12月22日、全国高校駅伝大会から都道府県番号を考える | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

今週末の日曜日(12月26日)に京都(都大路)で、2021年全国高等学校駅伝競走大会が開催されます。

男子は第72回、女子は第33回です。
男子は7区間の42.195kmでマラソンコース長と同じ距離。
女子は5区間の21.09kmとマラソンの半分の距離。
を走ります。
正直、私は自分で走るのは嫌いで、見る方です。
女子はあんまり関心がなくて、もっぱら男子の優勝争いに興味があります。
なので、以降は男子の大会について少し書きます。本題は違う事なんですけどね。

■区間と距離
・1区:距離10km:区間最高記録27'48" ジュリアス ギタヒ(仙台育英:宮城) 46回 (1995年)
レースの始まりにして区間最長の10kmで全コースのほぼ4分の1を走る。各校のエースが走る区間であり、「花の1区」というニックネームで呼ばれる。
以前は、アフリカからの留学生も走ることが出来きて、彼らの次元の違う走りで日本人選手に対して圧倒的な差がついてしまう事が続いて問題になった。最近は、ルール変更なのか、申し合わせなのかは分からないが留学生の走行が禁止され、日本人だけの競争になっている。なお、女子も同様で1区の最長区間に留学生を走らせられなくなっている。
 
※10kmだと分かりにくいので10000mと言い換えると
日本記録は、昨年12月に東京五輪代表選考を兼ねた日本選手権大会で相澤晃(旭化成)さんが、記録した27分18秒75です。
東京五輪参加標準記録が27分28秒00。
ですので、ギタヒ選手の記録は、ほぼ今後破られることはないと思われます。
昨年の大会に出た駒澤大学の田澤廉さんの記録が27.46.09ですので、大学生のスター選手並みの走力がないと更新できないのです。

・2区:距離3km、区間最高記録7'55" 佐藤清治(佐久長聖:長野) 49回 (1998年)
距離が短く、下り坂でスピードが出る。差が付きにくい区間。

・3区:距離8.1075km、区間最高記録22'39" コスマス ムワンギ(世羅:広島)71回 (2020年)
コース折り返し地点がリレーポイントになっている前半で重要な区間。
コースに上り・下りがあり終盤6km過ぎでは跨線橋(こせんきょう)を通過する。
留学生が走ることが多い。
 
・4区:距離8.0875km、区間最高記録22'32 ビタン カロキ(世羅:広島)59回 (2008年) 、ジョン ムワニキ(世羅:広島)69回 (2018年)
3区を逆に走る区間。全体としては下り。

・5区:距離3km、区間最高記録8'22" 浅井利雄(小出:新潟)23回 (1972年)
往路の2区を逆に上るコース。

・6区:距離5km、区間最高記録14'06" ムチリ ディラング(仙台育英:宮城)70回(2019年)
往路1区の後半5kmを逆に走る。カーブや、上り下りがありテクニカルで順位変動が起きやすい区間。

・7区:距離5km、区間最高記録13'58" 森口祐介(西脇工:兵庫)49回 (1998年) 、山田修人(倉敷:岡山)71回(2020年)
最終(アンカー)区間で、往路1区の前半を逆に走る。西京極陸上競技場へ戻って1周半走ってゴール。

■2020年の結果
優勝:世羅(広島)
準優勝:仙台育英(宮城)
3位:洛南(京都)
4位:倉敷(岡山)
5位:佐久長聖(長野)

3区の2年生だったコスマス ムワンギ選手の力で1位を奪取して逃げ切り優勝。
立役者が今年も健在。

■2021年の予想
今年の本命は洛南高校(京都)で、対抗が仙台育英(宮城)と世羅(広島)で昨年と変わらずです。
3校が頭一つ抜けている感じです。
ダークホースも有力校が多数ありまして、
佐久長聖(長野)、倉敷(岡山)、九州学院(熊本)、大分東明(大分)などは侮れない存在です。

■個人的な期待と予想
個人的には、ふるさとの学法石川(福島)に注目しているのですが、この高校は期待を裏切るのが常なので正直あんまり期待していない。
登録メンバーの5000m平均記録ランキングでは、仙台育英と同タイムでトップクラスなんですが、トラックは早いが、ロードがあんまり強くない。
昨年は今年と同様に、トラック記録が良くて期待されたのに1区山口が大ブレーキでビり争いを演じ、早々と画面から消えた。
足に故障を抱え完治しないまま走った為と見られている。それなら他の選手に変えろよ、と思ってしまう。
体が万全でなければ意地も通用しないと思うけどね。
たぶん3年になってリベンジするため、また1区山口になると思うけど、心配だなぁ。
全国のレベルアップは半端ないし、トップ校の層の厚さはすごい。
1区山口で全てが決まる。うまくいって入賞争い、去年の二の舞ならビり争いかな。
学法石川は駅伝に全てを賭ける学校ではないみたいに思える。
トラックでの個人能力アップのご褒美が駅伝のように感じる。
大学や企業に入って成功する選手が目立つので、育成と考えれば高校の一つの大会の結果は重要ではないのかもね。
箱根駅伝などで活躍する姿を見られるだけでも凄いんでしょうね。
 
