06月14日、パリ2024五輪女子サッカーを予想する | Cycling Wonder

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■なでしこジャパン五輪メンバー
日本サッカー協会は6月14日、パリ五輪に挑む日本女子代表(なでしこジャパン)のメンバー18人と、バックアップメンバー4人を発表した。
池田太監督は「目の前の1試合1試合をしっかりと戦い、その先にある金メダルを目指したい」と語った。

代表メンバー18人は以下の通り。

※“・”と名前の間の数字が選手の年齢。
GK(2)
・28山下杏也加(INAC神戸)、
・27平尾知佳(新潟)

DF(6)
・33熊谷紗希(ローマ/イタリア)CB、
・27清水梨紗(ウェストハム/英国)SB、
・27北川ひかる(INAC神戸)CB、
・25南萌華(ローマ/イタリア)CB、
・24高橋はな(三菱重工浦和)CB、
・18古賀塔子(フェイエノールト/オランダ)SB

MF(7)
・27清家貴子(三菱重工浦和)SB、
・27長谷川唯(マンチェスター・シティー/英国)DMF、
・26林穂之香(ウェストハム/英国)DMF、
・25長野風花(リバプール/英国)DMF、
・24宮沢ひなた(マンチェスター・ユナイテッド/英国)W、
・20藤野あおば(日テレ・東京V)W、
・19谷川萌々子(FCローセンゴート/スウェーデン)B,SB

FW(3)
・30田中美南(INAC神戸)、
・24植木理子(ウェストハム/英国)、
・20浜野まいか(チェルシー/英国)

バックアップメンバー(4)
・(GK)21大場朱羽(おおば しゅう)(ミシシッピ大学/アメリカ)
・(DF)27守屋都弥(もりや みやび)(INAC神戸レオネッサ)
・(DF)20石川璃音(いしかわ りおん)(三菱重工浦和レッズレディース)
・(FW)25千葉玲海菜(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)


■パリ2024五輪女子サッカー全試合日程
●参加国(12ヵ国3グループ)
※()内は2024年3月15日時点のFIFAランキング
丸数字はトコペコの予選予想順位。

・グループA
①フランス(3)、②カナダ(9)、③コロンビア(23)、④ニュージーランド(28)
・グループB
①アメリカ(4)、②ドイツ(5)、③オーストラリア(12)、④ザンビア(?)
・グループC
①スペイン(1)、②日本(7)、③ブラジル(10)、④ナイジェリア(36)

●会場
試合はフランス国内の7会場で行われる。
パルク・デ・プランス(パリ)
スタッド・ドゥ・ボルドー(ボルドー)
スタッド・ドゥ・ラ・ボジョワール(ナント)
スタッド・ドゥ・リヨン(リヨン)
スタッド・ドゥ・マルセイユ(マルセイユ)
スタッド・ドゥ・ニース(ニース)
スタッド・ジョフロワ・ギシャール(サンテティエンヌ)

●グループステージ(2日置きに3戦)
※日本戦のみ載せる
第1戦:7月25日(木) 17:00、スペイン 対 日本    、スタッド・ドゥ・ラ・ボジョワール(ナント)
第2戦:7月28日(日) 17:00、ブラジル 対 日本    、パルク・デ・プランス(パリ)
第3戦:7月31日(水) 17:00、日本 対 ナイジェリア、スタッド・ドゥ・ラ・ボジョワール(ナント)

●決勝トーナメント
決勝トーナメントはベスト8からなので、A,B,Cグループの1位2位は確実で、残る2枠を各グループの3位国中で勝ち点の高い2国が勝ち抜ける。

(1)準々決勝
2024年8月3日(土)
①(マッチ19)A1位 vs B/C3位 (21:00)スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール(ナント)
②(マッチ20)B1位 vs C2位 (15:00)パルク・デ・プランス(パリ)
③(マッチ21)C1位 vs A/B3位 (17:00)スタッド・ドゥ・リヨン(リヨン)
④(マッチ22)A2位 vs B2位 (19:00)スタッド・ドゥ・マルセイユ(マルセイユ)

(2)準決勝
2024年8月6日(火)
・マッチ19の勝者 vs マッチ21の勝者 (21:00)スタッド・ドゥ・マルセイユ
・マッチ20の勝者 vs マッチ22の勝者 (18:00)スタッド・ドゥ・リヨン

