やっと2026年が始まりました。
あけましておめでとうございます。
去年は今までにない「獄暑」が長く続いたせいで日本中がへべれけになってしまい
いろんなスケジュールがズレまくりで
体調管理だけでもかなり大変な1年でした。
改めて
30代の後半に命に関わる大病になったことをきっかけに人工透析を始めて
40代は何度も崖っぷちに立たされることが起こり
一大決心で身体の大改造を決行して
身体と人生のリハビリを始めた50代。
1番のリハビリはやはり
昔のようにとまではいきませんが
また新作漫画を描くということ。
しかしこのチャレンジは早々簡単にはいかないことはわかっていたので、
収入になるお仕事としても手先やアイデアを形にするリハビリも兼ねて始めた「オリジナルデザインソフビ製作と販売」。
それも2026年になり
1月のスーパーフェスティバルに出展して
ちょうど7年経ちありがたいことに
8年目に入るという現状です。
去年特に自分の中で印象に残ったことは
かつての読者の方に
「先生、“BINGO!”が連載開始30周年ですけど何かやるんですか?」という意見をいただいて初めてそのことに気がついて、
慌てて何かしなくては!と思い立ったものの
僕1人で何が出来る?と考えあぐね
『コロコロコミック連載30周年記念ソフビ』を
自分で製作することにしました。
最初はそこそこの大きさのソフビフィギュアを
製作したいと考えましたが、製作期間や費用の面で30周年期間中に間に合わないと思い指人形サイズのソフビ人形の製作になりました。

それから、
その前の年に自主制作の短編の小道具として
うちのソフビ「地球の化身イーラス」を物語のキーアイテムとして使用していただいたことに続き、なんとなんと今度は民放地上波全国放送
のテレビドラマに「地球の化身イーラス」と「兜の妖精キャスキィ」が使用していただくことになりました。










2025年の終わりに。
ずいぶんと久しぶりのブログになりました。
今年はものすごく厳しい夏がかなり長く続いた
こともあり、本来あるべき時期の各イベントが時期をずらし、さらに何故か新規のイベントがたくさん立ち上がり、少し気温が下がり始めてから増えたイベント同士が開催日程が被って客や参加ディーラーの分散を招きつい最近まで大混乱のスケジュールでした。
それに引き換え手作業は年々遅くなるばかりなのに面白そうなアイデアはまだまだ湧いて来る。
なのでイベント毎に新しい限定カスタム作品が
思い付いても本当に少ししか持って行けないという体たらく。
ましてや
ソフビ以外にも本来の自分のフィールドである
漫画に関する作業や漫画描きとして名前を出せる機会があると積極的にあちこち参加していたので作業も増え、ソフビに関する「立体脳」と
紙の上で展開する「作画脳」の切り替えに身体的精神的に時間が掛かりやりたいこととなかなかうまくいかないこととのジレンマに辟易する今日この頃。
改めて2025年は「BiNGO!」が連載30周年記念ということで自分で指人形ソフビを作ったということと、「地球の化身イーラス」が民放のドラマに出演したという自分の中での大ニュースがあったということ以外は、
恐ろしいくらいの天候の悪さとなかなかに調子の悪い身体のあちこちの不具合とのバランスの取り方が大変でいろいろな制作作業やイベント出展プライベートな用事やお出かけがたまに命がけの辛さが気持ち的にしんどくなることが多々あって「なんだかよくわからないが頑張って守りきった感」でなんとか乗り切ったディフェンスな1年だったように思います。
2026年は
この1年で得たものを活かして
何かしら形にしていく1年、多少の無理は
勢いでぶっ飛ばして行く超オフェンスな1年に
したいと思います。
想像するとワクワクしか
感じてない未だ中学生脳の第一級障害者のジジイの年末の作業中です。

