サウジ戦後の総括記事+田嶋コメント
負けるのも悪くない 敗戦から得る教訓に価値
チーム構築の過程にある日本にとって、初のアウエー戦は大きな試練となった。短い準備期間と中東特有の酷暑。ともにワールドカップ(W杯)に出場したアジアのライバル、サウジアラビアに実に16年ぶりの黒星を喫した。
しかし、オシム監督の表情は勝った過去の2戦とは裏腹に、静かな笑みさえたたえていた。数々の問題点を挙げたのはいつも通りだったが「内容はこちらの方が良かったが、結果は負けた。そこを考えることが大事」。運動量で勝り、相手を上回る決定機をつくったが、敗れた。「負けるのも悪くない。今後を研究する材料がたくさんある」と、むしろ敗戦を肯定的にとらえた。
アジア杯予選は各組上位2位までが通過できる。A組の力関係を考えれば、W杯から体制を継続した強豪相手の敵地での負けは十分、許容範囲内。老練な指揮官は、将来に向けむしろ負けから得る教訓の方に価値を見いだしているようだ。
後半28分の失点は、中盤の鈴木と遠藤の連係ミスから、ボールを奪われ、一気にシュートまで持ち込まれたもの。たしかに、この日の中盤は明確な意図のないまま、ボールを単純にけり込んだりするプレーが多く、オシム監督は「子ども病とでもいうのか…、子どものようなプレーをした」と嘆いて見せた。監督のメッセージは選手にも十分に伝わるだろう。本当に負けられない戦いはもっと先にある。(共同)
(了)
[ 共同通信社 2006年9月4日 8:41 ]
「やろうとしているサッカーができていない」田嶋専務理事=サッカー日本代表
サッカー日本代表は3日(現地時間)、アウエーでのアジアカップ予選第3戦でサウジアラビア代表と対戦し、0-1で敗れた。
以下は試合後の、田嶋幸三(日本サッカー協会専務理事)のコメント。
「敗戦から学ぶこと、刺激になることもある。次につなげてくれるはず。決定的なチャンスはいくつか作った。ただ、自分たちがやろうとしているサッカーができていないのは事実。まずは2位に入って予選を突破することが大事」
[ スポーツナビ 2006年9月4日 7:47 ]
サウジ戦に手応えを感じたオシムに対して、田嶋専務理事のコメントがズレているのがまたおもしろいですね。
スポナビさん、いつもの記者会見全文掲載早めにお願いしま~す!
アジア杯予選・対サウジアラビア戦結果
サウジアラビア代表1-0日本代表 会場:ジッダ
≪得点者≫
サウジアラビア:アルドサリ73
≪日本出場メンバー≫
GK:23川口能活
DF:21加地亮、20坪井慶介、45田中マルクス闘莉王、31駒野友一
MF:30阿部勇樹、55鈴木啓太(81分51羽生直剛)、14三都主アレサンドロ、4遠藤保仁
FW:36巻誠一郎(74分65我那覇和樹)、38田中達也(66分37佐藤寿人)
グループA 順位表(9月3日現在)
1位:Saudi Arabia 勝点9(3勝0敗)
2位:Japan 勝点6(2勝1敗)
3位:Yemen 勝点3(1勝2敗)
4位:India 勝点0(0勝3敗)
(上位2カ国までが決勝大会進出。)
負けましたね。
ちなみに日本が公式戦でアジア相手に負けるのは、東アジア選手権対北朝鮮(05/07/31)以来。
去年1年のうちにアジアには3敗してました。(イラン、UAE、北朝鮮)
03年の韓国に敗れた親善試合を含めてジーコ時代はアジアに4敗しています。
トルシエ時代はアジアとの対戦が極端に少なかった(02W杯が自国開催で予選免除だったため)こともあって、アジア相手に負けたのは、韓国とのテストマッチ(00/04/26)の1度きり。
00年10月のアジア杯本戦でぶっちぎりの優勝を遂げた頃はアジア相手にはもう負けることはないななどと勘違いしていたのが懐かしいです。
アジア杯予選・サウジアラビア戦
AFCアジアカップ2007予選大会 グループA
サウジアラビア対日本 会場:サウジアラビア・ジェッダ
9月4日26:30(日本時間)/9月3日20:30(現地時間)キックオフ
管理人は生中継(テレ東、BSジャパン)見れない環境です。
試合結果は4日朝にUPします。
深夜のキックオフ。
中継担当が弱小局。(しかも中継決定が放送の数日前)
名の知れた欧州組選手の参加もないので、視聴率は5~7%くらいでしょうか?
