03月03日、月イチ塔ノ岳3月の報告 | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

毎月一回は大倉尾根を使った塔ノ岳ピストン山行をトレーニングとしてやるという企画の3月分を報告する。

■見所
★塔ノ岳(とうのたけ/とうのだけ)
丹沢山地の南部にある標高1491 mの山。神奈川県秦野市、愛甲郡清川村、足柄上郡山北町の3市境界になっている。
丹沢山地の中心部をなし、丹沢主脈の南端にして、丹沢表尾根の起点になっている山。

■マップ


◆大倉尾根コースの目安
運動能力のある人(若い人とは言いません)なら、上りで3時間を切るだろうけど、私には難しいので、頑張って何とかなりそうな時間を目安にしている。
目安は上り03:30、下りは02:30で歩き切れれば十分だと考えている。

■天気図
(1)天気予報

 

(2)当日朝9時の天気図

予報では高気圧に覆われて晴れると予想したのだが、富士山は見えなかった。それでも前回は全く見えなかった近隣の景色は綺麗に見えた。昼間の塔ノ岳山頂は思っていたよりは寒かった。
早く雪が全て消えてなくなって欲しい。

■日帰りバックパック

今回も背負うバックパックの重量を頑張って、前回よりさらに軽くして5kgを下回った。
歩行中によく使う小物はウェストバックに入れて腰に巻いたのは前回と同じ。
背負う重量が軽いと歩くのが楽に感じる。私の場合は6kg以下が良いように思う。
5kg以下だと本当に軽い。



■本日のデータ
・暦(前橋):日の出06:08~17:39日の入(日照11:31)
・出発時刻-帰着時刻(実時間)=05:52-17:48
・走行時間=往き1時間ちょっと、帰り2時間(宮上でR246の渋滞を確認したので迂回ルートで帰った)
・走行距離=往復で85kmくらい(最短なら片道35km、帰りに寄り道)
・山行時間=塔ノ岳往復(06:40)
・Start/Goal=大倉BS前

※詳細データは以下の通り。


■実走報告
今回もトレーニングなので軽いレポートとして1回で済ませます。

(01)出発~戸川公園
05:52、車で家を出る。
日の出が早くなったので前より30分早く出ようと思ったけどダメだった。
コンビニに寄り昼食のパンと朝食のおにぎりを買う。
コンビニの駐車場でおにぎりを食べる。
朝は急いで目的地に行って、出発前に朝食を食べるようにしてきたけど、最近考えを変えた。
食べて直ぐ歩き出すのが辛いと感じるので、車で走り出す前に食べることにした。
車で走る時間が1時間あるので、その間を消化時間と考えることにした。運転するだけならエネルギー消費しないからね。

07:21に戸川公園の某所に到着。

山靴に履き替えて、帽子と手袋を装着してバックパックを背負い大倉BSに向かって歩き出す。


07:50、公園のトイレをすませて、大倉BS前を出発する。

(山行スタート)
今日は天気予報が晴れ予想だったのでハイカーが多いと感じる。


↑中央にお月様が

(02)大倉尾根登山口
07:58、大倉尾根登山口を通過する。

今回は前回の山行でふくらはぎ痛と膝痛が酷かったので、歩き方を勉強して改めてみることにした。
ポイントは以下の通り
①前傾は仕方がないと考えて、深くならないよう気をつける。
(壁に顔があたっていると思って、真下をなるべく見ないように意識する)
②膝の曲げ伸ばしを必ずセットで行うように気にする。
(一本立ちすると膝が伸びることになるので、膝を曲げたら、その後必ず伸ばす)
③上りの呪文は「上げた足で立つ」(前足一本で一度立ってみる)
④下りの呪文は「残った足で立つ」(後足でギリギリまで立ち続ける)
⑤段差を越える時は、後足の引き上げを意識する。


ここから一旦ステッキは使わずに、両手を前腿にあてて手足の動きを連動するようにしてみた。

気温が高いのか、歩き出して直ぐにある水道局の施設前で汗を感じたのでアウターを脱いだ。

(03)観音茶屋

08:21、観音茶屋を通過。
 

今回は、偶然写真に写っていた休憩中の青色ウェアのご婦人と大体歩くペースが同じでした。

(04)雑事場
08:40、雑事場を通過する。

なんだか今日は猛烈に疲労感を感じると思ったら、ステッキを使っていなかったからと判明。
和式風の歩き方では最後まで持たないと判断して普通の歩き方に変更。
もう私はステッキがないと歩けないです。

