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Dr.カツタ

私が製薬会社の研究員時代に“副作用のないステロイド剤”を探索することから始まった商品開発。
開発商品の特長や秘話など、分かりやすくお伝えします。
株式会社バイオアーク 代表取締役 勝田公雄

 

 

【好中球の活性化】
 

前回のブログからもわかるように

好中球の活性化はできるだけ小規模に抑えるべきです。


では、どのようにして活性化が起きるか、

それは前述したように、血液中のサイトカイン
濃度によっておきます。

 

サイトカインには多くの種類が存在します。

例えば、IL-6は花粉症に関係していて

花粉の付着によって放出されるとされます。

 

ですから花粉症の治療には
このIL-6を特異的に抑えると有効とされます。

 

コロウイルスによって

通常とは違う構造になってしまった細胞を認識して

サイトカイン濃度が増加して付近の好中球が活性化されます。


【活性化した好中球の不活化、中和】


好中球は貪食後、すぐに死んでしまいます。

皮膚表面にある時は膿となります。体内では直ぐに分解されて

吸収されてしまいます。

 

また放出された消化酵素は、血漿中に多量にあ
る消化酵素阻害剤によって中和されてしまいます。

 

しかしながら、皮膚上とか、肺組織に

おいては血漿が中和に必要量ありません。

 

このため長時間健常組織の破壊が続くことになります。

だから、新型コロナにおいては肺がひどく損傷されやすいと

予想されるのです。