(3)3位決定戦
2024年8月9日(金)
準決勝の敗者同士の戦い  (15:00)スタッド・ドゥ・リヨン

(4)決勝
2024年8月10日(土)
(17:00)パルク・デ・プランス、パリ


■トコペコの予想
予選から決勝まで中2日で最大6戦試合をし続ける日程なので選手のローテーションは重要な戦略となる。

●グループステージの予想
日本はスペインに負け、ブラジル、ナイジェリアに勝利で2位通過狙い。
スペインは3勝。
ブラジルは1勝2敗。
ナイジェリアは3敗。
と予想。
第1戦で2戦とも引き分けると混とんとなる。
2戦目で日本対ブラジルが引き分け、スペイン勝利で第3戦となると
日本対ナイジェリアは日本勝利で1勝2分け
スペイン対ブラジルは1勝1分け対2分けなのでどちらも勝つしかないので接戦。
スペイン勝利予想でスペインの2勝1分け1位、ブラジル2分け1敗で3位、日本の2位。
3戦する中で、敗戦した国が下位に沈む。

●決勝トーナメント
日本の実力であれば各グループの3位3チーム中の2つが勝ち上がるので、決勝に行けない可能性の方が低いと思う。

準々決勝の相手はグループBの1位→予想はアメリカ。
②(マッチ20)B1位 vs C2位 (15:00)パルク・デ・プランス(パリ)

万事休す。今回もベスト8で終了です。
これなら3位で抜けた方が良いのかな?

3位の1番ならグループAの1位→予想はフランス。
①(マッチ19)A1位 vs B/C3位 (21:00)スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール(ナント)
これも中々にキツイ。フランスは地元開催なので気合が違うだろう。でもアメリカよりは良いかな。

3位の2番目ならグループCの1位でスペインと再戦。
③(マッチ21)C1位 vs A/B3位 (17:00)スタッド・ドゥ・リヨン(リヨン)
これが一番気が楽かな。

どれにしてもベスト4の壁は相当厚いということですね。


■トコペコの五輪メンバー選考解析
顔ぶれだけを見ると、いつもと変わらない印象だが、年齢を見ると面白い傾向が分かる。

今回のメンバー18人の平均年齢は、25歳。
ポジション別で見ると、
DFの平均は、25.6歳。
MFの平均は、24.0歳。
FWの平均は、24.6歳となります。
バックアップ4人を含んだ平均年齢でも24.7歳といつもより若いです。

中2日で試合が続くのでスタミナに不安がない選手をと思ったら若かったということでしょうか。
↓昨年末のブラジル遠征から今回の五輪メンバー発表までの選手選考を表にまとめました。


五輪は18人とこれまでの22人より少ないので苦労されたのかと思いきや、バックアップメンバーの4人を含めた22人は、先月のニュージーランド遠征と同じでした。
メンバーとバックアップの差は、「選手の年齢」です。

表の左に選手の年齢を示しますが、なでしこの主力候補は27歳と24歳がとても多いのです。
24歳は25歳とほぼ変わらないので24-25歳と27歳が中心です。
池田さんはさらに次世代を意識して20歳以下もまとまりを持てるボリュームで選んでいる。
それぞれのグループから1名をバックアップに移したのです。
ポジションと言うよりは世代でバランスをとって間引いたということです。

ブラジル、シーブリーズ、ニュージーランドと3回の遠征全てに選ばれて今回バックアップに回ったのは20歳の石川さんだけです。

これは谷川・古賀さんらの活躍が凄すぎて外せなくなり、藤野・浜野さんらは既に主力になりつつあるので、外せるのは残った石川さんということです。石川さんが海外に出て活躍していたら結果が違ったかもしれない。浦和は良いチームだけど海外に出るべきだと思う。

同年代がどんどん海外に出ているのでWEにいたままでは今後選ばれなくなるかもよ。


大場さんは連れて行きたいところだが、18人になってGKは2名だけなので仕方がない。
各ポジションに20歳前後の若い選手が必ずいる構成になっているのが池田さんの特長と思います。
池田さんのアイデアなのか、佐々木さんの方針なのかは分かりませんがね。

ブラジル遠征から中2日の試合を意識させ選手のコンビネーションを見て候補者が変わっているが、ずっと選ばれている選手が14名いますので、新戦力の期待は4人のみということです。