でもまだ一本で良い、2本ポールを使いだしたら最後だと思っている。(変なこだわり)

(05)見晴茶屋

08:42、見晴茶屋を通過。ここでは江の島を撮影する。


(06)一本松
見晴茶屋の裏から大倉尾根の本番が始まります。

何度も見ているけど、見晴茶屋の裏は緊張する。
この急坂の上り具合で今日の調子が分かるような気がするから。

上りの呪文を唱えながら、上げた足には力を入れず、後足の引き上げを意識する。
(ん?、なんか感じが違うね、確かに)
急坂を上り短い木道が見えたところで、筋肉の疲労感が薄く感じる。
(歩き方で変わるもんなんだ)


09:04、一本松を通過。
疲労感は改善しているけど、全然早くないのに焦る。
(なんか今日は遅くないか?)
楽に早くなることを期待したのだが、ちょっと心配になる。


駒止茶屋目前の長い階段も上りの呪文を確認しながら一歩一歩伸び上がりながら上る。
(階段は一本立ちすると楽だね)

(07)駒止茶屋

09:23、駒止茶屋を通過。歩き出してから01:33経過です。
今日は駒止茶屋が静かです。通常通り。


(08)堀山の家

09:45、堀山の家を通過。
ここは尾根全体の2/3になります。歩き出してからの経過時間は01:55です。
ここを過ぎて岩場を上がった所から始まる長い上り階段が、猛烈にキツイ。


(09)茅場ノ平(天神尾根分岐)

10:11、茅場ノ平で少し休憩。
このあとハイカーの心を打ち砕く、歩き難い階段→岩場→長い階段の連続が続くので一息入れます。


(10)花立山荘

10:42、花立山荘に到着。
今日は上りで太ももの筋肉疲労を強く感じる。
花立山荘直前の長い階段は時間をかけて上るしかなかった。
なので、山荘前の座れる場所を探した。とても休まずに歩き続けられなかった。
(おかしいな、楽に上がれるはずなんだが...、前回よりキツイ)

写真を撮りながら前回との感覚の違いを比べていた。

10:48、苦手な花立山荘以降の始まりだ。
距離は短いのに花立山荘から花立(or花立ノ頭)までがとても長く感じるので苦手意識がある。

(11)花立(花立ノ頭)

11:00、花立を通過する。

今日は晴れているので良い景色が見られた。
花立に上がると、初めて蛭ヶ岳を拝むことが出来るので、いつも楽しみにしている。
振り返ると見える小田原と相模湾の景色ももちろん素晴らしい。


(12)金冷シ

11:07、金冷シを通過。
塔ノ岳はあと少しです。
ここから一山越えてその先に塔ノ岳の山頂はある。

(あれ?なんか足が重くないぞ)
いつもなら花立山荘までで足を使い切り、残りは気力で上がってしまうのですが、今日はいつものような疲れ切った疲労感は感じない。
(歩き方を変えたことの効果かな)


(13)塔ノ岳IN

11:28、塔ノ岳に到着です。
本日の大倉尾根上りの時間は03:38でした。
前回の2/18が03:21なので17分遅くなりましたけど疲労感が違います。まだ歩ける感じです。

(14)昼食
山頂は、晴れて日差しは感じるものの気温はそれほど高く感じない。
止まっていると寒いと感じるので、アウターを着て昼食です。

本日の昼食は、カップラーメンとコンビニのパン、足りないと感じたら朝のおにぎり。

ハイカーが多くて良さそうな場所を見つけるのに長々と歩き回った。
良いところはなかったので、風の影響が少ない場所に決めた。
景色はこの際どうでも良いのだし。

塔ノ岳山行では象印のポットでカップラーメンを定番にしよう。
お湯が500mlなのでラーメンに使うとコーヒーまではギリギリ。
お湯を少な目にすれば可能かもしれない。