大変なのは2作目。
「あぶない刑事」の後の「あきれた刑事」
「西遊記」の後の「猿飛佐助」
「ゆうひが丘の総理大臣」の後の「あさひが丘の大統領」
「3年B組金八先生」の後の「1年B組新八先生」
「太陽にほえろ」の後の「ジャングル」
「ウォーターボーイズ」の後の「ファイヤーボーイズめ組の大吾」
これらは僕が好きだったのですが短命に終わったドラマで、他にもたくさんあります。
ドラマだけではなくアニメやバラエティー番組でも
たくさんあります。
僕の得意なもので言うと漫画作品でもそうです。
「北斗の拳」の後の「CYBERブルー」
「キン肉マン」の後の「ゆうれい小僧がやってきた!」
「るろうに剣心」の後の「GANBLAZEWEST」
「ドカベン」の後の「ダントツ」
「銀河鉄道999」の後の「漂流幹線000」等々、
2作目ももちろん悪くはなくて面白い作品が多く
作品単体であったならもう少し評価も高かったかも
しれません。
あと音楽なんかでも1曲が大当たりした後あるいはデビュー曲が爆発的ヒットになった人の2曲目がコケると
「一発屋」と言われたりします。
お笑い芸人さんもそうです。
大ヒット作品が生まれる理由はいろいろあるとは思いますが、大ヒットであればある程に次の作品はかなり期待されますし前作と絶対に比較されます。
ましてやテレビ番組や漫画作品等は前作の人気をそのまま引き継ぎあわよくば2作目以降もシリーズ化させようという意図が見え隠れするものはいつの時代も多く、その意図とはうらはらにさらに比較の目が厳しくなり大概の作品が大コケしてしまっているということを子供のころからずっと見て来ました。
そんな僕が、自分が大人になってまさかのメジャー漫画雑誌に作品を連載するお仕事をするようになってからは
子供のころから見て来た2作目の事情のアレコレを
知るのです。
僕が漫画のお仕事をすることになって
いろんな方々から聞いた2作目の事情はアニメ、映画、漫画などありましたが、やはりそこは自分が一番関わっている「漫画作品」のことについてはいろいろ知りました。
まず大前提として
漫画連載ということにおいて「作家が描きたくて描いている作品」というものはほとんどありません。
(漫画作家は自分がやりたいことを仕事にしている大変恵まれていると思っている人は大間違いです!)
「描きたい作品」を描いている作家さんは
そこに至るまでにとんでもない努力をした人か
とんでもない才能を最初から持っている人で
本当にホンの一握りです。
大概の作家さんは若かろうがそこそこのベテランであろうが雑誌側から要求された題材で連載を始めます。
若い頃に新人賞に投稿して
その作品が大ウケしてそのまま連載作品になって
日本中で大ヒット!という漫画作家さんは本当に
稀有な存在です。(そのせいで2作目の壁にぶち当たる人もいます。) ほとんどの人はデビューしてから代表作となる大ヒット作が生まれるまでに何作も描き続けます。
鳥山明先生も「Dr.スランプ」までたくさん描いてますし、青山剛昌先生、あだち充先生、尾田栄一郎先生も
皆何作も経てヒット作品にたどり着いています。
で、漫画の場合、たまたま僕がその現場を見たことがあるものを含めて言えるのが、(当時は特に出版社同士の作家や作品の情報はけっこう筒抜けなくらいに通っていました。)
これらの大ヒット作品の数々も先ほど書いたように
作家さんが描きたくて始めた作品ではないにも関わらず
作家さんの思う以上のヒット作品になった場合、
作家さんには2つのパターンの人に別れます。
1つはもう「大ヒット作品を描いたヒット作家」になれたということで満足していかに長くそのポジションを維持出来るかを考える人。もう1つはヒット作品を出したことである程度自分の意見を言って本当に自分が描きたいテーマの作品へのチャレンジのタイミングが今だ!と立ち上がる人。
大概の大手出版社から出ている有名漫画雑誌は
せっかくのその大ヒット作品をなかなか終了させたくないので(現在はどうかわかりませんが、)あの手この手で
引き延ばしにかかります。
なるべくなら作品のヒットで二次的にたくさんの収入を得ている作品は終わらせたくないと思っているからです。
そのせいで作家的に良きタイミングで物語を完結出来なかった作品もたくさんあります。
しかし中には
それでも頑張って連載を終了させて
多々いる反対派の意見を跳ね返し描きたいテーマで連載を勝ち取る作家さんがいます。
そしてここからさらに大きく2つに別れます。
見事に前作を上回り更なる大ヒット作品に
しちゃう人と、思い入れが強すぎてか空回りするかのように見事に読者にハマらず大コケしてしまう人です。
(下手するとここでたくさんの人が挫けて連載に復帰して来ない人もいます。)
で、大コケした人の中にはまだまだ前作の人気があるうちに編集サイドの厚意もあるとまた作品の発表の場を
用意してもらえることもありますがしばらくは雑誌側の要求に応えるしかありません。
そしてその中にはいろいろと自分では新しい試みを
まだまだチャレンジするタイミングを計りながら技術アップに努める人がいますが、一方で自分のアイディアに自信を失くす人もいて、結局あれやこれやで過去の大ヒット作品に戻って行くという人もいるのです。
どれもこれも どれが良いどれが悪いと言うわけではなくて、ヒットさせようとしてヒットさせることは奇跡に近く、大概の人がヒットした要因もわからぬまま次のヒット作品を世に出すプレッシャーとの闘いになるのです。
いかに前作とは違うものが表現出来るか、いかに自分の作家としての技術や世界観の幅を広く大きく見せたいかという願望が作家には多々あるので、なるべく前作とは被らない要素をたくさん新作に詰め込むことで前作からの読者を置いてけぼりにすることが2作目がコケる原因になるんじゃないかとも思っていて、だから作品自体作家の力が全面に発揮されていて面白いのに幻の作品となってしまうわけです。
しょうがないと言えばしょうがないことなんですが、
作品を作り世に出し不特定多数の人に見てもらうということは何を目的にするかが大事で、やはりそこは漫画のことで言うのであれば自分が描きたいだけの漫画作品と自分が誰に対して読んでもらいたいかで描く漫画作品との違いが結局2作目以降のヒット作品に繋がる一番の正解ではないかと思っています。
もちろん漫画作品以外のものでもあまり変わらないのではないかとも思っています。
1作のヒットで満足するのか
大ヒットの後に更なるチャレンジに踏み込むのか
大事なのは次の2作目ということなんです。