24歳と27歳の入れ替えが激しいので、FPにベテランは各ポジションで1名欲しいのでしょうね。
そのために熊谷さんと田中さんがいる。
猶本さんは五輪用18人では始めから席がなかったのでしょう。

■フォーメーション
メンバーを選ぶ際にはフォーメーションの想定は欠かせない。
考えられるパターンは2つ(3-4-3、4-3-3)

●3-4-3(3バック、苦しい時5バック)
DFは、熊谷、南、高橋、古賀から3名。
SBは、清水、北川、清家、谷川から2名。
Bボランチは、長野、長谷川、林から2名。
Wウィングは、宮澤、藤野、浜野から2名。
FWは、植木、田中から1名(毎試合交代あり)

●4-3-3(4-2-1-3の可変あり)
DFは、清水、熊谷、南、高橋、清家、古賀から4名。
MFは、長野、長谷川、林、北川、谷川から3名。
FWは、宮澤、藤野、浜野、植木、田中から3名。


★トコペコの嫌なカン
協会も監督もパッとしないのに男子サッカーが強くなったのは何故だろうと考えた時、一つ言えることは、良い選手が万遍なく揃ったことだと思う。
DFに凡ミスをする選手がなく富安、板倉など世界と戦える選手がいて、サイドではぶっちぎりでドリブルの早い選手が両側にいる(1人だけじゃない)。
FWも最後のシュートまで強引にでもやれる選手が複数いる、久保、堂安、南野など。
つまり誰か一人の天才が全てをお膳立てして最後を誰かが決める様な構成ではない。
はっきり言えば、DFから吉田麻也が居なくなったのがとてつもなく大きいのです。
FWに根暗なやつがいないのも良い、例えば中村俊輔のような人。個人のスキルは半端ないのにコンディションが安定せず、苦しい時力になれないカリスマ選手。

男子サッカーが弱かった頃には、監督の贔屓な選手がボンクラだったり、自分勝手でチームを鼓舞するようなことをしない選手が注目されていたのである。こういうものが現在の男子チームには見られなくなっている。
だから強いんだと私は勝手に理解している。

こうした考えをもとになでしこジャパンを見てみると、
「今のメンバーじゃ五輪もW杯も優勝は難しいと思う」という結論になるのです。
この選手が代表を引退しない限りは日本女子の優勝はないだろうという選手は2名いる。
・DFの熊谷紗希
・MFの長谷川唯

この二人が代表に選ばれ続ける限り日本女子の優勝はない。

DFの熊谷選手は、男子の吉田麻也と同じで、DFのレベルアップを阻止している張本人です。
衰えの目立つ熊谷選手が勝手に動き回るので周りの選手は混乱してしまうのだ。失点シーンに必ず絡んでいる熊谷選手。
池田監督は若返りを図りたいが、佐々木部長が熊谷選手を可愛がっているから外せないんでしょうね。
今なら熊谷の代わりなんて沢山いるじゃないWEリーグにだってね。

長谷川選手は中村俊輔と同じです。個人的にはずば抜けたスキルのある選手ですが、チームが苦しい時打開する力がない。
相手選手が体を寄せて来れば吹き飛ばされる。
フィジカルが弱くて、当たられる前にボールを離すので、自分でドリブル突破できない。
勝っている優位な時は良いけど、負けてる時などに長谷川選手が周りを鼓舞している姿は見たことがない。
チームを引っ張るような力はないように見える。
所属のマンチェスターシティでも相手のボールを奪う技術や、マイボールを取られない技術は素晴らしいけど、その後はというと味方に渡して後はよろしく...
ウェストハムにいた時はチームが弱いせいか自分でどんどん攻めに行ってたのに、強いチームに入ったら最後のボランチの位置から前に行かなくなった。
技術的なスキルはずば抜けてるので代表に選ばないわけにはいかない、すると選びたい選手が1人漏れてしまう。

熊谷+長谷川で優勝とか決勝に行ったという大会ってないと思うよ。
だからベスト8くらいで暫くは納得するしかないと思う。

U17に眞城という選手がいて長谷川の再来と騒がれている。
AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024で大活躍したスキルも凄いけどスタミナが半端ない。
将来間違いなく日本代表になる。その頃には世界大会で優勝の可能性が語られるようになるかもね。
長谷川にはガッツがないもん、眞城にはあったよ、ガッツ。



パリ五輪でなでしこジャパンは、ベスト8どまりだよ!

ではでは(ToT)