少量ならコーヒーも飲めるかな。

(15)久しぶりの丹沢眺望
食事を終えたら、下る前に塔ノ岳山頂からの眺望を撮影する。

↑一番右端が丹沢山で左に崩落跡がハッキリ見える不動ノ峰、その左に棚沢ノ頭、その左奥が蛭ヶ岳、その左の雲の下手前が臼ヶ岳で奥が大室山

↑不動ノ峰と蛭ヶ岳

↑蛭ヶ岳のアップ

↑右端が蛭ヶ岳、中央に檜洞丸、その右奥に大室山、左手前に三角の同角ノ頭

↑左が同角ノ頭、右に檜洞丸、その右奥に大室山

↑雲がなければ中央に富士山が見える、左奥に愛鷹山のシルエット

↑手前が鍋割山稜で奥に愛鷹山

↑秦野・小田原方面

↑こちらが平塚・茅ケ崎方面

↑微かに江の島

↑大山と手前に表尾根

↑宮ケ瀬湖から相模原方面

(16)塔ノ岳OUT

12:18、塔ノ岳山頂を後にする。
足の調子が良いのでどこまで痛まずに行けるか楽しみである。

(17)大倉尾根を下る
下り階段で、下りの呪文を確認する。
「残った足で立つ」

出す足は伸ばす。この時前傾は仕方ないし、軸足の膝が少し曲がるものの、不必要に前のめりにならないようお尻でバランスを取り、後足でギリギリまで堪える。
(なんか、良い感じに下りていく)

前回は、下り出したらすぐに段差があると着地の衝撃で膝が痛んだのだが、今日は全然痛くない。

◆金冷シ

12:30、金冷シ通過。
 
◆花立山荘

↑花立から

12:42、花立山荘を通過。下りはここで休憩を必要としない。

◆茅場ノ平

13:01、茅場ノ平で休憩する。やはりどこかで休憩は必要と思うが、ここがいつも空いている。
13:07、下りの後半戦を開始する。あとは大倉BSまで休憩しない。

◆堀山の家

13:21、堀山の家を通過。

堀山の家と駒止茶屋の間の道は、気温が上がると溶けた雪の影響で泥だらけになるので急がず慎重に通過する。

◆駒止茶屋

13:37、駒止茶屋を通過。

茶屋過ぎの長い階段を下りるのいつもの問題なのだが、今日は全く問題ない。
滑って転ばないよう急がずに下りの呪文通りに下りていく。
 
◆一本松

13:58、一本松を通過。
このあとの長い階段を下れば、ほぼ難題はなくなる。

最後の急下りでは、さすがに膝に違和感が出てきたが、前回のようなハッキリとした痛みには感じなかった。
そろりそろりと急がずに下りたけれど、歩き方で随分違いが出るものだと感心しながら歩いていた。
 
◆見晴茶屋~大倉尾根登山口

13:58、見晴茶屋を通過する。
ここからは急な道はないのでのんびり歩こうと思ったのだが、元気なハイカーからの圧を後に感じることが多くて、つい頑張ってしまう。

 

◆観音茶屋

 
◆大倉尾根登山口に到着

14:24、大倉登山口に到着。
普通に戻って来た。
前回は手前のコンクリート道から膝は痛いし、ふくらはぎもパンパンで登山口に着いた時はヘトヘトだったんだけど、今日はそんなに疲労感を感じない。
歩き方を変えた効果は大きいと実感した。

◆大倉BS

14:30、大倉バス停前が山行のゴールです。
バス待ちのハイカーの行列が長い。
トイレを済ませ、泥だらけになった山靴をブラシで水洗いする。
吊橋の方へ歩き出し車へ戻る。


(16)帰り道

14:45、駐車場に帰ってきた。
上着は全部着替えて、靴を履き替える。
 

14:54、帰り道を開始する。
戸川公園を水無川沿いに下りK705に出たら菩提交差点を目指して走る。
途中のコンビニでちょっとアイス休憩を取り、家内へ山を下りたとショートメールする。
再び走り出して、宮上に差し掛かるとR246の車が停止しているのが見えた。
今日は迂回することを決めてそのままR246下を通過して河原町を目指す。
いつもの迂回ルートを走り新用田辻でK22長後街道に合流。
藤沢の高倉で渋滞しているのが分かったので、奥の手を発動。
右折レーンでコナカまで走り、コナカの裏側を回り込んでR467に合流後、右折レーンでK22に進入成功。
信号1回分遅れたけど、もう少し早く判断してたら相当(渋滞する車を)抜けたように思う。
やってみたら良い方法だと分かった。

