腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

腸内フローラ健康法「ドクトルかっちゃん笑顔で元気」ラジオ大阪放送記事

医療健康番組・毎週水曜日17時45分~ラジオ大阪放送記事

[ ドクトルかっちゃん]

「笑顔で元気」 ラジオ大阪1314(水)17時45分


かっちゃんが送る医療健康・情報番組


eyecatch二人に一人が癌になる時代、がん予防もがん治療も食養生が重要です。

1000人以上のがん患者さんの食事内容を詳しく調べた結果、普段の食事の内容でその後の生存率が変わってくることが判明しています。

抗酸化作用のあるキャベツやブロッコリー、そして炎症を防ぐさばやいわしなどの青味の魚、がん細胞の成長を抑制する大豆などが有効です。

アブラナ科のキャベツやブロッコリーなどの野菜には、植物が有害なものから自分の守るためのファイトケミカルという成分が豊富に含まれています。

その一種のスルフォラファンには強力な抗酸化作用があり、がん細胞の増殖や転移を抑える働きがあります。

玉ねぎなどのアリウム属の野菜には、ポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用を持つケルセチンという成分が豊富なため、抜群の抗がん作用があります。

ケルセチンはアスパラガスや緑茶などにも含まれていますが、加熱しても壊れにくいので、いろいろな料理に使える玉ねぎがケルセチン摂取に最も適した食材でしょう。

アリウム属の野菜を代表するにんにくには、二硫化アリルという成分が含まれていて、その成分の抗酸化作用と抗炎症作用によって抗がん効果も期待できます。

大腸がんとにんにくの研究をまとめた分析では、にんにくを多く摂取する人は大腸がんのリスクが25%減っています。

イソフラボンを含有する大豆もお勧めの食材です。

血液中に含まれるイソフラボンの濃度、イソフラボンの摂取量と、乳がんとの関係を調べたデータがあります。

参加者をイソフラボンの摂取量により4つのグループに分けて比較したところ、摂取量が多いほど発症率が低くなりました。

摂取量が最も少ないグループとくらべると、イソフラボンを最も多く摂取しているグループは、乳がんの発症率がなんと約3分の1になっています。

という事は、イソフラボンには乳がんを予防する効果があります。

参加者はイソフラボンは大豆、豆腐、みそ、納豆から摂取して、サプリメントは使用していません。

がん細胞は、新しい血管を作り出す血管新生という働きを活性化させて成長しますが、大豆イソフラボンの一種のゲニステインという成分には、血管新生を邪魔してがんの増殖を抑制する効果があります。

また、みそや納豆などの大豆発酵食品には善玉菌が多く含まれていて、腸内環境を整える働きもあります。

腸内環境は全身のがんとも関係しているので漬物などの乳酸菌発酵食品もおすすめです。

きのこ類もビタミンD、その他免疫活性物質を含有しているのでおすすめです。

いろんなキノコを食べて下さい。

さば、いわしなど青味の魚には、オメガ3脂肪酸が豊富です。

オメガ3脂肪酸は、がんの原因や進行の要因になる炎症を抑える働きがあり、がんリスクの低下に効果的です。炊くのが面倒な方は缶詰を買ってください。

上に浮いている油も食べましょう。

昆布やわかめ、めかぶなどの海藻類に含まれるフコイダンは、コレステロールや血圧を下げる働きや、がん細胞を抑える抗腫瘍効果や、がんの成長に関わる血管新生を阻害する効果があります。

トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があり、コレステロール値の改善など、生活習慣病の予防に役立ちます。

海外の研究では血液中のリコピン濃度が高い人は、脳卒中のリスクが50%以上低下しています。

さらにリコピンは、がん細胞が増殖するのを抑制したり、がん細胞の成長に必要な血管新生の阻害に働きかけたりして強力ながん予防効果を備えていると考えられています。

抗がん剤や分子標的薬など、がんの治療薬の効果を高めるという報告もあり、治療中の方にもお勧めします。

βカロテンを多く含むにんじんは実際にさまざまながんのリスクを減らす作用が認められています。

玉ねぎと一緒に調理して召し上がって下さい。

そして病気の予防には有害添加物の入った加工食品と加熱酸化した油(過酸化脂質)には気をつけてください。24時間の食べ物の調査を行い、すべての食品の亜硝酸塩や硝酸塩の含有量を計算して、摂取量とがんの発症率との関係を調べたところ、添加物としての硝酸塩(亜硝酸ナトリウムや亜硝酸カリウム)をもっとも多く摂取していたグループでは、もっとも少ないグループに比べて、乳がんのリスクが24%、前立腺がんのリスクが58%増えています。

調理方法も過酸化脂質を作る炒め物、揚げ物を控えて、煮物、焚物、蒸し物が体に優しい食事です。

ラジオ大阪放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC260401_Dr_K_Egao.mp3