真意は?
平山戦力外騒動 会長発言の真意
ヘラクレスのスミット会長は、8月31日こう語った。
「誰にでもチャンスはある。相太はやる気を見せて、成長しないといけない」
平山相太が今直面している問題がここだ。
8月28日、平山はリザーブリーグでビレムII戦を戦った。前半、平山はパスが届かなくなると、ボールを受ける前の動き出しのプレーを止めてしまった。同じようなことは練習試合でもあった。後半は徹底した平山への放り込みシステムで、平山にプレー機会を増やし、そのため平山もプレーへの意欲を増していったが、テクニカルスタッフの評価は低かった。スミット会長も平山のサッカーへの取り組みの甘さを感じ、今回の騒ぎとなった。
まだ開幕直後。時間はあるようでなく、単なる調整試合ではすまなかった。昨季13位と健闘したヘラクレスは、今季さらに苦戦すると思われている。シーズン前の予想は「18位エクセルシオール、17位ヘラクレス」でいわば“鉄板”である。だからこそチームは開幕にピッタリ照準を合わせ、トゥエンテ、フェイエノールトと格上相手に1勝1分けだ。そんな中、平山はトゥエンテ戦で先発し、攻守にやる気は見せたが空回り。トップフォームからは程遠く、フェイエノールト戦では出場機会がなかった。それだけにリザーブリーグ戦では、平山のプレー、さらにやる気が問われていた。
すでに欧州内での移籍期間は過ぎ、Jリーグ以外新しいクラブを見つけるのは難しい。そうなるとヘラクレスへ残ることになるかもしれない。その場合、「相太は1軍でやれることを見せないといけない。レーケルス、ヘッヒャーも(ベンチ入りできず)スタンドから試合を見ている。(彼らに限らず)ほかの選手にとっても同じこと」とスミット会長は言った。ここも大きな示唆を含んでいる。
レーケルスはDFとして、ヘッヒャーはユーティリティープレーヤーとして、昨季のヘラクレスの躍進に貢献した選手だ。しかも昨季のヘラクレスは、7人書き込めるリザーブ選手が4人しかいないときもあるほど選手層が薄く、この2人がベンチに入れないことはけがや出場停止処分以外考えられなかった。しかし今季は選手層が膨らみ、レーケルスとヘッヒャーはともにフェイエノールト戦のベンチから外れてしまった。この2人は平山同様、リザーブリーグで戦った。決して出来が良かったわけではないが、「俺は1軍の選手。2軍の選手の手本となるよう頑張った」(レーケルス)という姿勢だけは見せ、不満は胸にしまった。
よく「外国は結果主義なんでしょう?」と聞かれるが、オランダに住んでいると、サッカーに限らず周囲はその過程もよく見ていることを感じる。昨シーズンの平山は後半戦ガス切れで失速し、終盤戦では満足なパフォーマンスを見せることができなかったが、それでもルーキーイヤー、異国での頑張りは認められていた。だが今季は準備期間からコンディションが悪く、平山も相当ハッパを掛けられていた。しかし、コンディションはいいときもあったが不安定で、一定のレベルを維持できなかった。
「相太に限らず、どんな選手だって契約書に書かれた金額を相手が払ってくれればチームを出て行っていいんですよ。私は選手を止めることはできない。Jリーグのクラブから連絡が来るかもしれないし」と一般論を交え、無難な答えを出そうとするスミット会長。だからこそ怖い。お互いの関係が良ければ(以下筆者の創作だが)「今シーズン終了後、いいクラブからオファーが来るだろうから、ともかく今季はチームのためにも頑張ってほしいね。それがヘラクレスにとっても、相太にとっても幸せなことになる」というような話が出てきて普通だろう。
こうして平山は、30日からチームの全体練習を外れ、負傷者とともに別メニューをこなしている。ヘラクレスのサポーターサイトをのぞくと、日本の騒ぎが伝わってきて動揺もみせるものの、「うわさに踊らされてはいけない。相太はけがなんだ」という声がある。開幕戦の出来が悪く、ファンからの批判も挙がった平山だが、まだサポーターから愛されている。