※高校5000m平均記録ランキング
1位:仙台育英(14'01")
1位:学法石川(14'01")
3位:洛南高校(14'04")
4位:世羅高校(14'05")
5位:佐久長聖(14'06")


■2021年の出場校(★優勝候補)
番号,都道府県:代表校
 1,北海道:札幌山の手
 2,青森:青森山田
 3,岩手:一関学院
 4,宮城:仙台育英(★)
 5,秋田:秋田工
 6,山形:東海大山形
 7,福島:学法石川
 8,茨城:水城
 9,栃木:那須拓陽
10,群馬:東農大二
11,埼玉:埼玉栄
12,千葉:八千代松陰
13,東京:国学院久我山
14,神奈川:東海大相模
15,山梨:山梨学院
16,新潟:中越
17,長野:佐久長聖(★)
18,富山:高岡向陵
19,石川:遊学館
20,福井:敦賀気比
21,静岡:浜松日体
22,愛知:豊川
23,三重:伊賀白鳳
24,岐阜:中京
25,滋賀:滋賀学園
26,京都:洛南(★)
27,大阪:清風
28,兵庫:西脇工
29,奈良:智辯学園奈良カレッジ
30,和歌山:田辺工
31,鳥取:米子松蔭
32,島根:平田
33,岡山:倉敷
34,広島:世羅(★)
35,山口:西京
36,香川:小豆島中央
37,徳島:つるぎ
38,愛媛:今治北
39,高知:高知農
40,福岡:自由ケ丘
41,佐賀:鳥栖工
42,長崎:松浦
43,大分:大分東明(★)
44,熊本:九州学院(★)

45,宮崎:宮崎日大
46,鹿児島:出水中央
47,沖縄:北山



■本題:都道府県番号
47都道府県には、それぞれ決まった番号が割当てられている。
↑に挙げた、高校駅伝のゼッケン番号などでおなじみですね。
ちなみに福島は7、神奈川は14です。
どうやって、この番号が決まったのか不思議ですね。

■8地方区分
8地方区分とは、日本の地域の分類のうち広く用いられている地方区分の一つである。
北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州沖縄の8つの地方で分類される。

区分:都道府県
①北海道:北海道
②東北:青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県
③関東:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
④中部:新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
⑤近畿:三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
⑥中国:鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
⑦四国:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
⑧九州沖縄:福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県


■11予報区分(気象庁)
気象庁による、地方季節予報で用いられる11の予報区分である。
新潟県は「北陸」に、三重県は「東海」に、山口県は「九州北部」に含まれる。

区分:都道府県
①北海道:北海道
②東北:青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県
③関東甲信:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県
④北陸:新潟県、富山県、石川県、福井県
⑤東海:岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
⑥近畿:滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
⑦中国:鳥取県、島根県、岡山県、広島県
⑧四国:徳島県、香川県、愛媛県、高知県
⑨九州北部:山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県
⑩九州南部・奄美:宮崎県、鹿児島県
⑪沖縄:沖縄県


↓以上のことを踏まえて地図に番号を追加した地図を以下に示す。
赤数字が都道府県番号、青線が8地方区分の境界、緑線が11予報区分の境界線である。


北海道、東北、関東、中国、四国、近畿はほぼ変化しない。
中部、九州は細分化される。
気象は地形に影響されるため、アルプスがある中部地方が分割されるのは理解できるが、九州も分かれるのには知らなかった。
中部地方は寄り合い所帯のようだ。
中部と言わず北陸と東海に言い分けるのは何となく理解できるが、はみ出した新潟、長野、山梨の扱いが分かりにくい。
都道府県番号は八地方区分で区別されていると思う。

番号の並びを見ると、南北を優先して東西の順に割り振られた感じがする。
地域の結びつきと地形を考慮して地方の北東の県からスタートしている。
南北に伸びていれば北から南に行って、東から西に移動する。
東北は奥羽山脈で分かれる、中部は北・中央アルプスで東西に分かれる。
そう考えると、中部地方の端の県の割り振りが不自然に思えるのだ。
山梨県と三重県は中部・近畿地方の仲間外れなのか?

TVの天気予報などでは普通に「関東甲信越」と言って関東以外の山梨、長野、新潟の天気も表示する。
関東の最後は神奈川の14、中部の先頭は地方の北東からなら新潟県のはず、山梨県の15がなんか変な感じ
(言葉は悪いが関東のオマケって感じ)

中部地方の先頭は新潟県、その後北陸に続いてアルプスを越えて東海に来て静岡県から西に番号が続く。
すると、近畿の始まる前に三重県に番号が振られる。
中部の終わりが、愛知県22→岐阜県23で近畿の始まりが滋賀県→三重県又は逆の三重県からなら分かるのだがね。
三重県は近畿地方と思われてないという事なのかな。
中部地方だけが天気予報のまとまりでバラバラになってしまう。
 

