健康を考えるうえでも、ダイエットを考えるうえでも、やはり、「バランスの良い食事」というのは、王道ですよね。
バランスの良い食事、バランスの良い栄養。
それがベースにあれば、健康も、ダイエットも、驚くほどスムーズに進むものです。
しかし、「バランスに自信ありません」と言う方はもちろんなんですが、実は、「食事には気を使っています」とおっしゃる方の中にも、まったくもってバランスの悪い方も少なくありません。
これは、「身体に良さそう」なイメージ。「バランス良さそう」なイメージ。
と、イメージだけで考えている方に多く、実は、栄養素に分類すると、非常にアンバランス、バランスの悪い食事になっている方が少なくないのです。
今日は、実例付きでご紹介させていただきたいと思います。
では、まず、よくある朝食、と言えそうな3枚の写真から。
主食は雑穀米。主菜は焼き魚でヘルシーに。
副菜2品にお味噌汁。
一見、健康に気遣った、バランスの良い食事、という表現になりますでしょうか。
では、これを主な栄養素に分類してみましょう。
雑穀米⇒炭水化物
焼き魚⇒タンパク質
玉子焼き⇒タンパク質
煮豆⇒タンパク質
豆腐の味噌汁⇒タンパク質
なぁんと、見事にタンパク質だらけなんですね。
こちらも。。。
白米⇒炭水化物
焼き魚⇒タンパク質
玉子焼き⇒タンパク質
納豆⇒タンパク質
煮豆⇒タンパク質
豆腐の味噌汁⇒タンパク質
おひたし⇒ビタミン・ミネラル
タンパク質だらけ。「バランス」と言えるものは、おひたしだけ。
こちらも。。。
白米⇒炭水化物
焼き魚⇒タンパク質
冷ややっこ⇒タンパク質
納豆⇒タンパク質
生卵⇒タンパク質
青菜のからし和え⇒ビタミン・ミネラル
わかめの味噌汁⇒ミネラル・食物繊維
タンパク質だらけ。「バランス」と言えるのは、青菜のからしあえだけ。
上記3点とも、びっくりしちゃうくらい、タンパク質過多な食事なんですよね。
「食事には気を使っている」と言いつつ、ビタミンやミネラルは、ほっとんどない。
昼食や夕食にありがちな写真も同様です。
お刺身⇒タンパク質
玉子焼き⇒タンパク質
冷しゃぶサラダ⇒タンパク質
なます⇒ビタミン・ミネラル
あさりの味噌汁⇒タンパク質
健康のために、糖質制限(ご飯抜き)をしつつ、おかずはタンパク質だらけ。といったところでしょうか。
(※「健康のために糖質制限」と書きましたが、一般論的に思いがちな思考、という意味で書いただけで、私自身は糖質制限は勧めておりません。)
ご飯⇒炭水化物
煮魚⇒タンパク質
豚肉の照り焼き⇒タンパク質
付け合わせの野菜⇒ビタミン・ミネラル
おから⇒タンパク質
玉ねぎの味噌汁⇒ビタミン・ミネラル
これはもはや、健康に良い食事とも言えないような献立ですが、煮魚にお肉、主菜が2品あるような献立になっていますね。
副菜もおからなので、結局タンパク質だらけです。
炊き込みご飯⇒炭水化物
蒸し鶏⇒タンパク質
蒸し鶏の下のパスタ⇒炭水化物
納豆⇒タンパク質
枝豆⇒タンパク質
豆腐⇒タンパク質
生野菜⇒ビタミン・ミネラル
きゅうりに味噌⇒ビタミン・ミネラル
枝豆、納豆、豆腐。どれもタンパク質なんですよね。
主菜を、ヘルシーに蒸し鶏にしたつもりでも、これでは、ダイエット食にはなりません。
こうやって見ると、だいたい、副菜に、たまごや豆類、豆腐などを使うと、見事に、ほぼタンパク質の食事になるのがわかりますね。
お味噌汁に、豆腐や貝類を使う場合も、タンパク質が多くなりがちです。
特に、豆関係のおかずは、ヘルシーに思われがちですが、栄養素で分類すれば、タンパク質なので、バランスを崩すもとになりやすいです。
まずは、これらの副菜やお味噌汁を、野菜オンリーに変えてみてください。
もしくは、副菜や味噌汁で玉子や豆類、豆腐を使いたいなら、メインの主菜は、野菜オンリーに。
そう変えるだけでも、「バランス」は良くなります。
とはいっても、それでも、どうしても、野菜というのは、足りない事が多いわけで。
その部分に、サプリをうまく活用していってほしいな、と思う次第です。
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