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Dr.カツタ

私が製薬会社の研究員時代に“副作用のないステロイド剤”を探索することから始まった商品開発。
開発商品の特長や秘話など、分かりやすくお伝えします。
株式会社バイオアーク 代表取締役 勝田公雄

 

 

【サイトカインストームとは】


それは分子レベルでは、「新型コロナウイルスが体内のここの臓器に入って増殖しています。排除してください」

という指令の流れです。

(体内には電波も電線もありません。体内で
は、血液中の色々なサイトカインの濃度の変化が電線や電波の役目を果たします。)

 

色々なサイトカインが大量に放出され、

血液中のサイトカイン濃度が増えることを

サイトカインストームと呼びます。

 

サイトカインには、インターフェロン、

IL-6,8等多くの種類が知られています。

サイトカインストームによって最終的に

好中球が活性化されます。

 

新型コロナウイルス感染によって障害を受けた細胞があると
その障害を認識してサイトカインが放出されます。

 

そしてサイトカイン濃度の変化を感知して

付近の白血球の中の好中球が活性化されます。

活性化された好中球は活性化された場所近辺で当たりかまわず

貪食、つまり食べて処理しまくります。

 

サイトカイン濃度で細胞の障害部位を認識していますが、

一旦活性化された後は、コロナに感染していようといなかろうと、付近の組織全て食べてしまいます。

 

さらに活性化された好中球は細胞内部から

エラスターゼという強力な消化酵素を放出します。

 

これも、コロナウイルスのみを消化するわけではありません。

 

消化酵素ですから

付近の組織が健常組織であっても無くても、

場所が肺であったなら、肺組織の何もかも

消化分解してしまいます。

 

ですから、過剰に活性化されたとき

生命にかかわる重篤化が起きます。これが実態です。

 

抗体が出来てくればウイルスのみを破壊できるようになりますが、それまでは、意外に自分の防護反応は原始的です。