧を下げる効果があります。

要注意の自覚症状・頭痛、鼻血、高血圧の3つがあればいつ倒れても、もおかしくないと思ってください。(病院で血圧のコントロール)
定期的に血圧測定をする事。

特に体調不良の時は必ず血圧を測ってください。
血液検査の注意点、血糖値、コレステロール、中性脂肪、赤血球、血小板など。

LDLコレステロールの多い方は、肉や油物、甘い物を控えてください。

血液検査でLDLが重要視されていますが、総コレステロール、HDL善玉コレステロール、中性脂肪の3つのバランスが大事だと思います。

検査結果で3つしか書いていない場合、残りは計算で出すことが出来ます。

簡単な計算式です。

総コレステロール=HDL+LDL+TG(中性脂肪)÷5です。

脂質代謝基準値・総コレステロール(T-chol) 120~220mg/dl HDLコレステロール(HDL-chol) 40~70mg/dl LDLコレステロール(LDL-chol) 70~139mg/dl 中性脂肪(TG) 50~149mg/dl

女性で総コレステロール210、HDL43、LDL138、中性脂肪145、空腹時血糖値99、赤血球460万(380~480)、血小板32万=全て基準値ですが、血液循環はかなり悪く、心筋梗塞、脳梗塞の予備軍です。

というより危険な状態。

HDL50以下は動脈硬化が進みやすく、LDLやTGが上限ギリギリ、空腹時血糖値95以上、赤血球440万以上(多血症)で血液ドロドロで血小板が多ければ血栓を作りやすく要注意です。

その上、便秘なら特に危ない状態です。

根菜類を食べたり、オリゴ糖を使用して便通の改善をしてください。

お米を炊く時、みそ汁やスープにビートオリゴ。

甘い物がやめられない人は、砂糖の代わりになる甘味料「フラクトオリゴ糖」がお勧めです。

明治のチョコレートやアイスクリームに使用されています。

ラジオ大阪放送音声http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC211215_Dr_K_Egao.mp3