12月04日、滝子山に登る(番外編:登山コース) | Cycling Wonder

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滝子山を調べていくと、この山のバリエーションの豊富さに驚く。
YAMAPとヤマレコの今年の山行記録を見返してみて面白いコースが沢山あったので紹介する。

■滝子山の登山ルート
大月市観光協会のHPで滝子山について見てみたら、桧平(ひのきでえろ)から南に伸びる尾根にも登山ルートがあると紹介していた。
ここでは「南方尾根」と呼んでいた。
↓HPにあった観光ガイドPDFのマップの滝子山周辺を拡大


↓こちらが観光ガイドの全体


滝子山三角点峰から男坂と女坂に分かれて下り、合流するところが桧平(ひのきだいら/ひのきでえろ)
※丹波山では”平”を「でえろ・でいろ」と発音するので「ひのきでえろ」が正統だと思うが、現代では「ひのきだいら」と呼んでしまう。周辺の”平”は「でえろ」読みだけどね。
・殿平:でんでいろ/でんでえろ
・中平:なかでいろ/なかでえろ


南東の尾根を下ると初狩駅方面で、西側に分かれる尾根が「南方尾根」。(中間尾根と呼ぶ人もいる)
南方尾根は林道に突き当たるが、この林道を西へ進めば、寂ショウ尾根の途中で交差するポイントに出る。
さらに林道を進めば、すみ沢ルートへ続く別の林道分岐に出る。
林道で登山ルートと連絡できるので、周回コースを考えるのに役立つ。

ガイドマップにバリエーションルート(VR)を追加した図を下に示す。

↑VR(青色点線)込みの滝子山登山ルート(東稜もあるようだ)
↓本編で使った地図では緑色の尾根が「南方尾根」


ちなみに「南方尾根」から合流した林道を南に下るとR20に出る。
ラーメン屋銀次の看板が近くにある辺りですので、JRの駅には遠くなり不便です(笹子-初狩間の中間)


↑なおGoogleマップの画像は古いので、案内板や道標は確認できません。中央本線をくぐる高架下は確認出来る。

■一般的なコース
最も多く歩かれているコースが、山行レポートでもふれた、JR笹子駅→桜公園→道証地蔵→すみ沢→滝子山で上り、滝子山→三角点峰→檜平→藤沢口→JR初狩駅で下るというコース。
(1)JR笹子駅→滝子山→JR初狩駅

上の記事と下の記事は本が違いますが、↓の記事は間違いがあります。

(C)分岐の部分なんですが、テキストの説明内容は「難路」で、地図では「迂回ルート」を歩いたことになっている。

迂回ルートからモチガ滝やなめ滝は見えないのではないだろうか?

↑この地図には南方尾根が記されていた

 

今回歩いた南稜(寂ショウ尾根)も人気が高く多くのハイカーが歩いている。
この3つのルートの組み合わせを変えて歩くコースも参考記録としてよく見かけます。

(2)寂ショウ尾根で上り、すみ沢ルートを下る周回コース


■珍しい山行ルートの例

(3)寂ショウ尾根で上がり、初狩駅に下る。

(4)寂ショウ尾根で上がり、南方尾根で下り、林道で戻る周回コース


南方尾根を下る場合は、1250mくらいから道を外しやすいようだ。

要注意です。

(5)寂ショウ尾根で上がり、浜立山南西尾根で下り、林道で戻る周回コース

(6)すみ沢を上り、南方尾根を下って大鹿林道に出て戻る周回コース

(7)南方尾根で上り、浜立山南西尾根で下り、林道で戻る周回コース


■中(上)級者向けの滝子山東稜を歩くコース
(8)JR初狩駅Start/Goalの東稜周回コース

JR初狩駅→藤沢集落→百反刈山→殿平(でんでえろ)→中平(なかでえろ)→鞍吾山→御正人のタル→滝子山
下りは桧平を経由してJR初狩駅に向かう。

(9)JR初狩駅→滝子山東稜→浜立山南西尾根→JR笹子駅

(8)と同じルートで上り、浜立山南西尾根で下り、JR笹子駅に向かう


■大菩薩(小金沢)連嶺の途中で歩くコース
(10)小金沢連嶺縦走

小金沢連嶺の縦走は、私のスピードでは日帰りは難しい。

湯の沢峠か白谷ノ丸(白谷小丸)でテン泊する、1泊2日コースで歩いてみたい。

湯の沢峠には避難小屋があり、小屋前にテント張れるみたい。

水なし、ふきっ晒しだが白谷ノ丸でテント張れるのは驚きです。
風がなかったら最高じゃないだろうか。

1泊するなら大菩薩嶺から滝子山に歩いてみたいな。

(11)黒岳からセーメーバンを経由して大月に下りるコース

(12)滝子山から小菅の湯へ歩く縦走


ちなみに来年は大菩薩連嶺の縦走をどこかの季節でやってみたい。
湯の沢峠と白谷ノ丸で避難小屋又はテント泊で一泊できるのが分かったので、無理に日帰り縦走は狙わない。
脚力がないので私には日帰り縦走は無理だよ。


■2023年の追記:滝子山リピーターへのお薦め
滝子山へ登った山行レポートは「├県外(中央本線,道志)」に載せてありますので良かったら見てください。

 

高度計を持っているなら、「浜立尾根南稜」を歩くコースがお薦めです。

公認ルートではないので、滝子山のリピーターでいつもと違う道を歩きたいという方にお勧めです。初心者はお止めください。

詳細は以下の2つの記事を参考に。
※上りは2022年5月
「05月04日、2回目の滝子山(2/3)(浜立尾根南稜を上る)」

※下りは2023年4月
「04月16日、滝子山(寂ショウ尾根を上り、浜立尾根南稜を下る)(3/3)」

林道に接する尾根の上りと下りは分かりにくいので臨機応変に対応する必要アリですが、尾根に上がってしまえば、その後は歩き易い道です。1060m付近の尾根移りだけ注意すれば良くなりますので高度計があれば迷うことはないと思います。

尾根の下り方向に目印があるので、下りに使う方が多いようです。

ヤマレコ、YAMAPへのレポートはなかなか見つかりませんが、知っていれば楽しいルートですよ。

道証地蔵ルートを歩くことはなくなるでしょう。



ガイド本には、決まったコースばかり取り上げられるけど、沢山のルートがあり色んな楽しみ方が可能です。
滝子山恐るべしです。
┐(´ー`)┌


■追記:滝子山の尾根情報(2024/06)
↓こんな地図を作ってたので載せますね。

↑赤字が登山道で青字がVRです。

 

荷物が軽ければ、上りは寂ショウ尾根で下りは、浜立尾根南稜。

荷物が重い場合は、上り下りとも浜立尾根南稜をお勧めする。

マイカーで行くので、すみ沢ルートや初狩駅行ルートは遠回りすぎて歩きませんね。

●マニアックな山行情報ならYAMAPよりヤマレコが役に立つ。
基本コース以外の情報は、ほとんどがヤマレコの山行記録からです。
正直、YAMAPに投稿されたレポートで、考えさせられるようなものはなかった。
簡単で見やすいので、YAMAPから見てしまいますけどね。
貴重な情報を得るならヤマレコですね。さすがです。


(⌒_⌒)v いぇ~い!