今季の平山の話題で何度も「あの試合は良かった」と聞くのは、FCポルトとの練習試合、後半から出てきて奮闘した試合だ。騒ぎの翌日である31日、現場に行ってもやはりFCポルト戦を振り返る人がいた。コンディション不良で、実力を発揮し切れなくても、平山は思い出したようにすごいシュートやすごいプレーをしたりする。練習でも試合でもPKは自分の狙ったとおり確実に決める。それだけに、「なんで相太はほかの試合でも自分の力を発揮しようとしないんだ。残念」と嘆くのを聞いた。
平山と言えば、高校時代からメディアにつけられたニックネームが“怪物くん”。僕もこの表現はADO相手の伝説のデビュー戦(途中出場で2ゴール。しかも同点、逆転ゴール)では使ったが、「これは人間に向かって失礼だなあ」と思って、“怪物くん”は禁じ手にしていた。しかし調子が悪くとも、突然見せるスケールの大きなプレーは「やはり平山は怪物くんだ」と、テクニカルスタッフから評価の低いリザーブリーグ戦でも感じていた。
ヘラクレスというチームは真面目なベテラン(昨季のホーフマ、ヌルメラ、今季もプレイするピーケンハーゲン、マース、タンゲ)が売りのチーム。試合、練習でハードワークする彼らは、スタンドで見ていても「すごいなあ」と思う。平山にとってヘラクレスはいい環境であったと思うし、移籍市場も欧州では閉じられているだけに、何とかチームと落とし所を見つけてほしいというのが願いである。
しかし、どんな職場も人間関係で、特に感情面でもつれると、はたから見ていていい環境と感じても、当事者にとってはいい環境ではなくなる。その辺の修復が可能かどうか、それはもう平山とヘラクレス当事者の問題である。
-Toru Nakata from Holland-
サッカー
[ スポーツナビ 2006年9月2日 10:03 ]
ヘラクレスは会長始めスタッフは平山を評価していないし、平山もクラブに不信感がある。
既に信頼感が崩れているとしたら、早く移籍した方が良いでしょうね。
だいたいこの会長さんはどうとでも取れる発言が多いので真意がよくわかりませんね。
親心的な叱咤激励をしたかと思えば、冷徹に「移籍金さえ払ってくれるならいつでも売り払う用意はある」的なことも同時に言い放つ。
平山の意識の低さは「プロとして失格」って烙印を既に押している以上、やっぱりJリーグのクラブに売ってしまいたいのが本音なんでしょうね。
伊野波が右肩亜脱臼でリタイヤ
攻守の切り替えを重視=サウジ戦に臨むサッカー日本代表
【ジッダ(サウジアラビア)1日時事】サッカーのアジアカップ予選(3、6日)に臨む日本代表は1日、当地のアルイテハド競技場でサウジアラビア戦に向けた約1時間半の練習に励んだ。
練習前には当地特有の砂嵐に見舞われたが、30分ほどで収まり、気温32度、湿度45%に下がった。既に当地入りした前日深夜に練習したため、各選手の動きは良かった。
この日は、ゴール前と中央にGKを置いたゲーム形式のメニューをこなした。相手マークが付かない3人のGKを使って数的優位をつくり、素早い攻守の切り替えを重視したもので、オシム監督は身ぶり手ぶりを交えて厳しく指示した。
GK川口(磐田)は「GKが攻めの起点として、11人のうちの1人と意識した。視野を広くして、いいパスを出せるようにしたい」と、初めて取り組んだ練習の意図を説明。FWの我那覇(川崎)は「簡単にボールを失わないよう、正確にやることを求められた」と手応えを感じた様子だ。
21歳以下代表で今回初めて招集された伊野波(F東京)は右肩亜脱臼で練習途中から外れた。
[ 時事通信 2006年9月2日 9:30 ]
あ~伊野波くん、せっかくのチャンスが...
厳しい環境でのハードメニューに選手達からは早くも笑顔が消えているそうな。
最も動きが良いのは19歳梅ちゃん! 本人やる気満々!!!
