「ねずみ小僧二代目参上!」さらに波乱 万丈!

改めまして「ねずみ小僧二代目参上!」という作品を語る前に。

アナログ漫画描きの令和の同人誌制作チャレンジ!
前回から引き続き、
なんだかんだと能書きたれる
典型的な昭和アナログ漫画描きジジイが
今さらながら1から同人誌制作の勉強を
するにあたって
すでに何から始めたらいいかさえも
二の足を踏んでいたのは2026年に入ってから。
令和に入り
ソフビ制作販売というチャレンジを
始めたおかげで今までとは違ういろいろな
方面の自分が知らなかったことを知っている人たちと知り合い、
ソフビ制作のことをいろいろな方に聞いて勉強したりしていると、
その中に同人誌制作をしたことがある人やソフビの宣伝の為に同人誌を制作してソフビのキャラクター解説をしている方もけっこういることを知りました。
僕も以前過去作品で単行本化されてない自分の漫画作品をどうにかして世に出したいと考えていた時期があり、
一度同人誌制作への興味があったことがあり制作してくれる印刷屋さんを探したことがありました。
現在ソフビ関連のものをいろいろ印刷してくれる印刷屋さんはうちから2分くらいの場所に見つけた際も
漫画の印刷や製本が出来ないか聞いてみたところ簡単なパンフレットは作ってますが漫画の同人誌は製作したことがないということで仕方なくまた他を探さないとなと思ったまま特に急いで探すこともなく
しばらく考えない時間が過ぎ、
改めてソフビイベントの時にふと思い出して同人誌を作っているディーラー参加者の方に良い印刷屋さんが無いかも含めて聞いてみたりしたのですが、
興味を持っていた頃から数年経っていて
その間何も勉強したりして来なかった間に
状況は一変してました。
生原稿さえあればいつでも印刷屋さんで
本は作ってもらえると思っていましたが
令和も数年経つと同人誌はすでに生原稿どころかパソコン用にデータ化されたものしか扱ってもらえないということを聞かされてショックを受けました。
まさに浦島太郎状態!
家電製品を大事に大事に使っていて
数年後に致命的に壊れてしまい
電気屋さんに代わりのものを買いに行ったら家電製品がかなり進化していて
自分たちが使い慣れたものはすでに骨董品レベル。
改めて最新製品を購入して1から使い方を覚えるのに四苦八苦するというように、
同人誌制作を取り巻く状況も
漫画を描く人が急激に増えたこととそのほとんどがデジタル製作による漫画作品ばかりという状況が故に劇的に変化、進化していたというわけです。
で、生原稿から制作してくれる印刷屋さんは今や絶滅寸前で下手すれば他県に大事な原稿を郵送しなければいけないという
ことがわかって、
パソコンも持たずスマホひとつで現在のソフビ制作に必要な作業を賄っている僕にはまずデータ化することが大変な壁になりました。
結果、またまた同人誌制作計画は頓挫して時間だけが経ち自分の過去作品の復活は
ほとんど諦めていました。
そんな流れからさらに時間が経ち、
自分の代表作品「BiNGO!!」が連載開始30周年をきっかけに自作の「BINGO!ソフビ人形」を作って販売して改めて読者の方々と接しているうちに
今の身体で新作の漫画作品を執筆したいと思い始めました。
今なら昔ほどではなくても
キチンとした漫画原稿が描けるんじゃないかと思うようになってきました。
しかし描くのは良いが描いた作品は
どうするのか?
Xやインスタグラムに載せてたくさんの人に見てもらうことは可能ですが
それでは一瞬誰かの目に止まるくらいで
形には残りません。
なのでここで改めて
もう一度同人誌制作計画にちゃんと着手することにしました。
まずは体力的なことでの原稿製作の段取りと同時に新作ソフビ作品の粘土原型も作りたいということでいろいろ制作スケジュールを立てながら、
改めて漫画原稿を描き上げた後に
どこで印刷と製本をしてもらうか1から調べ始めました。
しかしというかやっぱりというか、なかなか条件に合った印刷屋さんは見つからずそうこうしているうちに
制作時間がどんどん無くなっていくので
とにかく新作漫画作品のネーム制作と
新作ソフビ作品の粘土原型製作を同時に進めていました。
そして3月の頭のソフビイベントのすぐ後にとんでもなくラッキーなことが起こりました。
うちから直線ですぐに行ける距離に
新しい印刷屋さんが出来たのです。
なんとそこはパソコン用データがあれば
直接お店に行かなくてもデータの転送で
製本してもらえるばかりか、
原稿のコピーがあれば多少の画質の問題等ありますがまずは読めるものであれば良いということならば製本してくれるお店だったのです。
コピー原稿で同人誌が作れる!
同人誌の理想の完成形がどういうものかは
まだまだ情報が足りない段階でしたが、
まずはそれっぽいものは作れる、
いろいろなノウハウがこれでわかる、
そう思ってすぐに製作をすることにしました。
で、新作漫画作品をお願いする前にまずはテスト製作として過去に描いた作品で先に一度同人誌を作ってみようと考えて
「ねずみ小僧二代目参上!」という20代の頃の作品で単行本になっていなかった作品で同人誌を作ってみることにしました。
小学館で再デビューを果たして始めた週刊連載が11話で見事に打ち切られて
少年サンデー増刊号という月刊誌に
場所を移して始めた連載作品が
「ねずみ小僧二代目参上!」です。
新しい編集者さんの依頼で
「ルパン三世やキャッツアイみたいな泥棒が主人公でタイムボカンシリーズみたいな
毎回報われないオチのコメディ作品」
というものを描いて欲しいということになり、
でもすでに同じ雑誌で以前
青山剛昌先生の怪盗が主人公の作品があったので被らないようにする為に『時代劇漫画』という内容で連載を始めた作品です。
今読むと24歳でのまだまだ拙い作品なんですが後の「BiNGO!」に繋がる技術面での要素はすでに感じますし、
この作品を読んでくれていたコロコロコミックの編集者さんがコロコロでのお仕事を
持って来てくれたという僕にとっては
愛すべき作品です。
今後新作漫画作品を描いて
世に出す為にもまずはその方法のひとつとして一度同人誌制作を経験するということで、この「ねずみ小僧二代目参上!」を連載作品2話分のコピー原稿で製本をお願いしました。
ビックリするほど費用も制作日数も
自分の予想を上回る良い方向で進んで行き、今まで散々悩んで時間ばかり無駄使いしていたのは何だったのかと思うくらいすんなり本は完成しました。
テスト製作というか初の同人誌ということでこれが正解かどうかはわかりませんが一応手に取って読めるものはできました。
印刷屋さんには本当に大感謝です。
まずはこの作品を世に出して
誰がどういう反応を見せてくれるのか
全く反応が無いのか今からハラハラドキドキバクバクですが、できれば「ねずみ小僧」だけでも全話本にしたいですし
可能ならば他の未単行本作品も製本したいという思いがどんどん膨らむばかりです。
しかし最終的な目標は今の自分が描く
新作漫画作品の本を誰かに読んでもらうということ。
身体的にも年齢的にもあまり悠長に
構えている時間はありませんし
今のラッキーな状況もいつまで続くかわからないのでとにかく時間を無駄にせず
頑張っていこうと思います。
まずは100部作った初の同人誌を
どうやってお届けするか思案中です。




