化学療法単独での成人のがんの5年間生存率は3%未満
「細胞傷害性化学療法の貢献ー成人悪性腫瘍における5年生存率」」と題する調査の主任著者であるグレーム・モーガン(Graeme Morgan)は、化学療法単独での成人のがんの生存率は3%未満だと報告しました。
The contribution of cytotoxic chemotherapy to 5-year survival in adult malignancies.
Clin Oncol (R Coll Radiol). 2004 Dec;16(8):549-60.
グレーム・モーガン氏は、現在オーストラリアにおいて、すべての種類のがんの治療後の全体的な癌生存率は約63%である。この研究の計算に基づいて、癌の成人生存率に対する化学療法の寄与は、オーストラリアでは2.3%、米国では2.1%と推定された。(白血病、ごく初期、ごく末期は除いてある)
さらにラジオインタビューでこのデータの意味を聞かれると、今すぐ単独の化学療法をやめてもそれによる死亡率の上昇は2.3%だけと答えた。
この調査は2004年発表の話ですが、古典的な化学療法は今でも同じものが使われています。使い方に工夫が無ければ生存率は日本でもこの程度でしょう。
初期のがんの3大療法は効果的で経済的ですが、末期で手術も放射線も出来ず、抗がん剤しかありませんと言われた時、非標準治療を考えないのは現実的ではありません。 (非標準治療は業界利益型の治療法方ではないのでデータの数は少ないのですがバイアスは少ない治療法です。データの信憑性や自分への適合性も自分で判断する必要があります)
逆に同じ業界人にセカンドオピニオンを聞いても標準治療は同じなのでほとんど意味はありません。セカンドオピニオンは統合医療に求めるべきです。(統合医療はまだ横の連絡が悪いので患者側の立場からの情報源が必要です。
今のところお勧めは がん克服プロジェクト がんサイダー
選択をするのは医師ではありません。あなたです。
薬を使わないで胃を強くする方法 (付録)
薬を使わないで胃を強くする方法 という題名を三笠書房の社長につけて頂きました。おかげさまで紀伊国屋書店では平置きまでして頂きありがたいことです。
この本は実は日本人特有の病気、弱点とその原因、解決法について書いた本なのです。
ですので「どの様に強くするのか書いてないではないか」とのご指摘がありましたが、全くそのとおりであります。
まず胃について少し追加の情報です。
日本人は胃弱が多く、胃酸が減少している人の割合が他の国人と比べて大変高いのです。
年齢でも胃酸は減少しますが50代では20代の頃の30%程度、70代になると10%程度しか胃酸は出ません。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics1964/28/5/28_5_606/_pdf
じつは胃の弱い人を強くするのは至難の業なのです。弱気の人を強気にさせるほど難しいことです。スポーツや武道などで改善できる可能性もありますが一般的には困難です。
ですので本の中では、どのように胃の弱い人は工夫が必要か?それとそれに伴う健康障害などについて言及しています。
ここで問題はPPIという薬です。プロトン ポンプ インヒビターの略で胃酸を出す器官を妨害し胃酸を少なくさせる薬です。世界的に胃酸が少ないといわれる日本人が何で胃酸抑制剤をとる必要があるのでしょうか?
色々やって、それではうまくいかず、どうしてもというときに薬を考えます。
ではその副作用も知っておいたほうが良さそうですね。
PPIというと武田ですとタケプロン、アストラゼネカ株だとネキシウムなどです。(この薬は心臓の筋肉が溶ける黄紋筋融解症の副作用が報告されている)
この薬を摂ると胃腸障害や肝質性肺炎などが起きるとされていますが、それだけではありません。

http://syuichiao.hatenadiary.com/entry/2017/07/09/220952
つまり薬を飲むことで命を縮めることも少なからずあるということです。
先日のセミナーでも宇田川先生が言ってたとおり、自分で何年もかけて作った問題を薬で瞬間に無かったことにするのはおかしいと。 まさにそのとおりだと思います。しかし胃酸は鍛えても出ません。ここはまず先人の知恵を配色するほうが得策です。年配の方の多くはピロリ菌の除菌と逆流性食道炎の予防が多いのではないかと思います。しかしこれらの病気は実は胃酸が少ないことから起きた病気ともいえるのです。ですので漢方薬や酢やウメエキスや千振など苦味のあるもので対応するのが第一です。よくかむことで消化器を刺激するのも得策です。
マイコプラズマ感染症の恐怖
マイコプラズマという細菌をしっていますか?
ウイルスの大きさは20~970nm
マイコプラズマは200~300nm
細胞の大きさ 10000~30000nm
もはや出入り自由なサイズの細菌の感染症は顕微鏡でも発見できず、出入り自由状態の細菌です。
このウイルス並みに小さい細菌、マイコプラズマですが、その感染症は日本では肺炎程度しか注目されていません。
ところがマイコプラズマの第一人者松田和洋先生は
マイコプラズマ感染症の特徴は、感染したヒトの25%に、肺以外の疾患、つまり、皮膚炎、腎炎、関節炎、また神経症状を呈する髄膜炎や脳炎のような多彩な疾患の原因になり得ることです。経過もさまざまであり、急性期のみの症状から、難病(喘息・リウマチ性疾患・膠原病・神経疾患)も含む慢性炎症性疾患までの幅広い病像を呈するため、原因の特定が困難な場合も少なくありません。
といいます。
以前IgA腎症の方を診たことがありましたが、そのとき知っていればと悔やまれます。実はマイコプラズマ感染症にはこんな病気があります。ここ
難病を考えるときマイコプラズマははずせない検査項目になります。検査は通常の病院では肺炎程度しか行っていません。受けるならここ
諦めている難病などあれば、腸内フローラの異常やマイコプラズマをチェックしましょう。 腸内フローラのお問い合わせはここ
松田先生とは以前からじっくり話を聞きたいと思っていたのですが先週末に個別化医療学会で話が出来ました。
今度是非セミナーなどアレンジしたいものです。
左から統合医学健康増進会の臼井さん、私、松田和洋先生、日高先生。
みなデカイな~