いつもは、このまま帰宅するのだが、今日は寄り道する。
まだ16時30分頃なので、日没に間に合う。
いずみ野の夕日の丘に寄り道する。
なんと16:43に到着してしまった。メモを見たら今日の日没は17:39で早過ぎる。
(あと1時間もある、そうが今日の酒を買いに行こう)
買物を済ませ、再び戻って来たのは17:15、間に合いました。

17:48、無事に帰宅した。

■感想
 本日の感想は?
満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)、満足( ̄ー ̄)
満足3つです。

タイムは前回に及びませんでしたが、疲れ具合が全然違いました。
前回は久しぶりの運動だったせいか、翌日から足が猛烈に痛かった。
私の場合2日後くらいが一番痛む。痛みが引くのに数日掛かった。
今回は太ももは少し違和感を感じるものの痛みを感じるほどではなく、前回困ったふくらはぎの痛みが全くなかった。
痛みを感じたのは当日の夜に足首の前側が痛み、翌日には腰の後ろ側の筋肉痛を感じた程度だった。
どちらも痛みが長くは続かなかった。

総じて、今回の山の歩き方が良くなったからだと私は判断している。
まだ慣れていないので、早さはないけれど、楽に歩けるのは朗報だ。
今後も継続しようと思う。
下りは、下りの呪文で十分だ。
上りを改善していこう。

ではでは(⌒O⌒)






●ステッキ
山の用語は殆どが外来語なのでカタカナで使われる。
ポール(Pole)の日本語は“棒”です。
山歩きで使うのはトレッキングポールと言って英語では複数形の
「trekking poles」となります。大抵は両手で2本使いとなりますからね。
英語はちゃんと表している。
山YouTuberのリョージさんは「杖」と言ってましたが、本当は違います。
「杖」は一本で使うものなので、Stickとか「ステッキ」が「杖」です。

なんか、こういうちゃんとした意味を全く勘違いして広まっているんだよね日本と言う国は。
山歩きの補助用として2本使いする棒は「トレッキングポール」と言うくせに、スキーで使う時は「ストック」という。
形状とか長さ調整とか微妙に違うけど、用途は一緒じゃないの。
ちなみに「ストック」はドイツ語なのでドイツでは同じ意味になる。
山用語はドイツ語起源が多い日本だけど、英米語が主流なのもあるのが日本の不思議なところ。

英語とドイツ語と仏語を全部カタカナにして混ぜた後、響きの良いものを都合よく使っている。本当に変な国だと思います。
「アタックザック」って言う用語があるけど、アタック=英語、ザック=ドイツ語、アタック・ザック=日本語だからね、海外で通じないよ。

グローバリズムが叫ばれたころ、英語の翻訳が面倒なので公用語を英語にすべきだと主張したバカがいる。
言葉と言うのは民族の独自性を表していて、独自の解釈がないというのは下に見られることが分かってない。
最近の日本人は英語を全部カタカナにして曖昧に分かったつもりで使っている。
馬鹿になっていることを理解出来ないでいる。

歩き方の調査をしていたら、人間の筋肉や骨の名前が出てくるんだけれど、全てに漢字の言葉が付けられている。
これは江戸期に解剖学を独自に研究した杉田玄白さんと言う偉人がいたからでしょう。
東洋医学にもあったのなら私のミスですが、昔の人は全て吸収して日本独自の言葉を産むことで発展してきたんだけどね。
なんか現在の日本を見てると将来がないような気がして仕方がないよ。
最近、ゴジラやJPOPが流行ったりするのを見ると、日本語のままでも通用するじゃない。

 

字幕や英語じゃないとヒットしないというのは、外人がバカだからだよ(特に米国人が字幕に耐えられない)
なんで優秀な日本人がバカな英米人に合わせないといけないの?って思わない?英語がそんなに良い言語なの?
英語もフランス語もを長く聴いてると気持ち悪いと思うけど、それは私が正しい発音を分かってないからなのかな。


(⌒_⌒)v