■中部・東海の番号はこうなんじゃないの

北・中央・南アルプスの東西で分けられるべきだと思う。

関東の最後が神奈川の14なので、

アルプスの東側の北から、

新潟=15、長野=16、山梨=17、静岡=18、

アルプスの西側に移り、

富山=19、石川=20、福井=21、岐阜=22、愛知=23、

この後近畿に移り、

滋賀=24、三重=25、(ここは逆でもいい)

 

となればスッキリすると思うんだけどね。

そうなってないのは、番号を割り当てた人の恣意的な感情から

おかしな割り当てになったんだと思う。

 


普段見慣れた番号がどうしてそうなったか考えると面白いなと言う話でした。

ではでは(⌒_⌒)v












●年末年始は駅伝
12月の中旬が一年で一番日照時間が短い、寒いし落ち着かないので山にはしばらく行かない。陽が伸びるまで待つ。

年末年始は駅伝のTV観戦で過ごす。

今週末は高校生の駅伝。
来週末は年越しで、ニューイヤー駅伝(正直この中継見ないかも)
1月2,3日が箱根駅伝です。

今回は青山学院大学と駒澤大学の一騎打ちのような気がする。
早稲田大学も強そう。他に対抗できる大学は出るのだろうか?楽しみだ。

青山学院は、選手層が厚すぎて2チームが作れそうな部員が溢れている。
贅沢な悩みだが、登録メンバーに選ばれるのも大変だ。
原監督は世羅校出身なんで西日本の高校と縁が強い。
ここの3年生に横田君と言う学法石川出身の選手がいるのだけれど、箱根に出られるかどうか微妙だ。
昨年はメンバー登録されたものの当日変更で走れなかった。
タイム的に早いわけではないので復路の8,9,10区あたりが良いと思うけど、それ以外に登録されたら、今年も当日変更のだしに使われるだろう。
横田君はどうして青山学院なんかに進んだんだ、他の大学だったら間違いなく選手として走れたのにな。
今年も走れないとなると来年も箱根はダメだろうね、出雲や全日本に出してもらって卒業したんじゃ哀しいな。
横田君の扱いで、原晋への憎しみが倍増しかねない。青山学院なんぞ絶対に応援しないけど横田君は応援する。
世羅は嫌いだけど、中央大学の中野君は応援する、5区を走りそうだ。中央大学は吉居君が有名ですが、皆で中野君を応援しましょうね。

d(^0^)b

 

 

 

 


 

※12/26追記

TV見ました。世羅の1区森下君で全て決まってしまいました。

とどめは4区の子でしたけどね。
世羅が好きではない理由は、ただ一つ、アフリカからの留学生で勝つところです。

だから、オール日本人の洛南に期待したのです。

洛南と世羅の対決は4区でした。

仙台育英も倉敷も大分東明も留学生頼みなところが気に入らない。

とはいえ、石川の遊学館も青森山田も留学生がいるけれど、全く問題外だから留学生が走ることがハンデかというとそうでもない。

倉敷などは最終の7区で抜かれまくった。

留学生を戦力化するのも監督の力量だろう。

世羅の連覇は留学生だけの力ではない。

良く出来ましたと褒められて良い。

(だけど、留学生が抜ける来年はどうかな。留学生なしの世羅女子は30番台だったからね、留学生がいなければ入賞も怪しいぞ)

私は留学生に頼らない秋田工業、学法石川、佐久長聖、八千代松陰、西脇工業を応援してしまう。

 

学法石川は1区が鬼門なのでハラハラして見た。

山口君は顔も体も昨年とは別人だったけど、やっぱり10kmはもたなかった。でも先頭集団の最後にしがみついたので上出来でしょう。

最終的に競技場で7位を西脇工業と争ううまでに成長したことがうれしい。西脇工業と言えば名門である。

1位:世羅、2位:洛南、3位:仙台育英、4位:大分東明、5位:佐久長聖、6位:倉敷、7位:西脇工業、8位:学法石川

ですから入賞でも立派ですよ。

本当によくやった学法石川。

 

洛南の佐藤圭太君は駒澤大学に進学決定。

大八木監督の下で大学駅伝デビューするのですね。

学法石川の山口君は早稲田大学を希望しているようですが入れるのかね。

個人的には、4区を走った藤宮君には東洋大学に進んで欲しい。

 

来年の箱根駅伝にエントリーした選手の出身校でNo.1なのが学法石川(11人)らしいので、なるべく多くの選手が関東の大学に入れることを願います。(佐久長聖が2位で9人)

多くの選手が長く選手生活を続けることは、地元へのフィードバックを考えると有意義なことだと思うのです。

 

ちなみに、あの柏原選手を見出した東洋大学のスカウトだった佐藤さん(監督代行)は秋田出身で秋田工業の指導もしているそうです。

今年の秋田工業は早かったですよ。

やっぱり駅伝は指導者によるんですよね。


都道府県番号については、NHKでは山梨県が”関東”グループに入っていた。いつのまに関東になったんだろうか?

 

「北信越」って言うのも分かりにくいよね。

北陸+信州+越後、なんで富山と石川と福井はまとめられちゃうの?

新潟と長野が個別に扱われるのは何故だ?

山梨はなんでないんだ。

やっぱり”山梨”って中途半端な県だね。

 

v(^o^)